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【No.03】仕事のアサイン@こうならいいなサラリーマン劇場

 サラリーマンの世界で起きているかもしれないことをドラマ風に綴ってみたいとおもいます。内容は架空の話ですが、思い当たることがあれば要注意ですよ。それから、この劇場の結末は「こうならいいな」という内容で終わります。なので、現実界とは少し違うかもしれません😊

 それでは、幕を開けてみることにしましょう。


 今や、成果主義と称して裁量制度などが採用されているようです。実際の仕事はどのように変わっているのでしょうか? 社員の側に立った施策のようですが、全社員本当に満足しているのでしょうか?

天の声

 所属長から担当プロジェクトの割り振りが言い渡されている。そう、仕事のアサインだ。
「Aさんは、XプロジェクトのPMを担当してください。Bさんは、YプロジェクトのPOを担当してください。Cさんは、Zプロジェクトに開発担当で参加してください」
 Bさんが不満そうに訴えた。
「すいません。私はPOとしてのアサインのようですが、その仕事では裁量が活かせるとも思えないし、成果を認めてもらう事も他の人に比べると劣るのではないですか? 私は実施したことが認められるような仕事をしたいのです。担当を変更してもらえませんか」
 所属長は回答した。
「Bさんは、以前の仕事でPMを担当したでしょう、その時はAさんがPOでしたよね。今度はAさんが同じような規模のPMを担当する番だと思いませんか? 全ての仕事を平等に与えるのが私の仕事なのです」
 するとCさんもここぞとばかりに訴えた。
「私は開発することが好きなので定年までこのままのアサインをお願いします。PMとかやりたくありません」
「Cさん、会社はわがままを通すところではありませんよ。私が判断して仕事を回しますからそれに従ってください。今回はたまたま開発の仕事というだけです」


なんとなく釈然としないと感じましたか? 裁量制度の上に成り立っている成果主義であるはずが、所属長は個々人の能力ではなく仕事の役割を公平にアサインすることに気をつかっているようにも見えます。結果は同じですが違った説明の場合を見てみましょう。

天の声

 所属長は、部下の個別に保有するスキルレベルと今年の個人目標をみながら次の仕事のアサインを考えている。候補プロジェクトは以下の通り。
・Aさん 
 入社10年目、PMとしての実績もできている
 そろそろ数億円規模のプロジェクトに挑戦する段階にきている
 本人は会計領域のPM志望
・Bさん
 入社5年目、小規模のプロジェクトのPM経験はある
 本人はPM志望だが、まだ大規模プロジェクトでの経験がない
・Cさん
 入社3年目、やっとJAVA開発の基礎を学んだところ
 本人は技術志向が強く新しい環境での仕事を希望している

・Xプロジェクト
 大規模プロジェクトであり、会計領域の開発案件でPOとしてベテランPMが担当してくれる
・Yプロジェクト
 大規模プロジェクトであり、PMは他部門の中堅が担当しているがPOとして経験のあるPMの支援が必要
・Zプロジェクト
 かなり大規模なプロジェクトであり、開発者の相互補完も可能な規模の人数が入っている。言語はJAVAだが、初めてのお客さまのプロジェクトであり標準化と開発手法がしっかりて定義されているプロジェクトであり、PMは他部門のベテランが担当している

所属長はアサインを発表した。
「Xプロジェクトには、ベテランのPMがPOとして参加してくれます。PMはAさんに担当してもらいます。ベテランPMのPOと協力して大規模プロジェクトをリードすることに挑戦してください。計画通りの推進を期待しています。
YプロジェクトのPMはすでに決定していますが、まだそれほど経験があるPMではありませんので、BさんがPOとして参画し、プロジェクトを成功裡にサービスインできるようにPMを支援する仕事に挑戦して大規模プロジェクトの推進方法を学んでください。
Zプロジェクトは、開発要員が不足していますので、Cさんが開発要員として参画し、JAVAの知識を本番で活用しプロジェクトに貢献してください。
それから、皆さんにお願いします。プロジェクトに参加したら自分の目標を作って私と共有してください。目標は年度末までに達成する計画とプロジェクト終了までに達成する計画の2種類を作ってくださいね。成果と成長を確認して行きましょう」
 
 更に所属長は付け加えた。
「我が社は裁量主義を採用しています。でも、それはみんなが希望する仕事ができるということではありません。組織というのはいろんな仕事が連携して成り立っています。だからいろんな機会を社員のみんなに提供したいと会社側は考えています。そしてその提供された仕事の中で改善すべきことを発見した時は、みんなから提案をしてもらいたいのです。これも裁量の範疇だと考えています。適材適所、みなさんの力を存分に発揮できる分野を少しでも多く作っていく努力をしてください。決して現状に満足しないことは大切なことです」


 今回の言い方であれば、同じアサインをするにしても受け取り方は変わってきますよね。何を期待されているのかを理解して仕事を始めるのとそうで無いのとでは成長に著しく差が出ることでしょう。もちろん、他に空き要員がいないからアサインするということもあるでしょうが、そんな時ほど、所属長としては付加価値をつけてあげたいものですし、社員としても挑戦したいことを伝えられるといいですね。

天の声

 さて、普段何気なく実施されている仕事のアサインに関する違い。いかがでしたか? もちろん裁量主義に関わらず発生していると思いますが、「なぜ自分がこの仕事を」と思うこともあるかもしれません。そんな時は、一度所属長と話をしてみることも必要かもしれませんね。納得せずに我慢しながら実施することはあなたのためにも会社のためにもいいことではないでしょう。そんなことが躊躇することなく話ができる会社で働きたいものです。
 会社は人で成り立っています。だから、同調できる人や尊敬できる人が多くいる会社で働いてある程度経験を得たら、後輩に伝えていくという循環をつくりたいものです。

 あなたの勤めている会社はどうですか、一度振り返ってみてもいいかも。あなたが、経営者であっても社員であったとしても。



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#創作 #サラリーマン #サラリーマン劇場 #慣習

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