Photo by
kishimojin1969
【詩のようなもの】沈丁花
「どこにいても
この香りと共に 俺のことをおもいださせてみせる」
沈丁花の香りとともに 残った言葉が
とがった葉のように 心に刺さる
白い小さな花が集まり
手毬のように かわいいその花は
春告げ花と思うくらいの
存在ある香りを纏う
あれからどのくらいの時が流れたのだろう
冷たさが緩む散歩道で
私をそっと包む沈丁花の香り
リナロールと名がつくその香りは
そこはかとなく
せつなくて なつかしくて
春が来ることへの
かすかな期待も同時に運ぶ
神秘的な香り
時を隔てて
沈丁花が過去の記憶の扉へと導く
扉の前には 勿忘草と沈丁花が並んでいる
青と白のコントラストが
淡き哀しき
思い出を輝かせるかのように
~お読みいただきありがとうございました~
いいなと思ったら応援しよう!
応援はエネルギー!となります。いただいたチップはクリエターとしての質を高めるためにありがたく使わせていただきます。