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【SS】伝説の1分  #爪毛の挑戦状

中世のローマでの出来事である。コロシアムでは毎日のように奴隷たちによる闘技大会が開催されていた。そんな中、試合をすれば必ず勝つという奴隷がいた。これまで負けたことは一度もない。もっとも、負けた時点で命を落とすことになるから生きているということは負けてはいないということだ。

この奴隷の戦いにはもう一つの伝説がついて回っていた。負傷知ない王者というものだった。コロッセオでは勝敗に賭けをするのが当たり前だったが、この奴隷が登場した途端に賭けは成立しなくなっていた。誰もこの奴隷が負ける方に賭けないのだ。掛け金は戦っているどちらかが死ぬまでは変更できる。

そこでこの奴隷は考えた。戦い初めは負けそうに見せて、腕の一本くらいは相手にくれてやろうと考え戦いを始めた。案の定、掛け金が動いた。
その瞬間、奴隷はタイムワープして試合前に戻り傷ついていない体で再び戻って来て相手を1分で倒してしまった。「伝説の1分」と呼ばれた試合となった。

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#爪毛の挑戦状 #ショートショート #小説 #掌編 #伝説の1分


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