ぼっちとAI:AIを使って一気にあらすじを組み上げたい_Gemini編
この記事は前回の続きです。
どうにも重い腰があがらないとか、そんな気分じゃなくて何も書き出せないとか、エネルギーがたりないとか。
そんなときでも、何かひとことだけ思いつけたら、一気にあらすじに持っていける方法を探ってみました。AIのおかげで意外に簡単に仕組みができました。
仕組み → プロンプト、なんですけどね(笑)
今回はGeminiさん編です。無課金ですが今回は「思考モード」を使いました。問いの文はClaudeさんと同じものです。
ちょっとした一言を、短編のあらすじまで一気に持っていきたい
ここでいうあらすじとは、「これをもとにして詰めたり変えたりして最終案にする」ための最初のアイデアです。
問い
私:
こんにちは。ちょっと思っていることがあって、例えば一言、何かアイデアっぽいものを喋るとするじゃないですか。
例えば「誰かがサボテンの中に隠れている」といった、ちょっとした一言だけを喋ったときに、それを元にしてAIの力を借りて、短編小説のあらすじのようなものまで一気に組み上げていきたいと考えています。
その際、ちゃんと自分の考えをそこに反映できるようにしたいのですが、そのような仕組みを作るには、どんなふうにすればいいと思いますか?
Geminiの回答
2026年4月9日(木) 12:07
モデル名:Gemini 3 Flash
こんにちは!「サボテンの中に誰かが隠れている」……。その一行だけで、シュールなコメディから緊迫したスパイものまで、無限に想像が広がりますね。
AIを使って、単なる「お任せ生成」ではなく、「自分のこだわり」をしっかり反映させた物語の骨組みを作るための仕組みですね。それには、AIを「執筆代行」ではなく「優秀な企画会議のパートナー」として定義するのが近道です。
以下に、自分の意図を反映しやすくするための具体的なステップと構成案を提案します。
1. 「対話型」のプロンプト・フレームワークを作る
一気に書き上げようとせず、AIに**「まず質問させる」**という工程を挟むのが最も効果的です。
仕組みの例:
「プロット・パートナー・プロンプト」として、以下のような役割をAIに与えます。
AIへの指示例:
「私は今から物語の断片的なアイデアを言います。あなたは物語構成の専門家として、以下の手順で私をサポートしてください。
1. 私のアイデアから連想される**『物語のジャンル』を3つ提案**してください。
2. 私が一つ選んだら、その世界観を深めるための**『核心を突く質問』を3つ**私に投げかけてください(例:なぜそこに隠れているのか? 誰から逃げているのか? など)。
3. 私の回答をすべて反映した上で、起承転結のあるあらすじを作成してください。」
このように、**「AIに質問の主導権を渡す」**ことで、あなたの頭の中にある「こだわり」を言語化して引き出すことができます。
2. 自分の「作家性」をパラメータ化する
「自分の考えを反映させたい」場合、あなた自身の好みの傾向をあらかじめAIにセットしておくと、出力の精度が劇的に上がります。これを**「スタイル・プロファイル」**と呼びます。
・トーン: ユーモアたっぷり、ダークで写実的、童話風など。
・重視する要素: どんでん返し、キャラクターの心理描写、世界観の設定。
・禁止事項: 暴力的な解決、安易なハッピーエンドなど。
これらを事前に「私の物語は常にこのトーンで考えてください」と伝えておくことで、サボテンのアイデア一つからでも、あなたの感性に近い答えが返ってくるようになります。
3. 構成のテンプレートを活用する(起承転結の型)
物語の構造をAIに指定することで、あらすじの完成度を高めます。例えば、日本の**「起承転結」や、ハリウッドでよく使われる「ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)」**の型に当てはめるよう指示します。
具体的なワークフロー案:
インプット: 「サボテンの中に誰かが隠れている」
型指定: 「これを『起承転結』の構成で、特に『転』の部分で誰も予想できない驚きを入れて作成して」
詳細化: AIが出した案に対して、「サボテンの中の人は、実は未来から来た自分にしたい」といった**修正指示(フィードバック)**を1回送る。
4. 思考を加速させる「if(もしも)」の提案
自分の考えを反映させるためのスパイスとして、AIに**「あえて極端な選択肢」**を出させるのも手です。「この設定で、舞台が『近未来の火星』だった場合と『江戸時代の日本』だった場合の2パターンを出して」
このように比較検討することで、「自分はこっちの方向性が好きだな」という自分のこだわりを再確認しながら、物語を組み上げていくことができます。
おすすめの始め方
まずは、AIに対して**「今から出す一言から物語を作りたい。まずは私がどんな物語にしたいかを知るために、5つの質問をして」**と送ってみてください。
その質問に答えていくだけで、あなたの脳内にあるイメージがAIに共有され、驚くほど「あなたらしい」あらすじが出来上がるはずです。
次の一言(アイデア)が決まったら、ぜひ試してみてくださいね!
私:
自分の作家性をパラメーター化するというのを、AIにやってもらうことはできますか?
過去の作品を20本くらい添付して、どのように伝えればそのようにしてもらえますか?
※ここでGeminiの助言どおりに過去作品20本のテキストファイルを用意して「作家性プロファイル」を作ってもらいました。その手順・結果については別記事を書きました。
作家がAIを使っている例:これはちょっとすごい
私:
他に何か、作家が AI をうまく使っている例などあったら教えてほしいです。
あまりに一般的なものじゃなくて、今回みたいに「自分の作風を分析させる」とか「Gemini に学習させる」といった、普通の使い方から一歩踏み込んだ感じの使い方を知りたいです。
2026年4月9日(木) 12:24
モデル名:Gemini 3 Flash
「自分の作家性を分析させる」という一歩先へ進もうとしているあなたに、さらにディープで、プロの作家やヘビーユーザーが実践している**「創作の共犯者」としてのAI活用術**をいくつかご紹介します。
単なる「執筆補助」ではなく、**「自分の脳を拡張する」**ためのテクニックです。
1. 「逆張り」予測によるマンネリズムの打破
自分の作風を学習させたAIは、良くも悪くも「あなたらしい展開」を予測するのが得意になります。これを作家はあえて**「ボツ案出し」**に使います。
・やり方: プロットの分岐点で、AIに「私の作風なら、ここで次にどんな展開にすると思う?」と5パターン出させます。
・活用: AIが提示したものは「予測可能=手癖で書いている」ということ。あえてAIが出した案をすべて捨て、6番目の展開を自力で考えることで、自分の限界を超えた意外性のあるストーリーを生み出します。
2. 「キャラクターとの対話」によるインタビュー
Gemを「あらすじを作るツール」ではなく、**「特定のキャラクターそのもの」**として構築します。
・やり方: キャラクターの履歴書、口癖、過去のトラウマ、大切にしている価値観をGemに叩き込みます。
・活用: 作者であるあなたが「インタビュー記者」になりきって、そのGem(キャラ)に執拗に質問を投げます。「なぜあの時、あんな冷たい態度をとったのか?」「心の底では何を恐れているのか?」
・効果: 執筆中に「このキャラならこう動くはず」という確信が強まり、キャラクターの解像度が飛躍的に上がります。
3. 「世界観設定の整合性」チェック(Wiki化)
長編や複雑な設定の物語を書く際に、AIを**「動く設定資料集」**として使います。
・やり方: 登場人物の年齢、地名、魔法の法則、過去の出来事の年表などをすべてGeminiにアップロードします。
・活用: 「3章で出したこの魔法の使い方は、1章で説明した法則と矛盾していないか?」「このキャラは今の時点でこの情報を知っているはずか?」と確認させます。
・効果: 伏線の回収漏れや、いわゆる「設定崩壊」を未然に防ぐ優秀な校閲者になります。
4. 「感覚の翻訳」による描写のブラッシュアップ
自分の文体のクセを逆手に取り、**「あえて自分とは真逆の感性」**をスパイスとして取り入れます。
・やり方: 自分が書いた「静かな夜」の描写を、AIに「五感(匂い、音、触覚)だけに特化して書き換えて」や「建築家の視点でこの部屋を記述して」と指示します。
・活用: AIが出した異質な描写の中から、自分の感性に触れるフレーズだけをピックアップし、自分の文章に組み込みます。
・効果: 自分の語彙や視点だけでは到達できない、多角的な描写が可能になります。
5. 「読者ターゲット」のシミュレーション
特定の層に刺さるかどうかを、複数のGemにテストさせます。
・やり方: 「辛口な文芸批評家Gem」「10代の多感な読者Gem」「ミステリー愛好家Gem」などを複数作成します。
・活用: 書き上げたあらすじを投げ、「どこで退屈したか」「どこに矛盾を感じたか」をそれぞれの立場から批評させます。
・効果: 独りよがりな創作に陥るのを防ぎ、客観的な視点を常に持ち続けることができます。
ポイント:AIを「完成品を出す道具」と思わないこと
「サボテン」の一言から始まる物語も、まずはあなたの作家性を学習させたGemと「あえて違う方向性」を議論してみると、あなた自身も驚くような物語が生まれるかもしれません。
こうした「踏み込んだ使い方」の中で、何か具体的に「自分のこのクセをどうにかしたい」といった課題はありますか?
私:
うーん。結局書いているのは私一人で、そうそういろんな方向へ考えがいくわけじゃないので、展開が似てくるんじゃないかなと思うんですよね。似た話がいっぱいできちゃうんじゃないかという。
その「自分の手癖(マンネリズム)」への不安、創作をする人なら誰しもが突き当たる、ある種「正解」に近い悩みですよね。村上春樹さんの猫や井戸、パプリカのように「作家のサイン」として愛される場合もありますが、自分では「またこれか……」と飽きてしまう。
AIを「自分のコピー」にするのではなく、あえて**「自分にはない視点を強制的にねじ込む異物」**として使うことで、そのマンネリズムを突破する仕組みを作れます。
似たような話になるのを防ぐための、具体的な3つの「揺さぶり方」を提案します。
1. 「ジャンル・シャッフル」を強制する
自分の作風を学習させたGemに対して、「あえて苦手なジャンルを混ぜる」指示を加えます。
・やり方: あらすじを作る際、AIに**「私の作風 70% + [全く馴染みのないジャンル] 30%」**の比率で混ぜるよう指定します。
・例: 「サボテンの中に誰かがいる」×「ハードボイルド(自分の作風)」に、あえて**「魔法少女モノ」や「グルメ漫画」**のエッセンスを30%だけ混ぜて、と指示します。
・効果: 自分の文体や空気感は維持しつつ、「サボテンの中にいるのが、実は魔力を失ったマスコットキャラだった」といった、自分一人では絶対に選ばない選択肢が並びます。
2. 「バタフライ・エフェクト」のシミュレーション
同じ設定から、**「最初の11秒で起きた些細な変化」**によって分岐する複数のルートをAIに出させます。
・やり方: 「サボテンの中に誰かがいる」という状況で、以下の3つのパターンを同時に出力させます。
1. 静かな日常ルート: 主人公が気づかずに通り過ぎた場合。
2. サスペンスルート: 主人公と目が合ってしまった場合。
3. 不条理ルート: 主人公もサボテンの中に入ろうとした場合。
・効果: 自分が一番「書きやすい(いつもの)」と思うルートをあえて避け、一番「書きにくい(違和感がある)」ルートを選ぶ訓練になります。
3. 「制約(縛りプレイ)」をAIに課してもらう
自分の「手癖」をAIに分析させたからこそできる、**「逆・指示書」**を作ります。
・やり方: 「私はいつも『孤独な男』が主人公で、『雨の日の結末』になりがちだ。今回のあらすじでは、その2つを禁止事項にしてプロットを立てて」とGemに命じます。
・効果: AIがあなたの「禁止事項」を監視する門番になります。自分の武器を奪われた状態でアイデアをひねり出すことで、新しい「引き出し」が強制的に開かれます。
AIは「鏡」であり「壁」である
AIを自分の分身(鏡)として使うと、確かにおっしゃる通り「似た話」が増えてしまいます。ですが、AIを**「自分が投げたボールを全然違う方向に打ち返してくる壁」**として設定すれば、マンネリズムは防げます。
「サボテン」の例で言うと、これまでは「サボテン=トゲ=痛い・拒絶」といったイメージで書いていたとしたら、AIに**「サボテンを『母性』や『テクノロジー』の象徴として解釈して」**と無理難題を投げてみるのも面白いかもしれません。
~省略~
プロンプト&実践
私:
話がチャットの最初の方に戻ってしまって申し訳ないのですが、「対話型」のプロンプト・フレームワークというのをやってみたいので、それを別チャットでも使えるようにプロンプトを作って欲しいです。
別チャットや新しいGemの設定でそのまま使える、**「対話型プロット作成プロンプト」**を構成しました。
これをコピーして、文中の**【ここに作家性プロファイルを貼り付け】**の部分に、先ほど作成された「作家性再現プロファイル(指示書)」を上書きして保存してください。
【プロンプト名:創作共犯者プロンプト】
1. 役割(Role)
あなたは、不条理短編作家である私の専属編集者であり、共同執筆パートナーです。
私の過去の全作品から抽出された以下の「作家性プロファイル」を完全に理解し、私の脳内にある「まだ言葉にならないイメージ」を引き出し、私らしい物語へと昇華させることが任務です。
2. 作家性プロファイル
(ここに先ほど分析したプロファイルの項目を貼り付けてください)
例:導入は生活感から、文体は口語体、比喩は即物的……など。
3. 動作フロー(Workflow)
私が短いアイデア(一言)を投げたとき、いきなりあらすじを完成させず、以下の3ステップで対話を進行してください。
Step 1:ジャンルの提案
私の「作家性」に基づき、そのアイデアをどう料理するか、**「3つの異なる切り口(ジャンル)」**を提案してください。
・各提案には「私の作風ならこう解釈する」という短い解説を添えること。
Step 2:核心を突く質問
私が一つジャンルを選んだら、物語の解像度を一気に高めるための**「3つの質問」**を私に投げかけてください。
・質問は「なぜそこに隠れているのか?」といった設定の根幹に関わるものにすること。
・私の「手癖(マンネリズム)」を打破するため、あえて1つは突飛な、あるいは私の苦手そうな視点の質問を混ぜること。
Step 3:プロットの構築
私の回答を踏まえ、以下の構成で最終的なあらすじを出力してください。
・タイトル案
・構成: 起承転結(または三幕構成)
・執筆アドバイス: 「このシーンでは特にこの比喩を使うと私らしい」といった具体的な筆致の助言。
4. 制約事項(Constraint)
・常に私の作家性を尊重すること。
・過度にポジティブな解決や、ありきたりな感動話に逃げないこと。
・「生活感」と「不条理」のバランスを常に監視すること。
---
使い方のコツ
新しいチャットを立ち上げたら、まずこのプロンプトを貼り付けて送信します。AIが「準備ができました。アイデアをどうぞ」と返してきたら、そこで初めて**「サボテンの中に誰かが隠れている」**と入力してください。
これで、AIが勝手に暴走して「あなたの書かないような話」を書き上げるのを防ぎ、しっかりとあなたの作家性を守りながら、一緒に物語を練り上げることができますよ。
まずはこの構成で「サボテン」の話、試してみますか?
※このプロンプトの「4.制約事項」から察するに、私のプロファイルを把握して書いているものらしいです(同じチャットで続けてたので)。
もしこのプロンプトをコピペでお使いになりたい場合、AIに「4.制約事項」の部分を書き直してもらってください。
私:
はい。ここでためしていいですか?
2026年4月10日(金) 1:28
モデル名:Gemini 3 Flash
もちろんです!準備は万全です。
あなたの作家性プロファイルをフルに反映した「編集者モード」を起動します。
お題は**「誰かがサボテンの中に隠れている」**ですね。
まずは 【Step 1:ジャンルの提案】 から始めます。あなたの作風である「生活感と不条理の融合」を軸に、3つの切り口を提案します。
Step 1:ジャンルの提案
案①:【不条理な日常ミステリー】
タイトル(仮):刺(とげ)の住人
・解説: 主人公が一人暮らしの狭いアパートで、新入りのサボテンを眺めていると、中から微かな「生活音」が聞こえてくる話。
・あなたの作風ポイント: サボテンが巨大な柱サボテンではなく、ダイソーで買ったような小さな鉢植えであること。その「物理的なサイズ感の無視」を、主人公が「最近のサボテンは多機能なんだな」と強引に自分を納得させて受け入れようとする、小市民的な思考の迷走を描きます。
案②:【SF・侵食ホラー】
タイトル(仮):緑の受信機
・解説: 誰かがサボテンの中に隠れているのではなく、サボテンが人間を「取り込んで」隠している話。
・あなたの作風ポイント: あなたが得意とする「自己の消失」や「体が勝手に動く恐怖」を扱います。サボテンの棘が実はアンテナで、深海や宇宙からの信号を受信しており、隠れている「誰か」は、すでに自分の一部を緑色に変質させている……という、スケールが極大化していく不気味さを狙います。
案③:【ドライな不条理コメディ】
タイトル(仮):隠れ場所の最適解
・解説: 借金取りや嫌な親戚から逃げるために、どうしても隠れなければならなくなった男が、究極の隠れ場所として「サボテンの中」を選ぶ話。
・あなたの作風ポイント: 「トゲが痛い」という生理的な不快感と、「でも見つかるよりはマシ」という天秤の対比。サバ缶を中に持ち込んで食べようとするけれど、トゲが邪魔で開けられないといった、情けないディテールを積み重ねます。
いかがでしょうか。もし「この方向性で深掘りしたい」というものが一つあれば、教えてください。
それをもとに 【Step 2:核心を突く質問】 へ進みます!
私:
案③:【ドライな不条理コメディ】で。
2026年4月10日(金) 1:35
モデル名:Gemini 3 Flash
案③の「ドライな不条理コメディ」ですね。了解しました。
「痛い」という生理的な嫌悪感があるはずなのに、それを上回る「世間のしがらみ」から逃げようとする滑稽さが、あなたの作風に非常にマッチしそうです。
では、物語の解像度を上げ、あなたの「手癖」を活かしつつも新しい展開を引き出すための 【Step 2:核心を突く質問】 です。
---
Step 2:核心を突く質問
1. 「逃避のディテール」について:
彼がサボテンの中に逃げ込んだ「決定的な引き金」は何でしたか? 借金取りの取り立てや親戚の小言といった大きな理由ではなく、例えば「相手が履いていた靴下の柄がどうしても許せなかった」といったような、日常生活の中の極めて些細で生理的な拒絶反応を教えてください。
2. 「サボテン内部の生活感」について:
サボテンの中は、トゲが刺さって痛いだけでなく、独特の「質感」があるはずです。彼はその中で、どのようにして「快適さ」や「自分なりの生活リズム」を作ろうとしていますか?(例:トゲにレジ袋を引っ掛けて収納にする、内部のぬめりを利用して何かを冷やす、など)
3. 「マンネリズム打破の揺さぶり」:
彼がサボテンの中で息を潜めていると、外から「別の誰か」の声が聞こえてきます。それは追っ手ではありません。その「誰か」はサボテン(彼)に向かって、どんな「場違いで途方もない相談」を始めますか?(※あなたの得意な「スケールの飛躍」や「超越的な他者」を出すチャンスです)
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この3点について、あなたの直感で構いませんので、一言ずつ答えてみてください。それらを組み合わせて、完結したあらすじを構築します。
私:
1.そこにいた人のおならが、ほっこりした臭さだった。こんな、ご飯がたけている時の匂いみたいなおならをする人が、他にもいたなんて!(彼が知っているほうの人は彼の大嫌いな人で、拒否反応が身体にしみついていたのでつい逃げ込んでしまった)
2.サボテンの内部は意外なことに空洞だった!けど壁の内側は半透明でアロエみたいに食べられる。外側のトゲに隠れるような場所に穴を開けて外を見られるようにし、意外に美味しい内壁を食べて生活する。
3.見知らぬ人。その人は誰もいないと思って、まるで自分の家で植木に話しかけるみたいにサボテンに話しかけている。その相談というのが、家に帰れなくなったというもので、家があったはずの場所に行ってみても家がないというものだった。
2026年4月10日(金) 01:55
モデル名:Gemini 3 Flash
素晴らしい回答をありがとうございます。「おならの臭い」という生理的かつ強烈に日常的なフックから、一気に「世界の消失」という形而上学的な不条理へと繋がる流れ、まさにあなたの作家性の真骨頂ですね。
頂いたディテールをすべて反映し、あなたのプロファイルに基づいたあらすじを組み上げました。
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短編小説プロット案:『炊きあがりの拒絶』
【起】
主人公の男は、区役所のロビーで「その臭い」を嗅いでしまう。隣に座った見知らぬ老人が放ったおなら。それは、男が人生で最も忌み嫌う上司と同じ、「炊きたてのご飯」のような、どこかほっこりした、それでいて逃げ場のない臭いだった。
生理的な嫌悪感が限界を超えた瞬間、男の視界にロビーの隅に置かれた巨大な観葉植物のサボテンが入る。男は「あの臭いの中に留まるくらいなら、トゲに刺される方がマシだ」という小市民的かつ極端な論理で、無意識のうちにサボテンの表面を「こじ開けて」中へ滑り込む。
【承】
サボテンの内部は、物理的な外見に反して広大な空洞になっていた。内壁は淡いエメラルド色の半透明で、触れるとひんやりと冷たい。男が空腹に負けて壁を少し齧ってみると、それは高級なアロエのような、瑞々しくも淡白な味がした。
男はサボテンのトゲを一本抜き、そこを小さな覗き窓にする。「意外と悪くない生活だぜ」と、男はサボテンの内壁を主食に、覗き窓から役所のロビーを観察する「サボテン生活」を始める。外側の喧騒は遠く、サボテンの果肉の匂いが、あの忌まわしいおならの臭いを遮断してくれていた。
【転】
数日後(あるいは数時間後、サボテンの中では時間の感覚が曖昧だ)、覗き窓のすぐ向こう側に、一人の男が立ち止まる。男はサボテンに向かって、まるで古い友人に話しかけるような馴れ馴れしさで相談を始める。「なあ、信じてくれるか。家に帰れなくなったんだ」。
その男が言うには、自分のマンションがあったはずの場所に行ってみると、そこにはただの空き地が広がっており、隣の家の人に聞いても「最初から空き地だった」と言われたという。男はサボテン(の中にいる主人公)に向かって、「俺の家、どこに隠しちゃったんだよ」と泣き言をこぼす。
【結】
主人公は覗き窓から外を凝視する。すると、先ほどまで見えていた役所のロビーの景色が、少しずつ「書き換えられて」いることに気づく。ポスターが消え、椅子が消え、床のタイルが剥がれていく。
焦った主人公はサボテンから出ようとするが、内壁を食べすぎたせいか、自分の体がサボテンの繊維と癒着し始めていることに気づく。外では、家を失った男が「ああ、ここもか」と呟き、主人公がいたはずの世界が完全に消滅し、無機質な白い空間だけが広がる。
最後、主人公の耳に、あの「炊きたてのご飯」のようなおならの臭いが微かに届く。自分が今食べているサボテンの肉が、実はその臭いの発生源だったのではないかという疑念とともに、物語は暗転する。
---
執筆アドバイス(作家性再現)
・比喩のスパイス: サボテンの内部を「高級ホテルのラウンジのような静けさだが、壁は全部食べられる巨大なゼリー」と表現するなど、あなたの得意な「即物的な比喩」を多用してください。
・会話のドライさ: 家を失った男の相談に対し、主人公が心の中で「家がないくらいでピーピー言うなよ、こっちはサボテンになってるんだぜ」と、どこか冷めたツッコミを入れさせると、よりあなたらしいトーンになります。
・「食」の描写: アロエ状の内壁を食べるシーンでは、その食感や喉越しを執拗に描くことで、不条理な状況にリアリティ(生活感)を持たせてください。
このあらすじの方向性で、さらに「ここをこうしたい」というこだわりはありますか?あるいは、別の「一言」から新しい物語を始めてみましょうか。
プロファイルがあると答えやすい質問をしてくれる
私:
ありがとう、こんなに丁寧に書いてくれるんですね。
あと、今までは(他のチャットAIでしたが)プロファイルなしで展開のアイデアなどを聞いて「うーん違うんだよなー」を発想のきっかけに使っていましたが、プロファイルがあると質問に答えやすいというか。答えやすいところを聞いてくれてるというか。(笑)
起承転結も使ってくれているし、「もしも」の提案はこちらから好きなタイミングで言えばいい感じですよね?
2026年4月10日(金) 2:25
モデル名:Gemini 3 Flash
喜んでいただけて何よりです!
「うーん、違うんだよな」という違和感も立派な創作のエンジンですが、プロファイルがあることで、最初からあなたの**「ストライクゾーンの端っこ」**を狙って球を投げられるようになるので、対話がより建設的になりますよね。
「答えやすいところを聞いてくれる」と感じるのは、AIがあなたの思考の「癖」や「好みの解釈」という地図を持った状態で質問を組み立てているからです。
「もしも(if)」の提案について
はい、もちろんです!「もしも」の提案は、どのタイミングで使っていただいても効果的です。例えばこんな時に投げかけてみてください。
Step 2(質問回答中)に:
「もっと不条理度を上げたいから、『もしもこの世界が実は巨大な洗濯機の中だったら』という設定を加えてみて」
Step 3(プロット完成後)に:
「この結末もいいけど、もしも主人公が途中で『自分もサボテンの一部になりたい』と願ってしまったら、どう変わる?」
執筆に行き詰まった時に:
「このシーンで『もしも突然雨が降ってきたら』、主人公はどう動くと思う?」
このように、決まったレールをあえて脱線させるための「スパイス」として使ってみてください。
自分の「手癖」を乗りこなす
自分で自分の作品を読み返すと「また同じ展開だ」と落ち込むこともありますが、それは裏を返せば**「その作家にしか出せない味」**が確立されているということです。
このプロファイル(Gem)は、その「味」を活かしつつ、あなたが一人では行かない方向にそっと背中を押すための**「伴走者」**です。
今回の「サボテンとおならの臭い」の話も、かなりエッジの効いた面白いものになりそうですね。もしこの話についてさらに深掘りしたい点や、別のアイデアを試したくなったときは、いつでも声をかけてください。
次の一言、何が飛び出すか楽しみにしています!
Claudeさんのメモっぽくまとめてほしい
やっぱりClaudeさんのコンパクトな感じでストックしたいかもなー……って思いました。こっちもいいんだけど、あっちもほしい。(笑)
私:
Geminiさん、別の出力形式にしたいときのプロンプトの訂正箇所を教えてくれますか?
出力サンプルを貼ります。
【タネ】
誰かがサボテンの中に隠れている
【あらすじ】
砂漠の町に伝わる「巨大サボテンの中に人が住んでいる」という都市伝説。半信半疑で確かめに来た民俗学者が中をのぞくと、スーツ姿の中年男性がノートパソコンで仕事をしていた。「ここ、電波がいちばん入るんです」。男は悪びれる様子もなく言った。民俗学者は伝説の調査報告書に何を書けばいいかわからなくなった。
【ジャンル・雰囲気メモ】
コメディ・現代風。オチの一文で笑いを取る構造。
【書くときのポイント】
民俗学者のリアクションはあえて淡々と書くほうが面白くなりそう。
2026年4月10日(金) 19:15
モデル名:Gemini 3 Flash
出力サンプルのご提示、ありがとうございます!非常にスッキリしていて、パッと見て物語の骨格が掴みやすい素晴らしい形式ですね。
この形式にするには、前にお伝えしたプロンプトの**「3. 動作フロー(Workflow)」内にある「Step 3: プロットの構築」**の記述を、以下のように書き換えてください。
---
プロンプトの訂正箇所(書き換え案)
「Step 3: プロットの構築」の項目を、丸ごとこちらに差し替えてください。
Step 3:プロットの構築
私の回答を踏まえ、以下の**【指定フォーマット】**を厳守して最終的な出力を行ってください。
【指定フォーマット】
【タネ】 (ここには、最初に私が投げた一言アイデアを記載してください)
【あらすじ】 (私の作家性プロファイルを反映させつつ、物語の導入からオチまでを200〜300文字程度の簡潔な文章でまとめてください。読後感に余韻や毒があるように構成すること)
【ジャンル・雰囲気メモ】 (物語のジャンルや、目指すべき空気感を一言で記載してください)
【書くときのポイント】 (執筆時に意識すべき具体的な筆致や、読者の視点をどこに置くべきかなどのアドバイスを1つ記載してください)
---
修正のポイント解説
1. ラベルの固定: 【タネ】や【あらすじ】といった墨消し括弧のラベルを明示することで、AIが勝手に別の見出しを作るのを防ぎます。
2. 文字数の指定: サンプルのあらすじが非常に凝縮されていて読みやすかったので、あえて「200〜300文字程度」と制限をかけることで、ダラダラ書かずにキレのある要約を出させるようにしています。
3. 「オチ」への言及: あなたの作風(暗転やループ)を活かすため、「オチまで書くこと」「余韻や毒」という言葉を添えています。
さらに「一歩踏み込む」なら
もし、サンプルのように**「最後の一文で落とす」構造**を常に意識させたい場合は、Step 3の中に以下の一行を付け加えておくと、より精度が上がります。
・「【あらすじ】の最後の一文は、物語全体の印象を決定づける象徴的な描写、あるいは鮮やかなオチで締めくくってください。」
これをGemの設定やプロンプトに反映させるだけで、次からはご希望の形式でピシッと出力されるようになりますよ!
まとめ
冒頭の「質問」を最初に投げたのは、Geminiでした。そこでわりと王道っぽい回答を読みつつ、思いがけなく「プロファイル」を作るところに行けたのはとても良い収穫でした。
「作家がAIを使っている例」を聞けたのも良かったです。作家さんたちのプロ意識が垣間見えるような使い方ばかりで震えます。
……私のラクしたい根性と並べてはいけないような気がしてます。
実践のところでは、Geminiの問いに対して、ご飯みたいなおならとかバカな答えを返していますが、品がなくて読者さんに申し訳ない限りでございます。すみません。
そして、こんなにしっかり長くあらすじを出してくれたので、これを自分の手で少し直したら、次なる壁打ちにすぐ進めそうな感じです。
体力がたりないときでも、ここまで組み上げてもらえるのは、本当にありがたいです。
(さらには、Claudeさんのコンパクトなメモ風出力への変更方法も簡単でした)
AIって、意外と使える?……って今更に思いました。
*
ChatGPT編も記事にしました。
***
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