【バトンリレー企画 2022】~心に残るあのエピソードをあなたへ~松浦照葉
台風11号の接近でものすごい風が吹き付けている9月6日の朝です。福岡県は何とか午後まで我慢すれば風は落ち着くようです。雨はそれほどでもありません。
さて、チェーンナーさんが始められた楽しい企画が回ってきました。エピソードをバトン形式で紹介していこうという企画です。クロウサさんから突然バトンが回ってきましたので思い出してみようと思います。すでに、私のnoteでも自分にまつわるいろいろなエピソードを紹介しているので被らない内容を思い出して書くことにします。と思って考えるとなかなか出てこないので、目を閉じて小学生の時まで遡って思い出してみることにします。
小学生に入ってから、学校で放課後にクラブで書道を習うようになりました。もちろん、訳もわからず始めたのですが、父も同時に独学で初めていました。そして、私が、高学年になる頃に父は、師範免状を取得し書道塾を開設し、何人もの生徒さんを教えるようになっていました。
その頃音楽を聴くという世界では、やっとオープンリールの時代からカセットテープレコーダーへ変わろうとしている時代でした。SONYが輝き始めていた時代です。私はレコードを買ったり、雑誌のおまけについていたソノシートをレコードプレーヤーで聴いて楽しんでいた頃だったと思います。貧乏な家庭だったのでテープレコーダーは買ってもらえてませんでした。
そんなある日、新聞の広告で新聞社が書道大会の企画を宣伝しているのが子供だった私の目に止まりました。優勝賞品はオープンリールのテープレコーダーだったのです。父の目を盗んで内緒で課題の書を書き、封筒に入れて応募してみました。応募した後はすっかり忘れてしまっていましたが、数ヶ月経ったある日、小包が送られてきたのです。その時、私は外で遊んでいました。父は小包を開け中から出てきたテープレコーダーに驚き、私が内緒で注文したのではないかと外で遊んでいる私を呼び戻し、厳しく追求しました。しかし、私も完全に忘れていたのですぐには思い出せませんでしたが、新聞社から送られてきたということを聞き、書の募集に応募したことを思い出し、そのことを父に伝え、小躍りして喜びました。それでも、黙って応募したことに対し私は、父からコンコンと説教されました。しかし、それ以上にテープレコーダーが来たことに夢中になり、操作方法もわからずガチャガチャといじり回してしまい、数日後には全く動かなくなって壊れてしまいました。
結局テープレコーダーで楽しむことはなく、小学六年生になっていました。その頃になるとやはりテープレコーダーが欲しくなり、学校から帰る途中にある電気屋さんの前でテープレコーダーを眺める日々を送っていたのです。多分、それを父は見ていたのでしょう。突然私に声をかけ「テープレコーダーが欲しいんだろ。買ってやるから一緒に電気屋さんにいこう」といって連れて行ってくれたのです。
子供心に我が家は貧乏だということをわかっていたので、本当に欲しかったテープレコーダーではなく、一番安いテープレコーダーを指差して買ってもらったのです。それでも、ものすごく嬉しかった記憶があります。その後そのテープレコーダーは10年くらい使っていましたが、引っ越しを繰り返す内に動かなくなってしまっていたので、仕方なく処分してしまいました。
今でもその時のテープレコーダーの形はぼんやりとですが、覚えています。操作するボタンが漫画のおそ松くんに出てくるイヤミの出っ歯のような形をしていました。私にとって、父に対し感謝の気持ちを抱いた出来事の一つです。いつもは怖いと思っていた父がちゃんと見てくれていたんだということも嬉しかった記憶があります。今から、52年前の出来事でした。
その後、私は中学生になると同時に引っ越しをして、父は書道塾を少しだけ広げていくことになりましたが、残念ながら私が中学二年生の5月に病気で亡くなってしまいました。父に買ってもらった最後の品がテープレコーダーということになってしまったのです。
最後はちょっとセンチな内容になりましたが、親というものは子供のことをちゃんと見ているんだなということを感じたエピソードとして紹介させてもらいました。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
さて、心に残るエピソードのバトンですが、次は、歯科衛生士で歯茎の重要性を日々発信しておられる日本グキ活協会 会長の柳澤弘子さんにお願いしたいと思います。私も柳澤さんのnoteに出会ってからお口の中のケアが重要だという再認識をしました。9/6までFBライブ配信を実施していらっしゃいますよ。お口の中が気になる人は一度柳澤さんのnoteへの訪問がおすすめです✌🏻
柳澤さん、このバトン受けていただけますか?
FBライブ配信は、9/6までだと思いますので、そのことでも紹介していただければと思いました。
もし、時間的に無理ということであれば、チェーンナーさんに戻してもいいそうでが、この記事のコメントに「やってもいいよ」か「ちょっと無理」の返事を書いていただければと思います😊
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければチップによるご支援をお願いします。皆さんに提供できるものは「経験」と「創造」のみですが、小説やエッセイにしてあなたにお届けしたいと思っています。いただいたチップは創作活動費用として使わせていただきます。