<読書>星を掬う
急に気温があがり、太陽までも力をつけ
春本番! 紫外線対策も欠かさずに
今年はサングラスと日傘も新調したので
お散歩のお供で活躍しそうです。
近年ちょうどよい季節がなくなりつつあるので
色々と楽しみたいです。
今日の本は
星を掬う 町田そのこ著
先日の「月とアマリリス」の著者です。
図書館に予約して半年待っての登場。
Xの読書アカウントでも頻繁に登場していた
こちらの作品。
期待大です!
そして、その期待を裏切らないのが
町田先生なのです。
ストーリーは、DV夫から逃げた先には
かつて自分を捨てた母が若年性認知症にかかって
住んでいた。ほかにも同居人はいるのだが、はじめは
誰ともなじめない。
ページをめくるにつれ、主人公の女性は自分の人生を
再生することができつつあった。
というような、今回もハードな内容です。
傷つけながらも求めあう母娘の再生物語
母と娘がテーマです。
この話をすれば、一つの記事が書けそうなくらい
私も母とのごたごたはそれなりにありました。
なんといっても、母は「女性の幸せは 結婚」という
一択しかない人だったから。
今では、自分もそれなりに歳をとったので
寛容にはなれますが、若いころは
結構反発しました。
母を見送って、今では、良い思い出と
なったのは時間薬のせいかもしれません。
そして、物語の母親さんが罹患しているのが
若年性アルツハイマー。
このごろ、ドラマでも映画でも
この手の病気がよく出てきます。
私の母も父も義母もみんな認知症になりました。
父を介護していた時、新しいパジャマを持っていくと
「どなたか存じませんが、散財させて申し訳
ありません」
と深々頭をさげるのです。
何にも言えずにひきつった笑顔を返すしか
なかったのを覚えています。
認知症になると、自分が自分でなくなってしまようで
とても不安だそうです。
認知症を少しでも改善できる薬が早くできれば
と願わずにはいられません。
でも、こうも考えるのです。
人間はなにもわからず、しゃべれずに
うまれてくるのだから、
歳を得て、わからなくなっても
それはそれで自然の摂理なのではないかと?
認知症で忘れたり、わからなくなっても
赤ちゃんだと思えば乗り越えられそうです。
~それでも、辛いものは辛いのですが~
この物語でも、良いことだけを記憶の海から
掬ってくれればと。
自分も罹患する可能性は十分な
残酷な病ですが、いやなことを
忘れてしまえるのなら、
甘んじて受け入れる準備をしなくては
なりません。
でも、かかりたくないのが本音では
あります。
~お読みいただきありがとうございました~
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