【SS】ビジュアル系男子に教えられた琴 #毎週ショートショートnote
2/19-2/25 裏お題 ビジュアル系男子に教えられた琴 410文字
シノブは行きつけのライブハウスでビジュアル系の地下アイドルを応援していた。地下アイドルが大好きでありながら、なぜか和楽器である琴の音に惹かれていた。だが、触ったこともないし教えてくれる人もいないので悶々と願望だけを抱えたまま地下アイドルの応援に夢中になっていた。
ある時お目当ての地下アイドルを応援に行ったら、そのアイドルが琴の師範免許を持っていることが判明。半ば強引に差し入れを持っていきながら、話しかけた。
「プライベートで琴を教えてくれませんか」
「えっ、いいけど、僕は着物着るよ、琴の時は。合わせられる?」
「はい、頑張ります」
シノブはまず着付け教室に通い、着物の着方をマスターした。琴はまだ買えないので、借りることになり初練習に向かった。門構えが大きい由緒ありそうな自宅へ招かれ琴のある場所に案内された。そこで待っていてくれたのは、化粧を落としたビジュアル系の地下アイドルだった。こうして恋とともに琴の練習が始まった。
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