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修仲ロスを埋めるべく韓国BLドラマを見た話(セマンティックエラー)

大ヒットBLドラマ「修学旅行で仲良くないグループに入りました」が放送終了してからもう2か月が経とうとしている…!

 これまでもハマったBLドラマはあったけれど、修仲に関してはハマり方がちょっと特殊だったかもしれない。四天皇の存在もあってか、アイドルグループを推すような感覚が大きかった。アイドルオタクを長くやってきた自分としては、ハマりやすい要素が揃っていた。公式からの供給も多くて、オタクの需要をかなり理解しているSNS発信も大きなポイント。とにかく情報を追いかけるのが楽しくて仕方ない年末だった…!最終回の上映イベントを隣の県まで遠征しに行って見たのも本当に楽しかった。映画館で大量のオタクたちとキャーキャー言いながら鑑賞するって、ホントに夢のようなイベントだったなあ。FOD限定配信のアフターストーリーも年末年始に配信が始まって、夜な夜な繰り返し見ては噛み締めていたよね。

 そんな楽しい修仲ライフもとうとう終わってしまって、まだビジュアルブックやDVDの発売は控えているものの、ぽっかりと穴が空いてしまったような寂しさがある。巷では「修仲ロス」と呼ばれているのかいないのか(?)とにかく!楽しすぎたんだよあの時が…!あれをもう一度体験したくて、ハマれる「何か」をずっと探して彷徨っていたこの2か月。

 そんなこんなで、せっかく契約したFODに何か面白いものはないのかと物色してみた。一番最初に見たのは、タイBLの”I told sunset about you”と続編の”I promise you the moon"。これはずっと前から見ようと思っていて、お気に入りには入れていたのだけど、この際思い切って見てみることにした。これ、結構よかったな~。特に"I told sunset about you"はすごい。タイのプーケットが舞台なので、ロケーションが本当に美しくて、開放的な海と空、そして少しノスタルジーな雰囲気も本当に魅力的で。映像もミニシアター映画のようなルックで、画角や構図にかなりこだわって作っている感じがする。主人公ふたりの繊細な演技も見事。こりゃすごい。放送当時に話題になっていたのも納得な作品。

 次に見たのが、"FireBird"。これをBLと表現するのはちょっと違うかな?(そもそもBLというジャンルの定義が難しい。アジア圏特有のジャンル分けのような気もする。これについてはまた追々書くかも?)本作は1970年代ソ連占領下のエストニアが舞台。若き2等兵のセルゲイとパイロット将校のロマンの恋愛が描かれる。ソ連は当然、同性愛を禁止しているので、ハッピーエンドでは終わらないのがつらいところ。でもこの作品がきっかけで、エストニアでは旧ソ連圏で初めて同性婚が認められたらしい。エンタメ作品がこうして社会に広まって、現実に変化を与えるって素晴らしい。作品の中身としては、セルゲイとロマンの出会いや親しくなる過程は恋愛ストーリーとして魅力的だし、俳優さん二人の相性もいい。上司と部下の関係って萌えるよね~。

 そして次に何を見ようかなと思い、手を出したのが韓国BL「君の視線が止まる先に」と「セマンティックエラー」。韓国BLはほとんど見たことがなくて、なぜかというと実はちょっと食わず嫌いしてた。あまり面白そうなイメージがなかったし、予算もあんまりかけてなさそうでチープな感じだと思ってた。今は本当に全力で謝りたいと思っている。本当にすみませんでした!どっちもめっちゃよかった!

 「君の視線が止まる先に」はお金持ちボンボン高校生のテジュとその護衛を任されている子分的な存在のグクの恋愛ストーリー。まずこのふたりの関係性がいい!テジュとグクは最初から対等な関係ではない。テジュにとってのグクは、いつでもそばにいて何でも言うこときてくれる存在で、それはグクの意思とは関係ない。テジュが望めばそうできるという、ある種の強制力がある。(でも唯一柔道をするときだけは対等にやりあうのもいい)と言ってもグクは嫌々テジュのそばにいるわけではなく、むしろその逆で。テジュはグクの存在が当たり前すぎて自分の感情に気づかない。いつ自覚するのかって、グクが意思を持ってテジュから離れていくときなんだよね。グクはテジュより早く自分の気持ちを自覚していると思うんだけど、立場上テジュへの恋愛感情を表に出すのをためらうし、テジュに「俺を刺激すんな!」と忠告すしたりする。耳を触ったり至近距離になったり、ドキドキさせるセクシャルなシチュエーションは割と最初からある。グクはせっかくテジュへの気持ちを抑えているのに、煽るようなことをされたらそりゃ怒るわ…。でもいち視聴者としては、そのもどかしいシチュエーションに萌え滾ってしまうわけですよ…(は~)。そしてグクはテジュへの気持ちを押し殺して、女の子と付き合おうとする。テジュはそこで初めてグクへの独占欲と恋愛感情を自覚する。特にドッジボールのシーンで、グクが自分じゃなくて彼女を守ったときのテジュの顔。見てるこっちも「あ…」ってなっちゃった。そのあとの芝生のキス未遂のシーンは、お互いがお互いへの気持ちを自覚した状態で、素直に感情をぶつけるテジュと、抑えるグクの攻防がこれまたセクシャルでいい。

こういう話みんな好きだよね?私は大好きです。韓国BLいいやん!めっちゃいいやん!となりながら続けてセマンティックエラーを見ていくわけです。

 やっと「セマンティックエラー」まで来た。この話をメインでしたかったのに、ここまで来るのにこんなに長々と書いてしまった! いや~最近「セマンティックエラー」を見て以来ずっとこの作品のことを考えている。よすぎる、このBL!

 まずハマる要素としては大きかったのは、サンウとジェヨンが全くの正反対な性格で、なおかつ敵対関係から始まることだと思う。関係性の変化が大きいってことは、それだけお互いへの見方や感じ方が変わるくらい一緒にいてその人のことを理解しないといけない。それがロマンチックなのかなあやっぱり。

 ジェヨンは卒業できなかった腹いせにサンウに嫌がらせを始める。ジェヨンはサンウにつきまとっているうちにふとサンウの寝顔を見て気づく。意外と綺麗な顔をしてることに。帽子を脱いだ顔が見たくてサンウに「脱げ」と言うジェヨン。この「脱げ」がちょっとドキドキする。この辺からジェヨンはサンウのことが気になり始めてるんだよね~。そのあとも執拗に嫌がらせするジェヨンだけど、ゲームプロジェクトを茶化されたサンウは結構真面目に怒っていて、ジェヨンに強めに言ってしまう。「人間のクズ」とかなんとか。(ちょっと言い過ぎやろ…(笑))でもこのフリが結構効いていて、サンウにきつめに言われてちょっと傷ついてたのに、詐欺師の先輩に殴られそうなサンウを助けるジェヨン!!(すき) そして二人でお店を抜け出して同じマンションに帰る。ここで2人の関係性が少し変わってきて、サンウもジェヨンに好意的な目線を向けるようになる。カバンをお店に忘れてきちゃったジェヨンは、PCを借りるためにサンウの部屋に上がり込むことに。ここもドキドキしたな~。お風呂上りのサンウを見たジェヨン。傷の手当をしてくれるサンウを見つめるジェヨン。助けてくれた感謝を素直に伝えるサンウ。もう始まってる。

 今までと違ってジェヨンに絡まれることに嫌悪感がなくなったサンウ。それどころかジェヨンがいないとちょっと物足りなくなってるサンウ。いいですね。ジェヨンはもうサンウに嫌がらせするよりも普通に仲良くしたいし優しくしたくなってる。いいですね。図書館でサンウがジェヨンの顔に落書きしようとしたシーン。サンウがペンを顔にそっと置いた瞬間ジェヨンが目を開けてほほ笑むんだけど、普通にときめいてしまってやばかった。あれはやばいでしょ!?そしてそして、フランス語の授業で劇をすることになったジェヨンとサンウは、借りパクした衣装を衣装室に返しに行くんだけど、このシーンが本当に本当にトキメキまくりまして…無断で借りパクしてるのでバレたらまずいというハラハラなシチュエーション。せまくて暗いけど赤やピンクの色のライトが2人をほのかに照らしている。ロマンチック。ジェヨンは「出て行って謝る?」「どうする?」みたいなことを言いながらサンウのほっぺをツンツンしたり耳を触ったり、おまけに耳元で「俺たちも行くか?」とまるでキスするかのような距離感でささやくので、サンウもパニックで「シバル…」だし、こちらも息絶え絶えなのでして…。いや~すごい。

 ジェヨンにドキドキしてしまったサンウはどうしていいかわからなくなり(そりゃそうだ)、ジェヨンから優しくされても突っぱねてしまう。ジェヨンと距離を置いたのになぜかモヤモヤしてしまうサンウは、ジェヨンのバイト先まで押しかけてもう一度一緒にゲームを作ろうと提案する。ここのシーンも個人的には結構好きで。サンウはまだ恋愛感情を自覚してないから、一緒にゲーム作りをする関係に戻ればOKだと思っちゃってる。「ヒョン」呼びするのもそのためで。でもジェヨンが求めてるのはそれじゃないから、心を鬼にして断るんだよね。それにしてもジェヨンは怒ってるとこもイケメンすぎる(すき)。

 結局ゲームプロジェクトを始めたジェヨンとサンウ。共同作業していく中で少しずつ距離も縮まっていく。サンウはジェヨンがスキンシップする前に事前に予告するようにと言う。この「予告」がめちゃめちゃよくて!(サンウはジェヨンがソファで寝てるときに勝手にキスしちゃうのにね!)何と言っても試作品完成祝いで一緒にお酒を飲むシーン。無礼講タイムでついサンウの本音が出てしまう。ジェヨンのことかっこいいなと思ってたんだ。そりゃそうだ。ジェヨンは「予告」と言ってサンウの口元を見ながら「1分後にキスする」って言うんですよ(ここやばい…!!!)サンウは自分から2回もキスしたくせに恋愛関係になることは全然頭になくて。ジェヨンはサンウに付き合うことを提案するのだけど、付き合ったらこんなことできるよーって予告版をやってあげるジェヨンにまたドキドキするサンウ。「キスはしたよな」ってほんとに…(頭抱え)。

 とうとう心を決めたサンウだったけど、そんなタイミングでジェヨンのフランス行きの話が決まってしまう。サンウは理性的な人間なので、就職先が決まったジェヨンを引き留めてまで彼と付き合うことは選ばない。だからは一度はジェヨンの申し出を断ってしまうんだけど、もちろんそのまま終わるはずもなく。サンウはジェヨンのもとに駆け付けてちゃんと告白する。ジェヨンの「恋愛しよう」という言葉にキスで答えるサンウ(やったー!)。晴れて2人は結ばれましたとさ(めでたしめでたし)。

 今までもいろいろBLは見てきたけど、こんなに何回も見返すのは「セマンティックエラー」が初めてかもしれない。本文では書けなかったけどサブキャラもみんなよくて、ドラマとしてちゃんと面白く、それでいてドキドキキュンキュンさせるシーンも散りばめられていて、とても好きな作品になった!

 最後まで読んでくださった稀有な方、本当にありがとうございました!

 次の記事では今話題のBL出演とハラスメントについて書こうかなと考え中。

 ではでは。

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