2月11日 干支供養の日 【SS】妖怪になるな
【今日は何の日】- 干支供養の日
干支の置物や雛人形、五月人形などを製造販売している会社が制定した日。一年間大切にされ厄を払ってくれた干支の置物に対しての感謝を表し、また再度土に戻ってもらおうということで制定された。日付の十一が合わせると土となることからこの日が選ばれた。
【SS】妖怪になるな
何気なく買って玄関などに飾っている干支の置物があなたの家にもありませんか。もしかすると何年も前に飾っていたけど行方不明になったり、物置にしまいっぱなしになっているものなどがありませんか。
もし、あなたがベッドに入った後、うめき声の様な声を聞いたりしたことが一度でもあれば、是非調べてみてください。飾られなくなった、干支の置物がどこかにしまいこまれていないかを。
干支の置物は、あなたの家に寄ってくる厄を一身に引き受けて守ってくれているのです。その干支の年の間は大切にされているとは思いますが、その飾られていた間に溜め込んだ厄を持ったまま置物を保管しているとしたら、とっても危険なのです。置物が何かの拍子でヒビが入ったり割れたりしてしまうと、せっかく溜め込んでいた厄がその置物から噴出してしまう恐れがあるのです。
世の中では不可解な事件や事故が数多く発生しています。ブレーキとアクセルを間違えて踏み込んでしまったために何人もの人が犠牲になったり、見知らぬ人からいきなり刺されて亡くなってしまったり、やってもいないことであらぬ疑いをかけられたり、昨日まで問題なかった仕事で急に怒られてしまったり、など身の回りでは「なんで」と思うことが数多くあるものです。あなたには心当たりはありませんか。
そんな不思議な現象の一部は、年が変わって飾られなくなった干支の置物に原因があるのかもしれません。新しい干支の置物を買って飾り直したとしても、古い干支の置物が抱え込んでくれた厄は、新しい干支の置物は引き継いでくれないのです。毎年毎年確実に感謝を込めて供養しなければなりません。だって、あなたの代わりに厄を引き受けてくれたのですから。
そんなことを考えず放置し続けると、干支の置物は抱え込んだ厄のせいで、妖怪に変化してしまうこともあるようです。そうなると手がつけられません。抱え込んだ厄を利用してさらなる厄を呼び込み、昔置物だった頃に飾ってくれていた主人を目指して復讐にやってくるかもしれないのです。あらん限りの厄を振り撒きながら昼夜を問わず攻撃してくるかもしれません。そうなると誰も止めることはできません。ましてや、そうなった後に供養しても効き目はありません。すでに妖怪と化してしまった置物を止める手立てはないのです。
だから、もしあなたの家のどこかに去年以前の干支の置物がまだあれば、速やかに供養し土に返してあげてください。くれぐれもまた同じ干支になれば使えるなどという浅ましい考えは持たずに供養してあげてください。そして、同じ干支が巡って来たら新しい置物を購入してください。それがあなたのためです。厄を肩代わりしてくれるのですから、そのくらいは感謝の心を持って接するべきでよね。
干支の置物は毎年数多く販売され、年々売り上げは伸びているそうだ。しかし、それに比例して意味不明な事件も植えているということだそうです。気になるのは、干支の置物の販売数が年々増加しているのに、供養される干支の置物の数は年々減少しているそうなんです。これって、増加している事件と関係があると思いませんか。
私は、ちょっと気になることを思い出してしまったので、これから家の中にある干支の置物を探したいと思います。もし、あなたも心当たりがあるのなら、手遅れにならないうちに探し出して供養されることをお勧めします。
了
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