【SS】宝くじ魔法学校 #毎週ショートショートnote
1/1-1/7 お題 宝くじ魔法学校 410文字
「エストワール、ナンーミ、レズーハ」生徒達は不思議な呪文を唱えた。
ここは、魔法を教える学校である。しかし、巷で知られている魔法学校ではない。生徒は全員が宝くじを買い、自分が購入した宝くじが当たりになるような魔法をかける。そして、自分以外の生徒がかけた魔法が無効になるような魔法もかける。
そして、そんな魔法のかけ合いを潜り抜けて百万円以上の当たりが出た宝くじを手にした生徒が、成績優秀者として表彰されることになる。残念ながら当選金額は学校が没収し教材費に当てられてしまう。
そんな試験の真っ只中で人とは違った呪文を唱えた一人の生徒がいた。
「エストワール、ナンーミ、レータア」これは全生徒があたりになる呪文だった。
宝くじの発表の日、全員が百万円の当選となり、みんな当たる魔法をかけた本人だけが三千万円あたった。まんまとトップの座を勝ち取ったのだ。
この学校の魔法は、蹴落とすより有利になる魔法の方が優先してしまう魔法だったのだ。
410文字
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