【中学受験】ケアレスミスを9割減らす「エラー分類シート」|女子学院卒エンジニアが教える仕組み化の技術
「また同じミスをしてる……」
「何度言えば、問題文をちゃんと読むようになるの?」
深夜、お子さんの模試の結果や宿題を見ながら、ため息をついていませんか?
はじめまして。
女子学院(JG)を卒業し、大学院で化学を専攻、現在はメーカーでエンジニアとして働いている「かしい」と申します。
仕事では論理的な思考を徹底している私ですが、中学受験コーチとして多くの親子と接する中で、一つの残酷な事実に気づきました。
それは、「次は気をつけて」というアドバイスは、最も効果がないということです。
なぜなら、ミスは「やる気」の問題ではなく、学習の「仕組み」の問題だからです。
「根性論」ではミスは治らない
多くの親御さんは、ミスが起きると「不注意」や「集中力の欠如」のせいにしがちです。
しかし、人間の注意力が維持できる時間には限界があります。特に試験という緊張状態では、なおさらです。
私がエンジニアとして問題を解決する際、まず行うのは「どこで、何が起きたか」を切り分けることです。これを学習に当てはめると、ミスは以下の3つのステップのどこかで起きています。
読み取りのミス(入力): 問題文の条件を見落とした、符号を見間違えた。
考え方のミス(処理): 公式を正しく使えなかった、論理が飛躍した。
書き出しのミス(出力): 計算ミス、解答欄を一行ずらした、字が汚くて読み間違えた。
「気をつける」という言葉は、これら全ての工程を曖昧にしてしまいます。大事なのは、お子さんがどのステップでつまづきやすいかを特定することです。
解決策:エラー分類ワークシート
そこで私が作成したのが、ミスを感情ではなく「構造」で捉えるための『エラー分類ワークシート』です。
このシートの目的は、お子さんを叱ることではありません。
「お子さん独自のミスのクセ」を可視化し、それを防ぐための「具体的なルール」を決めることにあります。
「読み間違い」が多いなら: 問題文の条件に必ず「〇」をつけるというルールを作る。
「計算ミス」が多いなら: 計算スペースを今の2倍広く使う、という物理的な対策を取る。
このように、意識を変えるのではなく、「やり方(仕組み)」を変えることで、ミスは驚くほど減っていきます。
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