【SS】勧誘 #毎週ショートショートnote(優先席の微世界先生)
裏お題:優先席の微世界先生/タイトル:勧誘|
電車やバスに乗ると必ず「優先席」が準備されている。しかし、無意識のうちに優先席を避けて乗ることが多い。座った後、お年寄りが乗って来た時の対応が面倒なのだ。なんでもない事ではあるのだが「どうぞ」といって立ち上がり「次で降りますから結構です」と断られた時の恥ずかしさが嫌なのである。
ある日のバスの中、通っている大学の教授が優先席に座っていた。僕は思わず「おはようございます」と声をかけた。すると即座に問われた。
「顕微鏡の世界は好きかい」
少し間を開けて「いえ、そんなには」と答えたら思いっきり研究室への勧誘を受けてしまった。
「そんなことじゃダメだな。微世界を覗いて君自身の進む将来を見つけたまえ。これからの人類は、微世界との戦いになるんだからな。今日は私の授業がある日だ。必ず来るように」
「はい、分かりました」
そう答えたものの、優先席の微世界先生の強引な勧誘には応じたくない気持ちが強かったので、そのままスルーすることにした。
410文字
🙇🏻♂️お知らせ
中編以上の小説執筆に注力するため、コメントへのリプライや皆様のnoteへの訪問活動を抑制しています。また、ショートショート以外の投稿も当面の間は抑制しています。申し訳ありません。
以下の募集への参加です。 (毎回ムズイお題に悩まされてます)
出題日 12月3日
お題 助手席の異世界転生
裏お題 優先席の微世界先生
先週のお題に対するSS
🌿【照葉の小説】ショートショート集 ← SSマガジンへのリンク
☆ ☆ ☆
いつも読んでいただきありがとうございます。
「てりは」のnoteへ初めての方は、こちらのホテルへもお越し下さい。
🌿サイトマップ-異次元ホテル照葉
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければチップによるご支援をお願いします。皆さんに提供できるものは「経験」と「創造」のみですが、小説やエッセイにしてあなたにお届けしたいと思っています。いただいたチップは創作活動費用として使わせていただきます。