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【釣りの日】氷と魚は切っても切れない? 「魚(トト)」の日に語るフィッシングの氷活用!

10月10日は釣りの日!

さて、本日10月10日は「釣りの日」。
その由来は、魚の幼児語「トト」から来ているそうです。「10 10(トト)」という語呂合わせですね。

「えっ、トトなんて聞いたことないけど?」と思った方もいるかもしれません。でも、「実は事情を知ってるくせに知らないフリをする人」のことを「カマトトぶる」と表現することがありますよね?

これは、かまぼこ(=カマ)が魚(=トト)からできていることなんて誰でも知っているのに、それを知らないフリをする…そんな様子を表したのがこの言葉だそうです。
また岐阜県にある水族館「アクア・トトぎふ」も、この「トト=魚」にちなんで名づけられた施設。

そんな、10月10日は「マグロの日」、さらに「鯛の日」でもありました(現在は10月の第二月曜日)
鯛の日は、かつて今日が体育の日として固定の祝日だったことから、体育→たいいく→たいくう→鯛食うが由来だそうです… ゚д゚

まさに魚づくしの一日。
そんな今日「氷と魚の関係」に少し目を向けてみましょう。

実は、氷屋と魚屋は古くから切っても切れない縁があります。
1930年代、遠洋漁業の発展とともに氷の需要は急増。
食糧確保のために水産物の冷蔵が重視され、「水産冷蔵推奨規則」に基づいて奨励金が支給されるなど、冷蔵設備の拡充が国家的に進められました。
カツオ・マグロ漁、トロール漁の隆盛とともに、冷蔵倉庫や製氷施設も全国で続々と建設されていきました。

1932年の築地魚河

しかし現在では、「水産氷」と「飲食用氷」は都道府県の条例などにより区別されています。
水産氷は冷却を目的としており、品質基準も異なります。
市水や海水をそのまま凍らせて使うことができるのが特徴です。

とはいえ、「釣りに氷を持っていけば役に立つ」という点は、昔も今も変わりません。
今回はそんな「氷と魚」の、ちょっと役立つ(かもしれない)豆知識を紹介します。

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釣った魚はキリッと氷〆!

さて、釣りに欠かせないアイテムといえば…釣り竿と餌はもちろんとして、持ち帰るためのクーラーボックスと氷です!
なにより魚の味は「釣った直後の処理」で大きく変わります。

釣り上げられた魚はアドレナリンが多く分泌され、身が硬くなります。またジタバタしているうちに筋肉に乳酸が溜まり、味が落ちてしまうのです。
そのため、できるだけ早く〆ることが重要。
また魚は死後硬直が始まると血液が凝固し、身が生臭くなっていきます。
なので理想は、まだ心臓が動いているうちに太い血管を切って水に浸け、血抜きをすること…ですが、実際にやってみるとこれがなかなか大変。

血の混じった水の処理は手間がかかるうえに、クーラーボックスどころか衣服、車のシートにまでにおいが付着することもしばしば。
「一日中、魚市場のような香りをまとって帰宅」という経験をされた方もいるかもしれません。また、生きた魚に刃物を入れることに抵抗を感じる人も少なくないでしょう。

そこで登場するのが、氷屋としておすすめしたい方法…「氷〆」です。
氷〆は最もシンプルで実用的な〆方のひとつ。釣った魚を冷たい氷水に入れて凍死させ、そのまま鮮度を保った状態で持ち帰るという方法です。出血がないためクーラーボックスを汚さず、臭い移りもほとんどありません。

ここでのポイントは、氷水を「塩水」でつくること。
塩には「寒剤」としての働きがあり、塩水は真水よりも低い温度(約−2℃前後)で凍ります。
真水の氷は溶けると水温が0℃付近で安定しますが、塩水ならさらに冷却効果が高く、より低温を保つことができるのです。

また、海水魚を真水に入れると浸透圧の影響で身の水分が失われ、乾燥して劣化しやすくなります。
その点でも塩水は理想的。さらに塩水は真水よりも熱伝導率が高く、魚をすばやく冷やせます。

とはいえ、「海から海水をすくうのはちょっと…」という方もいるでしょう。実際、海水には不純物が多く、においやクーラーボックスの劣化の原因にもなります。

そこでおすすめしたいのが、あらかじめ自家製塩水を用意しておくことです。目安は、水1リットルに対して塩30g…約3%の濃度が理想的です。
そして、クーラーボックスの中では「氷2:塩水1」の比率で使うのがベストバランス。

イメージ的にはこんな感じ。


釣りのお供に「袋詰め氷」を!

さて、ここで大事なポイントをもうひとつ。
氷〆をする際は…魚体を氷に直接触れさせないこと!

というのも、魚と氷が直接接触すると、魚の細胞が凍ってしまい、解凍したときに細胞が壊れて「ドリップ(汁)」が流れ出してしまうのです。

さらに凍って組織が脆くなると、ウロコや身の一部が氷の角にぶつかって剥がれてしまうこともあります。
そこから水が魚体に入り込み、結果として食感がブヨブヨと劣化したり、逆にクーラーボックスに体液が流れ出て「漁港みたいな臭い」になることも…。

せっかく持ち帰っても、水っぽい食感になったり、身が味気なくなってしまっていてはもったいないですね。

そこでおすすめなのが、氷を袋に入れて使う方法です。
氷をそのまま入れるのではなく、ご家庭の製氷皿で作った氷をビニール袋などにまとめてしばっておくか、あらかじめ袋詰めになっている氷(コンビニやスーパーで売られているもの)を活用するのがベストです。

小さめの、チャック付き袋詰め氷などが特にオススメ!

また製氷工場で働いた「現場の経験」からも、袋詰めの氷のほうが明らかに長持ちすると感じます。

理由はおそらく、氷がとけても、その水が袋の中に留まり再び氷を冷やし続けることで、効率よく温度を保っているから。
また、袋のポリ素材が外気からの熱を伝わりにくくしている効果もあると考えられます。

撮影のため冷凍庫から出して8時間ほどクーラーボックスで保存した氷も、
袋に入っていると原型を保っていた。

最後に、釣りをするときはくれぐれもマナーを守りましょう。

私も釣りにいきますが、最近マナーの悪いかたを見かけることが多く悲しい思いをします…またボラやクサフグなどの外道(釣れても嬉しくないとされる魚)が釣れると、即ハリス(糸)を切る人なんかを見た日には…もう…。

いわゆるゴーストギア(放棄された漁具)の問題は世界中で深刻であり、趣味の釣りレベルでも一人ひとりの心構えが、これからの世代も釣りができる未来に繋がります。

また各自治体の漁業組合が管理している水面で釣りを行う場合、「遊漁券」を必ず購入すること(一部のコンビニや、つりチケなどで購入できます)。

さらに、堤防などでは立ち入り禁止になっている場所があることも少なくありません。そういったスポットに侵入するのは全体にやめましょう!

フィッシングも安全第一!立ち入り禁止区域には絶対に入らないように!


氷とともに百年。これからも、とけない信頼を。

創業100年以上の歴史をもつ氷屋である当社は、築地や浦安といった市場と長年のお付き合いを続けてきました。
氷は今も昔も、魚の鮮度を守るための欠かせない存在です。
そしてそれは、飲食用の「純氷」がちょっとした贅沢品になった今でも変わりません。

実際に当社の氷は、老舗のうなぎ屋さんで、鮮度を維持するための氷としてご愛用いただいていた実績もあります。

お酒やドリンクに添える透明な氷から、演出としての氷のアートまで…。

小野田商店は、あらゆる「氷を使いたい」という想いに、100年以上の経験と確かな技術でお応えしてきました。
どんなご要望でも、ぜひお気軽にご相談ください。

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