MTB全日本選手権
7/20(月)MTB全日本選手権に出場しました。マスターズ。
天候:晴れ☀湿度高い
路面: ドライかつしっとり
リザルト:40代優勝 総合3位
昨年の全日本が菖蒲谷で行われ、そこではXCC優勝XCO2位という、MTB公式戦一年目にしては上出来なリザルトだった。ただやはり615の全日本チャンピオンジャージをつくりたいという思いは達成できていない。XCCを優勝したことから「つくらないの?」というお声がけも頂きましたが、マスターズではXCC通常戦が行われない。それなのにつくるのは個人的に許せなかった。何年かかってもXCOを獲れるまでやると心に決めた。
今年のCJをふりかえると、非常にいい流れができていた。
CJ菖蒲谷 ちょっとしたことから鎖骨骨折。術後3日でのレースを経験。
CJびわ湖高島 格上選手であってもコンディションによっては勝てることを知った。
CJやわたはま 暑さの対処の大切さ。ペース配分の大切さ。
CJ白山一里野 ジャンプでムリしないこと。自分の強みの再確認。

全日本直前の2週間は六甲山で615六甲朝練メンバーに付き合ってもらって、「踏めなくなるまで踏むやつ」をやった。付き合ってくれたみなさん。ありがとう。


全日本本番は月曜祝日。土曜日に公式練習を4時間、日曜日に2時間。たった6時間で走れるようになる必要があった。イメージを持ってから現地入りしたかったので、すでに現地で練習されている方のYouTubeを見て学習した。
限られた時間の中でいろいろと動く必要があったのであらかじめ3日間のスケジュールをメモにまとめておいた。また、レース本番の作戦もすべてまとめておいた。3日間はそれを「遂行するだけ」
今回の遠征はSonicRacingの高井さんと。私と同じマスターズ40。行きの車の中でコースのこと、走り方のこと、他の選手のことなどとにかくレース本番のことをあれやこれやと語り合った。楽しかった。

土日の公式練習はとにかく慎重に。というのもワンミスで怪我につながるセクションがいくつかあるからだ。公式練習が始まる前に大きなドロップ「デンソーエアクール」でミスして骨折した選手が複数いるとのこと。とにかく無事にスタートラインに立たなければレースできない。
すべてAラインで問題ないことを確認。ただしジャンプはほぼしないことにした。カイジにも「中途半端なスピードが一番危ないです」とアドバイスを頂いた。
レース当日。
20時に寝て3時起床。のはずが0時半に目覚める。やはり気が張っていたのか。仕方ないので2時まで横になり、その後風呂へ。
やれることはすべてやってきた。と自分に言い聞かせて準備。
朝食はすき家。朝定食にごはんをおかわりしてエネルギーをチャージする。

1周だけ試走のあと、ローラーで入念にアップ。
眠くて仕方なかった身体が目覚める。いつもそうだ。自分の身体はよくわかってる。レースになると身体が動くんだ。
招集場所に早めにいく。タモさん、まゆゆ、松下夫妻、アリヒロさんまで。ここは関西シクロクロスかな。タモさんに褒めてもらえるようにがんばります!と声かけて整列場所へ。フィードは中井さん、田中さんをはじめ何の心配もない。
おそらく今回の相手になるサイチンこと斎藤選手にご挨拶をしてから整列。
CJ通常戦でポイントを稼いだことから2番コール。岡本さんとおしゃべりしながらスタートを待つ。岡本さんから「スタートだけは踏んだほうがいい」とアドバイスを頂いた。斎藤選手は二列目左後ろ。
シグナルが赤から緑にかわりレーススタート。
落ち着いてクリートキャッチ。舗装路で岡本さん塩見さんに続いて3番手。少しだけ踏んで塩見さんに声をかけて2番手。背中に気配を感じる。斎藤選手。ピッタリきていた。
最初の激坂上りではっきりおぼえていないが斎藤選手に抜かされる。2周目まではあげないことを決めていたのでステイ。下りでかっ飛んでいく斎藤選手。さすが元エリート上位選手。焦らず自分の走りに集中する。
1周目さいごからフィードでかけ水。生き返る。この日は気温も32度ほどある上に湿度が高い。8:30スタートなのにとにかく暑い。
フィードは完璧。安心感。中井さん、田中さんをはじめ、エリートのマツダさんセオさん、ソニックの皆様ありがとうございました。
2周目長い登りの前のフィードで放送がかかる。「斎藤さんとの差が約40秒」
終わった、、、のか?
これが1分、2分と離れていけば完全なる敗北。今回はチャンスがなかったとあきらめよう。
その後放送で斎藤選手とのタイム差について触れることがなかったので、相手がそのくらい前を走っているのかわからない。
3周目はじめ。パンプゾーンで約20秒先に斎藤選手がいるのをすれ違いに捕捉。ペースをあげるか?いやまだそのときじゃない。自滅するのはごめんだ。淡々といく。
メインの上り入り口。ユースの選手がふらついて右に。絡んでポテっと落車。「ごめん」仕掛けたこちらが悪い。押し上げで約7〜8秒のロス。乗車して声に出す。「おちつけ」

4周目。10秒先にサイチンさん。いきなりサイチンさんに変えてすまん。パンプで差が詰まる。え?おれがパンプでMTBerを相手に差を詰められるだと!?
さ て は た れ て る な

舗装路でユースふたりを追い抜いて声かけ。「前を捕まえるぞ」
あとは一周かけてつかまえるだけだ。
KTRさんに六甲で言われたメッセージを思い出す。
「全日本を獲る選手は最後に勝負できるもうひとつのスイッチを持ってるんや」
もしかすると使える瞬間があるかもしれない、と噛み締める。
最初の激坂。サイチンさんの前にユース。サイチンさんも私も、絡んでしまう前に早めの降車。焦らず早歩き。サイチンさんは右のライン、前にユース。私は左のライン。下りでユースに声をかけて前に出る。
全日本選手権。
まさか追い抜くのが徒歩とは。
かっこいい?かっこわるい?
そんなことは問題ではない。
1番早く4周回を走り切ったやつが勝ちなんだ。
下りで後ろにつかれる様子もない。慎重かつ緩めずに前へ。フィードでふりかえってもこない。あとはさいごの上り区間を淡々と踏み抜くだけだ。
上り区間で50代の吉元さんに追いつく。追い抜かさずにステイ。こんなところで追い抜いてもメリットはない。それより上りも下りも前をひいてもらったほが集中できる。5年前は雲の上の存在だった吉元さんと全日本選手権の最終周回を共に走れるなんて。夢のようだ。
「後ろ垂れてるんでとにかく落ち着いていきましょう!」吉元さんに声をかけているようで、今思うと自分への声かけだったかもしれない。
さいごのフィードを通り過ぎて80パーセントのゲートを過ぎたところにタモさんや松下夫妻。ああ、たくさん褒めてもらえる、と思いながらゴールドラッシュを下る。
最終コーナーを抜けて勝利を確信。ゴール。自然と嗚咽。涙。ひさしぶりに涙が出た。


アリヒロさんに祝福してもらった後、ソニックテントにいるみなさんへご報告。
夢のようだった。
30の岡本さん、50の吉元さん、60の大原さん。岡本さんの声掛けで私を含む4名で集合写真。全日本クラブに入れてもらえて本当に嬉しかった。


メカニックサポートを頂いている輪心(わごころ)の木村店長。葉酸卵をサポート頂いているみずほファームの桑山社長。やっといい報告ができる。


その後ジャイアントブースの前でサイチンさんに声をかけて頂き、写真撮影。私もジャイアント乗ってます。
最新のアンセムとTCX、安く回してくんないかなぁ。
レース後はジュニアとエリートのフィードに入らせていただく。フィードの動きも勉強になる。
帰りにスマホを見るといろんな方からの祝福メッセージ。リアルタイムにYouTubeで観てくれてる人もいてうれしくなる。応援ありがとうございました。
今季のMTBシーズン。全日本選手権を含めてたったの5戦だが、ほんとうに勉強になった。
これらを糧にして、次はシクロクロスシーズンへ。
やれることをこつこつと。
<機材>
自転車:Giant ANTHEM カーボン2024
フロントタイヤ:Vittoria MEZCAL 2.25 1.12bar
リアタイヤ:MAXXIS ASPEN 2.4 1.15bar
撮影、応援ありがとうございます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
