通り雨の贈り物
今朝、9時過ぎに突然ものすごい強い通り雨に襲われた。強風と雷までおまけについて来た。窓の外は雨のカーテンで見通しが悪くなり、強風が窓にあたる音がすごい。そういえば、数日前に窓の清掃が終わったばかりとということを思い出し、透明で透き通るような窓からの景色はまた当分お預けになるのかと肩を落とした。
そんな憂鬱になるものすごい雨を見ながら、「そういえば」と思いついたことがあり、とりあえず妻に言って部屋を出た。
「ちょっと車に行ってくる」
我が家の車を停めているのは自走式の立体駐車場の中三階、だからものすごい雨でも濡れることはほとんどない。私は自分の愛車に乗り込んでエンジンを掛け、ハンドブレーキを下ろしてシフトレバーをDレンジに入れ、迷うことなく駐車場の出口とは逆の駐車場の屋上に向かって車を走らせた。
相変わらず、ものすごい豪雨になっている。屋上に駐車している車から運転していた人がおり、駆け出している。傘を使えるような状況ではないので全身濡れながらませー入り口を目指している。駐車場の屋上とマンションの2階の入り口は繋がっているのだが屋根はない。当然、びしょ濡れになりながらその人は消えていった。
五分ほど駐車場の屋上に車を停めていたが、「そろそろいいかな」と感じ、戻していたシフトレバーをDレンジに戻し、中三階の自分の駐車場に向かい、もとのようにバックで駐車した。これでいいと感じエンジンを止め車から降りた。そこには、全体がびしょ濡れになり水滴だらけになった愛車がいた。なんとなくスッキリして気持ちよさそうに見えた。
そう、最近の降ったり止んだりの雨で汚れていた車をきれいにしたかったのだ。トランクに入れてあるタオルで車についている水滴を拭き上げて雨の日の洗車終了となった。これでよし。今日は、お出かけはなしだ。
時折の通り雨がもたらしてくれる贈り物をありがたく頂戴した朝の一コマだった。部屋に戻り、一時間ほど経過し、雨は止み穏やかな曇り空に変わった。
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