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愛ってこういうこと。

「車で乗せていこうか?」

お昼に帰ってきた夫が、声をかけてくれた。


朝目が覚めたら高熱と倦怠感、節々の痛みで起きあがれずにいた。

多分、インフルが移ったな…

金曜日に熱で帰ってきた娘。その後、インフルと診断を受けた。

私も13年前にかかったインフルの感覚を思い出していた。悪寒がひどくて何枚も着込み、布団2枚と毛布1枚をかぶる。頭が働かない。療養中の娘は別室でYouTubeを見ていた。

私はうつらうつらしながら、お昼にやっと目が覚めた。近くの内科は確か12時半まで受け付けしている。とにかく受診しなきゃ。

病院に電話をかけるが、手元に診察券を用意しておらず、あたふたする。ものの5歩くらいの距離にバッグがあるけど、永遠のように遠く感じる。

さらに、お財布の中に入っている診察券が見当たらない。なんだか踏んだり蹴ったり。仕方ない、熱があるから。そうやって自分をなぐさめながら、予約する。

家から自転車で5分の病院。あと30分で出れば大丈夫だろう。とはいえ、まず体を起こすのがしんどい。

上半身を起こして壁にもたれかかる。
これ以上動けないと言わんばかりに、体からアラームが鳴る。

さらに着替えて、自転車で行かねばならない。

すると、夫がお昼に帰ってきてくれた。わが家は夫の職場が徒歩3分くらいなのだ。

しかも、みかんゼリーを買ってきてくれた。
うぅ、優しい。

すると、突然夕立のような雨が降ってきた。
雨の中、傘をさして病院に行くのか。そう思うと、とんでもなく憂うつになる。

車で送っていこうか?

と、夫が提案してくれた。
娘はYouTubeを見てるし、大丈夫だろうとのこと。

車で2分くらいの距離なのに、わざわざ運転をしてくれた。

帰りもLINEして。迎えに来るから。

夫は、人のために動くのを厭わない。それが家族なら尚更。

おかげさまで、病院と薬局合わせて30分で終わった。私が最後だったのか、薬局を出たらシャッターが降りた。

夫の心配と愛情をいただき、無事に病院に行けた。ちなみに、娘と同じインフルエンザA型。


最近の私は全力で動き、キャパオーバーになっていた。薄々気づいていたけど、「私ならいける」と発破をかけ続けていた。

一旦、止まってね

宇宙からストップがかかる。
私はいつも人のために時間を使う。けれど、自分を労り、認め愛することがもっと大事なんだと、身をもって知った。

とにかく今は回復するまで、たっぷり寝ることにしよう。

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