疲れた日は、心の充電日
美咲と赤いちゃんの座談
夕方の帰り道。
空は少しずつオレンジ色に染まり、街には一日の終わりの優しい空気が流れていた。
美咲はゆっくり歩きながら、小さくつぶやく。
「赤いちゃん……今日はなんか疲れたわ」
赤いちゃんは、美咲の隣を歩きながら優しく聞く。
「そっか。今日もよう頑張ったんやな」
「でもな……今日やろうと思ってたこと、全然できへんかったんよ」
「そうなん?」
「うん。もっと頑張れたはずやのにって思ってしまって……」
赤いちゃんは少し笑った。
「美咲ちゃん、スマホの充電が少なくなったらどうする?」
「充電するかな」
「そうやんな」
赤いちゃんは空を見上げる。
「でもな、人の心は不思議なんよ。スマホには充電が必要って分かってるのに、自分の心は充電せずに頑張り続けようとしてしまうんや」
美咲は少し考える。
「心にも充電が必要なんやね」
「そうやで😊」
赤いちゃんはうなずく。
「疲れた時に休むことは、サボることやないんよ」
「でも、休んでると置いていかれる気がする時がある」
「分かるわぁ」
赤いちゃんは優しく返す。
「周りが頑張っているように見えると、自分だけ止まっているように感じることもあるもんな」
美咲は小さくうなずいた。
「今日の私、まさにそれやったわ」
「でもな、美咲ちゃん」
「うん?」
「花もずっと咲き続けてるわけやないやろ?」
「そうやね」
「冬の間、土の中で静かに力をためてるから、また春に綺麗な花を咲かせられるんやで」
美咲は足元を見る。
「休む時間も、ちゃんと意味があるんやね」
「そうやで」
赤いちゃんは笑う。
「頑張る日も大切。
でも、疲れた日に自分をいたわることも、大切なことなんや」
美咲は少し肩の力を抜いた。
「じゃあ今日は……できなかったことを反省する日じゃなくて、心を充電する日にしてもええんかな」
「もちろんええよ😊」
赤いちゃんは優しく続ける。
「今日一日を過ごしたこと。
しんどくても前を向いたこと。
小さなことでも頑張ったこと。
それだけで、ちゃんと花丸なんやで」
美咲は笑った。
「なんか、心が少し軽くなった気がする」
「それならよかった」
夕日の中、二人の影がゆっくり伸びていく。
毎日、全力で走り続けるのは難しい。
だからこそ、立ち止まる時間も大切。
何もしなかったように見える一日も、
心を整えるための大事な時間になる。
疲れた日は、
自分を責める日ではなく、
自分をいたわる日。
少し休んで、
心に余白を作る。
その余白があるからこそ、
また明日、小さな一歩を踏み出せる。
心をほどく時間は、
明日の自分への優しい贈り物なのかもしれない。
美咲は赤いちゃんに聞いた。
「赤いちゃん、今日の私にもちゃんと充電できたかな?」
赤いちゃんは、にっこり笑った。
「もちろんやで。美咲ちゃんが自分を大切にできたなら、それが一番の充電や」
あなたは今日、自分の心にどんな充電をしてあげましたか?🍀
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