【SS】時空の歪み #毎週ショートショートnote
3/19の週 お題 理科室まがった 410文字制約
僕は賢。今日は理科室で時間の実験があるらしい。時間って理科と関係あるんだと不思議に思ったのだが、今は時間を操る時代になっているので妙に納得しながら、僕は同級生で彼女の由貴と一緒にベルがなる前に理科室に向かった。
僕たちのクラスは男子12人、女子11人の23人で構成されている。不思議と身長体重がほとんど同じ男子と女子の集まりだった。理科の先生は女性で27歳。合計24人が理科室に集った。
「今日は時空を歪める実験をこの理科室で行います。男子の半分と女子6名は南の角に集って、残りは私と一緒に北の角に集まりましよう。これで質量のバランスがとれますから」
全く理解できないまま言われた通りに移動し、僕と由貴は北と南に別れてしまった。その後、先生が装置のスイッチを入れると部屋は奇妙に歪み北と南の間で捩れていった。
みんな口々に言った「理科室まがった」と。
先生が涼しい顔して微笑んで僕に言った。
「賢、由貴はもう二度と戻ってこれないわ」
了
410文字
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