なぜ夏になるとウォーターパークは人を惹きつけるのか~猛暑時代に広がる「仮設ウォーターパーク」という新しい選択肢~
① はじめに
夏になると人は水を求める
毎年、夏休みになると全国各地でウォーターパークが開催されます。

私たちも全国で仮設ウォーターパークを設営していますが、ここ数年、様々な場所にお伺いしています。SNSでも多くの仮設ウォーターパークを見ることが増えました。
この背景には、「暑いから」という単純な理由だけではなく、日本の社会構造そのものが変化していることが関係しています。
② 日本の夏は昔とは違う
ここでは社会変化の大きな変化が関係していると思われます。

猛暑と安全性の懸念:近年の記録的な暑さで砂浜や海が暑すぎるほか、ゴミによる怪我の心配もあり、小さな子ども連れを中心にプールを選ぶ傾向が強まっています。
紫外線対策の浸透:かつての「日焼け=健康美」から意識が変化し、年齢や性別を問わず日焼けを嫌う人が増加したことで、日焼け止め市場が急拡大しています。
また、
猛暑日が当たり前になった
熱中症対策が企業にも義務化されている
少子化でレジャー施設の常設施設で投資に見合う収益を上げることが難しくなった
老朽化による修理費用が大きくかかる
こういったことも影響し、夏場の遊び場を取り巻く環境は大きく変化しています。
③ 家族の夏休みの休日も変わった
昔は
海
川
キャンプ
でした。
しかし現在は
遠出しない
日帰り
近場
買い物も一緒
半日だけ
というニーズが増えています。
ショッピングモールや住宅展示場で開催されるウォーターパークが人気なのも、この変化と一致しています。
④ 「常設」ではなく「仮設」が求められる時代
昔は
大きなプール施設
↓
現在は
必要な場所へ
必要な期間だけ
設置する。
例えば
商業施設
道の駅
公園
観光施設
自治体イベント
などです。
つまり
ウォーターパークが人を集めるのではなく、人が集まる場所へウォーターパークが出向く時代
になっています。
ここで自社事例を少し紹介します。

⑤ 仮設ウォーターパークだからできること
ここは商品紹介ではなく仮設ウォーターパークのメリットを紹介します。

①地域活性化
近年、海水浴場の近くなどにウォーターアスレチックを展開されるケースも増えてきました。また、地域の遊休地を活用して夏場のみウォーターパークを展開されるところも増えてきます。
多くの方に遊びに来ていただき、地域に集客するための大規模イベントとしてウォーターパークを展開されるケースが多くあります。
②夏休みイベントに最適
夏=水遊び というイメージを多くの方が持っています。しかも仮設で実施できるウォーターパークは集客できそうな場所に短期的にイベントを実施し、集客効果を最大化することができるため、多くのイベントで実施されています。
③来場時間の延長
観光施設では来場時間が長くなることでお客様の満足度と一人当たりの購買金額が比例して上がることも多くあります。そのため、ウォーターパークを仮設で実施することで施設自体を大きく盛り上げることに繋がります。
④回遊性向上
こちらも来場時間延長と関連しますが、ウォーターパークをイベントの中心に置くことで、ウォーターパークまでの導線設計を行うことで、施設全体へお客様を回遊してもらうことが出来ます。それにより、施設側としては施設の魅力を提案することもできます。
一つの事例がこちら。福岡県のABURAYAMA FUKUOKA様で実施されている「プール王国 IN ABURAYAMA FUKUOKA」

つまり
「遊具」
ではなく
地域の集客装置
として機能しています。
⑥ 実はウォーターパークは"体験価値"を売っている
ウォーターパークはウォータースライダー、プールでも、エア遊具などを複合的に提供しています。
「家族で過ごす夏の思い出」という体験そのものだと思っています。
例えば、ウォーターパークに遊びに来た子どもたちを見ていると、夢中になって何度も滑り台を滑り、全身びしょ濡れになりながら笑顔で走り回っています。
その姿を少し離れた場所から見守るお父さん、お母さん。スマートフォンで写真や動画を撮り、「もう一回行っておいで!」と声をかける姿がスタッフとして参加していると多く見かけ、とても嬉しい気持ちになります。
帰宅後には、その写真が家族の記録と記憶に残ります。
数年後、その写真を見返した子どもが「あの夏、楽しかったね」と笑いながら話すかもしれません。
マーケティングの世界では、「モノを売る時代から、コト(体験)を売る時代へ」と言われて久しくなりました。
夏のウォーターパークは、その考え方を象徴する存在だと思います。
子どもたちは水遊びを楽しみ、保護者は子どもの成長を感じ、家族全員で一つの思い出を共有する。
そこには、単なる「遊ぶ場所」以上の価値があります。
だからこそ、お客様は「また来たい」と思い、「来年も開催されるなら行こう」と考えるのです。
最近では、その体験価値はさらに広がっています。
写真映えする遊具、家族みんなで楽しめるレイアウト、安心して見守れる休憩スペースなど、「遊ぶ」だけではなく、「心地よく過ごせる」ことも重要な価値になっています。
⑦ これからのウォーターパーク
今後はさらに
猛暑
人手不足
地域イベント
インバウンド
防災
などと融合していくことが必要と思います。そのためにもアイデアを振り絞り、多くの遊具を弊社でも開発していこうと思います。

⑧ 最後に
仮設でウォーターアイテムを実施することで、様々な可能性が広がると思います。
弊社でも巨大なウォータースライダーやプールなどを提供しながら、思い出に残る夏の風景を、これからも全国へ届けていきたいと思います。
