【SS】夜の理科室 #毎週ショートショートnote
3/19の週 お題 理科室まがった 410文字制約
闇夜の校舎にほんのりと赤く光る玉が灯っている。光る玉は不規則に動き左から右に移動している。校庭から見ていても進んだり止まったり、上に行ったり下に行ったりしているのが見える。遠くから見ているだけで怖くなる。
その昔、この辺りは合戦の場となり、多くの人が亡くなった場所なのだと言われている。ちょうど理科室があるあたりが処刑場だったようだ。まさか、その時の魂の光なのだろうか。
午前二時ちょうど。校舎の右端に位置している理科室にも青白い光が灯った。一瞬だったが、大きな刀のような影が理科室の窓に写って見えたような気がした。そして、最初に見えていた光る玉が徐々に理科室に近づいてきた。
もうすぐ理科室に届くと思ったら、理科室まがったところで、光る玉は忽然と消滅した。光る玉は一つではない。一定の間隔で追いかけるように動いている。そして申し合わせたように、理科室に近づいては忽然と消えていた。
まるで、LEDチューブライトのように。うん?
了
410文字
以下の募集への参加です。
🌿【照葉の小説】ショートショート集 ← SSマガジンへのリンク
☆ ☆ ☆
いつも読んでいただきありがとうございます。
「てりは」のnoteへ初めての方は、こちらのホテルへもお越し下さい。
🌿サイトマップ-異次元ホテル照葉
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければチップによるご支援をお願いします。皆さんに提供できるものは「経験」と「創造」のみですが、小説やエッセイにしてあなたにお届けしたいと思っています。いただいたチップは創作活動費用として使わせていただきます。