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たまらなく怖かったなぁ

 小学生の頃、東京オリンピックが開催された翌年あたりだったと思う。父親が少年マガジンを買ってきた。今では考えられないくらいペラペラの厚さしかなかったように記憶している。少年週刊誌を見たことがなかった私は、初めて見る少年誌に興奮していたような気がする。当時はコミック誌を貸本屋で借りて楽しんでいた時代だったので、毎週つづきの漫画が読めるのは新鮮だった。

 当時最も興味をそそられたのは楳図かずおの「半魚人」というホラー漫画。人間が口を裂かれ、エラを造られ、瞼もとられて半魚人にされるという、めちゃくちゃ怖い漫画にも関わらず、真っ先に見ていた。漫画を見る前にトイレに行って、漫画をみたら怖いから寝るということを繰り返していた。そんなに怖いなら見なきゃいいと思うのだが、なぜかページをめくって夢中になっていたような記憶がある。

半魚人の一コマ

すでにストーリーはほとんど忘れていて、怖がりながら見ていたということだけを覚えている。最終話は、半魚人になったけど人間の心を失っていなくて海に入って泳ぎながら去っていくシーンだったかな。それが主人公だったかどうかは覚えていない。

しかし、かなり怖い漫画にも関わらず、なぜ夢中になったのかは自分のことだが全く謎である。たまたま父親が買ってきたマガジンが半魚人の連載開始の本だったんだと思う。それから毎週父親が買ってくるのを心待ちにしていた。他の漫画の記憶がないので、半魚人だけを見ていたのかもしれない。いや、結構漫画に夢中になっていた時期なのでそんなことはないだろう。全部見ていたとは思うが、半魚人の強烈な印象でたの漫画の記憶はかき消されているのかもしれない。

ネットをググってみると、どうやら楳図かずおがメジャーデビューした最初のころの作品のようで、今でもコミック本で販売されているようだ。気にはなるが、今でも怖そうなので買うのはやめておこう。

遠い遠い記憶がふと蘇った瞬間だった。
夏といえば怖い話が定番だから思い出したのかなぁ


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#記憶 #ホラー漫画 #楳図かずお #半魚人


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