見出し画像

どん底だった私の人生が光に変わった瞬間

心が壊れた日

あの日の私は、限界だった。

職場での理不尽な叱責。
何をしても認められず、失敗ばかり責められ、
「あなたは役に立たない」と上司に言われた言葉が頭から離れなかった。

家に帰ると、部屋の明かりさえ眩しく感じて、
カバンを床に落としたままうずくまった。

涙が流れるというより、
気づいたら息ができないような、胸の奥がぎゅっと締めつけられる感覚だけが残っていた。

「もう、どうしていいかわからない」
「誰も私なんか必要としてない」

壁にもたれたまま動けず、
スマホの画面が滲んで見えた。

誰にも助けを求められず、
ただ時間だけが過ぎていった。

その日、私は人生で初めて、
このまま消えてしまいたいと思った。

世界のすべてが私を拒絶しているように感じた。


止まった時間を動かした言葉


何も変わらない朝が来た。
薄い灰色の空の下、無表情のまま歩いていた。

駅に向かう途中、足が止まった。
涙が勝手にあふれ、前が見えなくなった。

周囲の視線を気にする余裕もなく、
私はそのまま道路脇のベンチに座り込んだ。

その時、隣にいた見知らぬ女性が、
そっと差し出したハンカチを私の手に置いた。

「泣きたい時は、泣いていいんですよ」

その声は驚くほど優しかった。

私は何も言えず、ただ泣き続けた。
しばらくして、彼女は静かに言った。

「私はね、数年前まで、生きる価値なんて無いと思っていたんです。
 でも気づいたんです。
 今日を生きた自分を褒められるのは、自分だけだって」

涙を拭きながら、私は聞いた。

「どうやって…立ち直れたんですか?」

彼女は微笑んだ。

「大丈夫。人生はね、
 どん底まで落ちた人にしか見えない景色があるんです」

その瞬間、胸の奥に熱いものが込み上げた。
誰でもない、ただ一人の人間の言葉が、
私の止まっていた心を動かした。


光に変わった瞬間


その日の帰り、夕焼けが街をオレンジ色に染めていた。
泣き腫らした目で見上げた空は、なぜか温かかった。

ああ、まだ終わりじゃないんだ——
そう思った瞬間、涙がまた止まらなかった。

部屋に戻り、私は初めて自分に向けて言葉を書いた。


今日、生きた。泣きながらでも、立っていた。
それだけで、十分だ。


その一行を書いたとき、心の奥で何かが確かに変わった。

誰かに認められなくてもいい。
完璧じゃなくていい。
今日を生きた自分を、私が認めてあげればいい。

翌朝、鏡の前でそっと笑ってみた。
ぎこちない笑顔だったけれど、確かな光があった。

あの日、声をかけてくれた女性の言葉は、今も私の背中を押してくれる。

「どん底まで落ちた人にしか見えない景色がある」

あれは、絶望の底で見つけた光だった。

そして今の私は知っている——

どん底は、終わりじゃない。
ここから始めるための、スタートラインだ。


💫 読んでくれたあなた


もし今、苦しさの中で立ちすくんでいるのなら
気休めでもなく、綺麗事でもなく、伝えたい。

大丈夫。光は必ず来る。
あなたはもう、十分頑張っている。

今日という日を生きた自分を、どうか褒めてあげてほしい。

🌸配信について

私、過去に辛い経験をしてきたので、
落ち込んでいる人が少しでも
元気になれたらと思い物語をつくっています。

🌸桜美咲シリーズ
第1話・第2話はnoteで無料公開中です。
第3話は300円で販売中。
まずは無料ゾーンを見ていただけると
嬉しいです。

私毎回書きながら泣いてしまうんです。
私が苦しんでいたあの時に主人公の
桜美咲がいてくれたら…

ぜひフォローしてください。
よろしくお願いします。

いいなと思ったら応援しよう!

ゆうラボ | ほどく言葉のよはく 読んでくださって、ありがとうございます。 この言葉が心に残ったら、そっと応援してもら えたら嬉しいです。