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自炊について

ここ2.3年前までは、自炊が全然好きじゃなかった。むしろめんどくさいと言う気持ちが私の心の中の100%を占めていて、自分の身体のためにわざわざ頻繁にスーパーへ行って食材を選んで健康的且つ美味しいご飯を作るなんて、考えられなかった。

母は、私が高校2年生くらいになるまでは実家でよく料理をしていた。しっかり覚えているのは私が本当に小さかった頃、まだ幼稚園の年長さんくらいの時から小学生の頃の記憶だが、家で唐揚げや天ぷらなどの手の込んだ料理を作ってくれていた。
母と一緒に野菜や肉たちを、小麦粉をつけて卵液につけて、最後はパン粉をつけた。
「食材さんたちをお風呂に入れて、上がったらパン粉のパジャマを着せてあげるねん」と、母が言ってたのを覚えている。
パン粉のパジャマ着させた後に高温の油で揚げるんですけどwww食材からしてみれば地獄にぶち込まれるような光景である。

ささみを簡単に茹でたお刺身のようなもの(名称がわからん)も大好きだったのだけれど、中まで火を通さずに食べるのがあまり良くないと後々気づいたらしく、私が高校生になる頃くらいからいつの間にか食卓に出なくなった。

中高一貫の私の母校は、毎日お弁当を持っていかなければならなかった。お昼休みになると食堂の横にある小さな売店に売っているパンが安くて美味しかったので、お昼のチャイムが鳴った途端、友達と校庭をダッシュして売店に向かい、たまにそこでパンを買って食べた。
90円のチョコパンは、買いたてはまだほんのり温かくて、齧ると中から溶けたチョコレートが出てくる。これが本当に美味しくて最高だった。友人の間でもチョコパンがブームになっていた。
あそこまで美味しかったチョコパンを、私は他に知らない。

話が逸れた。お弁当の話。
母は私が高校3年生になってから、最後のお弁当の日まで、毎日欠かさず準備してくれた。
卵焼きとウインナー。ほうれん草の胡麻和え。
毎日あまりレパートリーが変わらないお弁当だった。たまにお弁当に飽きてしまった時は、コンビニで買ったおにぎりを買う時も多かった。
この時は、お弁当のありがたみを全く実感していなかった。
お弁当最後の日、母はお弁当の中に手紙を入れてくれていた。
「私のお弁当をここまでずっと食べてくれてありがとう」と書いてあって、教室で友達といつも通りにお昼を食べていた私は1人半泣きになった。
ありがとうと言わなければいけないのは、私の方なのに。


こうして、大学に入るまで全くと言っていいほど自炊をせず、親にご飯を作ってもらっていた私は、大学に入ってから自分の自炊のできなさに落胆するのであった。
まず、お米の炊き方を知らなかった。
男の家で料理をしようとなった時に水の分量を間違えて、カッチカチの米が炊き上がってしまった時は引かれた。お前、米も炊けねえのかと。

本当に、今の旦那と出会う前までは
ロクな料理を作ってこなかった私は、とにかく料理を勉強しよう!と心に決めて、某大手クッキングスタジオにも体験で通ってみた。
でも、食材は全て用意されていて、大体を先生が手助けしてやってくれる。正直、これだと直感であまり上達しないような気がした。
私には向いていない…
あとこれは本当に私が体験しただけであって、全てがそうとは限らないんだけど、私が体験レッスンしてる時に貧血で女の人が1人レッスン中にバターーーン!と後ろ向けに倒れた事件があり、
料理教室内の先生たちが一斉に力を合わせて「担架持ってきて!」「ここ(長椅子)に座らせて!」と、すごい段取りの良さで倒れた人の救護に当たっていたのを目の当たりにした。
先生は「いやー、立ちっぱなしだからよくある事なんですよね」と、落ち着いた様子で話してくれていたが、その光景が当時の私には結構怖いように見えてしまい「自分も体調不良になってしまうのではないか」という不安に駆られてしまい、通うのをやめた。

それまで週4くらいで袋麺でしか栄養を得ていなかった私が、今となっては週6くらいでしっかり料理をするようになった。毎日お弁当は欠かさず持って行くし、スーパーで買った食材達を無駄にする事なく使い切った時の達成感ときたら、たまらなく嬉しい。

私に自炊の楽しさを教えてくれたのは、言うまでもなく旦那のおかげだった。
1番最初のデートで、定番の話題「好きな食べ物は何ですか?」の問いに、旦那は「野菜が好き」と答えた。
私は多分、馬鹿な子供みたいに「ラーメンが好き!麺が好き!」とか言ってたと思う。ラーメンとは真逆の野菜好きという返答に、私はつまんない人だなとその時直感で思ってしまった。(旦那ごめん)
「え、野菜って色々あるやん。何の野菜が好きなの?」「何だろう?嫌いな食べ物なんてない。何でも美味しく食べれる。野菜炒めとかよく作る」
と聞いて、本当に私はびっくりした。
野菜炒め。野菜炒めなんて、自分で私は作ったことあっただろうか。「何でも火を通したら美味しく食べれるよ」
よく、スーパーには手軽で簡単に料理を作れる「COCK DO」パイセンなどのレトルト調味料に私は頼っていた。野菜と肉を切って炒めて、市販の合わせ調味料をぶち込むだけ。本当に簡単だ。
しかし、旦那はこう言ったのだ。
「塩と胡椒だけで十分美味しくなるよ。味が薄いなと思ったら、鶏がらスープの素を入れたらいいんだよ」と。
衝撃の嵐だった。味付けを塩胡椒だけ…?
そんなので、本当に美味しいの???
この人とは絶対に食の趣味が合わないかも…とまで思った。でもそれは違った。私が今まで野菜を食べなさすぎていただけだった。


野菜が嫌いなわけではなかった。ただ、どうしても一人暮らしだと食費を節約したい。野菜や果物はやはり高くて、あんまり買う気になれなかった。
旦那と付き合い始めてから、私の病気のことを話すと、旦那は「もっと体に栄養のあるものを摂るように心掛けて欲しい」と言われ、そこから自炊に励むようになったのだ。

最初の頃は、とりあえず肉と葉物野菜を炒めまくった。旦那は基本的に薄味が好き(ラーメンで1番好きな味は醤油か塩と答えたのも、付き合いたての頃の私には結構考えられなかった、笑)
なので、炒め物は塩胡椒がベース。煮物は大体みりん醤油酒砂糖があれば何となく美味くなることも学んだ。
この歳になってまだ、母親が唯一作ってくれる料理が「豚汁」なのだけれど、その豚汁が余りにも美味しいので、旦那と付き合い始めた頃にレシピを教えてくれと頼んだ。
今はもう退会したけれど、この頃からクックパッドのアプリをダウンロードして、有料会員になった。
有料会員は月450円くらいだった気がするんだけど、これが本当に優秀。
クックパッドって、ユーザーが自由にレシピを全世界に投稿出来るんやけど、やっぱり中にはめちゃくちゃ適当なレシピも多くて、間違いなく、失敗せずに美味しく料理を作りたい時、ハズレのレシピを引いてしまうととんでもないものが出来上がってしまう。
レシピはユーザーが投稿した新しいもの順で検索結果が表示されるので、「本当にいいレシピ」を探すのが苦難の技なのである。
そこで、有料に登録するとどうなるのか。
それは、クックパッドユーザーに人気なレシピが検索して一瞬で上がってくるのだ。
だから、失敗しにくい方法で美味しい料理が作れる。レシピを保存もできるので、同じものをまた作りたい時とかにも大変便利である。
今すぐに自炊のレベルを上げたいって人は、是非ともクックパッドの有料会員を検討して欲しい。

自炊を毎日していると
いかに外食のご飯達に色んなものが入っているのかが舌の上で鮮明にわかる。外食には外食にしか味わえないもの、栄養だってあるし、これはこれで楽しんで食べるべきと思ってはいるが
私の身体のことを考えると、やはり毎日外食になってしまうのは将来の自分の首を絞めているのと変わらないと思うので、なるべく控えている。というか、自分の手料理が美味すぎるので、外食でちっちゃい小鉢に800円も出してられないのだ。(外食でしか味わえないもの、思い出も勿論堪能したいので、バランスだよね…)

そしてラッキーなことに、旦那が長野出身ということもあってか、結婚してから沢山の野菜やお米、果物を定期的に送ってくださる。お米は結婚してからまだ一度もスーパーで買っていない。
もち麦も一緒に送ってくださったので、白米にもち麦を加えて一緒に炊く。

今では、毎日何かしらの野菜を食べないと身体がソワソワしてしまう。野菜を食べると、血糖値のコントロールもいいし、A1cも7の前半をキープできている。(本当は6台にしたいが…)

この間の定期検診では、腎臓内科の検査結果で潜血がマイナスだった。これも、絶対に自分は毎日の自炊のおかげだと思っている。そして何より、私と結婚してくれた旦那のおかげ。
当たり前のことだけど、身体の中に入れるもので、健康な身体が出来ているから。iga腎症とわかってから。わかる前も、2年ほどずっとずっと潜血が+1〜2だった私の身体が、一旦先月はマイナスになったのは、病院で泣きそうになるくらい嬉しかった。

バランスの良い食事をしていると、自然と肌荒れも治ってきた。背中は人に見せれないレベルの肌荒れだったけれど最近はマシになってきたらしい(旦那談)
肌荒れの再発を防ぐために私が今心がけているのはこれだ。

・朝食は必ずソイプロテインを飲む

・ビタミンCと亜鉛サプリを朝晩飲む

・野菜とタンパク質を必ず摂る

・洗顔は入念に。気になるところは優しくゆっくり洗う

・よく寝る

・保湿クリームをしっかり塗り込む

亜鉛は皮膚を作るのに重要な役割を担っているとか何とかで、旦那さんの実家から送られてくる亜鉛サプリを飲んでいる。これを飲むと、最近は長年悩んでいた顎ニキビが出来にくくなった。
ニキビができなくなった今思うのは、自分には本当に栄養が足りてなかったんだなと…。


最近、くどうれいんさんの本を2冊読んだ。
1冊は「コーヒーにミルクを入れるような愛」
もう1冊は「湯気を食べる」だ。


これを読んでる時に本当に共感したのは
私も彼女と同じく、「食べること」しか考えてない。今日の夜は何を食べて、明日の夜は何を食べて…と、働きながら脳の片隅でご飯のことばかり考えている。あと出来たてほやほやの料理が1番美味いし、作り置きができないと言うところもめちゃくちゃわかる。この人は旦那さんの力を借りずに、自分でここまで自炊を楽しむことを学んでいる。私には出来なかったこと。
桃を煮る人も是非読んでみたい。

私の家にはオーブンがないので、お菓子作りはまだ余り試していない。今は料理だけで精一杯だけど、本当は自分でホールケーキとかマフィンとか作ってみたい。今年の夏は自分用のアイスクリームメーカーを3000円くらいで購入したんだけど、本当に買ってよかった。
牛乳、砂糖、卵黄、バニラエッセンスがあれば、本格的なアイスクリームが20分ほどで出来上がる。やはりどうしても出来立ては柔らかく、形にならないので私はそこから1時間くらい冷やして食べる。

季節は寒くなったけれども、寒い日に食べるアイスも良いもんで、これからもっと活用したい。

実家にはオーブンがあるので、この間帰省した際にクッキーを焼いた。

バンド名が「の」から始まるので、のクッキー🍪

お菓子作りは、ご飯よりも難しいと思う。
クッキーやケーキ、飴細工なんてもはや芸術品だから。少しでも分量を間違えたりしたら上手く作れない。このクッキーも、実は1回目は失敗した。うずまきクッキーなんて、レシピを見て作れば誰だってできると鷹を括っていたが、本当に難しくて、生地を綺麗に巻くことができない。
世のパティシエはマジでみんなすごいと心から思いました。。。


昨日は麻婆豆腐を作ったんだけれども、挽肉が無くて代わりにそのまま豚の細切れを使った。
美味しければいいのだ。自炊にルールはない。美味しければいい。家にあるもので代用できると、今日1日頑張った仕事の達成感よりも嬉しい。
そして、フライパン一杯に作ったそれを、旦那と2人で食べる。本当はいつも3人分くらいの量を作って、翌日のお弁当に回すんだけれども、昨日は「美味しい美味しい」と沢山言ってくれて、お弁当の分もその日のうちに旦那が食べてしまった。
人が美味しいと言ってくれるのは、こんなにも嬉しいんか…幸せやん笑

まだまだレシピがないと作れないものも多いんだけれども、大体は「これとこれを組み合わせたら美味しいかも」とか、「家に今この調味料ないけど、これで何とかなるのでは?」を考えたら何とかなる。ずっとずっと、自炊は勉強だと思う今日この頃。


お腹減ったぁ
今日は何食べよかなぁ
今日のご飯が明日の私の源。

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