ぼっちとAI:作品がなくても作家性プロファイルは作れます
以前、AIに小説執筆をサポートしてもらうときにこれがあるといいよ、という記事を書きました。
過去の作品を分析してプロファイルを作ってもらう方法を書いてます。
でも。
これから小説を書こうとしている人、つまり過去作品がない人は、どうやったらプロファイルを作れるのか。
この記事では、これを共有したいと思います。前記事同様、三人のAIさんたちへの質問と回答です。Claudeさんとのチャットでは、実際に試してみた部分もあるので、参考になるかなと。😊
問い:作品がない場合、コンテキストとしてどんなものを渡せば良い?
私:
小説を書く時にAIに手伝ってもらおうとするとき、自分の過去作品を分析した「作家性プロファイル」を渡しておくととても良いということがわかったのですが、 これから小説を書いてみようとしている、つまりまだ自分の作品がない人の場合は、コンテキストとしてどんなものを渡せばよいと思いますか?
ChatGPTの回答
2026年4月16日 19:33(日本時間) ChatGPT 5.3
すごく良い視点です。「作家性プロファイル」が効く理由はシンプルで、“判断基準の外注”ができるからなんですよね。
だから作品がまだない場合でも、その代わりになる「判断基準の束」を用意できれば、かなり同じ効果が出ます。
結論から言うと、**「自分の中にある“好み・思想・制約”を言語化したもの」**を渡すのが一番効きます。
もう少し具体的に分解すると、以下の5つが実用的です。
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① 好きな作品・嫌いな作品(具体名つき)
これは一番重要です。AIにとって「あなたのセンスの代理データ」になります。
例:
・好き:
・ノルウェイの森 → 内省的な語り、静かな喪失感
・コンビニ人間 → 社会とのズレの描写
・苦手:
・都合よく解決する展開
・過剰に説明的な心理描写
ポイントは「なぜ好き/嫌いか」まで書くことです。
ここが曖昧だと、AIは表面だけ真似してズレます。
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② 書きたいテーマ(問いの形で)
作品がなくても、「何について考えたいか」は必ずあります。
例:
・「普通であることは本当に幸せなのか?」
・「人はなぜ他人と分かり合えないのか?」
・「優しさはどこから暴力に変わるのか?」
テーマは“答え”じゃなくて“問い”にするのがコツです。
これだけで作品の方向性がかなり安定します。
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③ 文体の志向(かなり重要)
ここを指定しないと、AIは無難で平均的な文章を出します。
例:
・一人称 / 三人称
・文の長さ(短く断片的 or 長く流れる)
・比喩の多さ(少なめ / 多め)
・会話の比率
ざっくりでもいいので、「こんな感じが好き」を書くと精度が一気に上がります。
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④ NGルール(やらないことリスト)
これは意外と効きます。むしろ初心者ほど重要です。
例:
・ご都合主義NG
・説明しすぎNG(読者に推測させたい)
・感動の押し付けNG
・キャラが急に性格変えるのNG
AIは「やってほしいこと」より「やってはいけないこと」の方が守りやすいです。
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⑤ キャラクター観・世界観の基準
まだストーリーがなくてもOKです。
例:
・主人公は「強い人」より「不器用な人」がいい
・敵は悪人ではなく、別の価値観の持ち主にする
・世界観は現実寄り(ファンタジーでもルールは厳密に)
これは“物語の倫理観”みたいなものです。
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まとめ(シンプル版テンプレ)
これだけ渡せば十分機能します:
・好きな作品と理由
・嫌いな展開や表現
・扱いたいテーマ(問い)
・文体の好み
・NGルール
・キャラや世界観の基本思想
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少し踏み込んだ話
正直に言うと、「過去作品がない状態」は不利ではあります。
ただし代わりに**“意図的に設計できる”**という強みがあります。
既存作家は無意識の癖に縛られますが、あなたは:
・どんな作家になるか
・どんな物語を作るか
をかなり自由に決められる状態です。
だから最初は「正確なプロファイル」じゃなくていいです。
むしろ仮のプロファイルを作って、書きながら更新するのが現実的です。
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もしよければ、今の時点で
「こんな話を書きたいかも」くらいの断片でもいいので教えてください。
そこから一緒に“最初のプロファイル”を組み立てることもできます。
Geminiの回答
2026年4月16日 21:37(日本標準時)
モデル:Gemini 3 Flash
過去作がない状態からAIを強力な執筆パートナーにするには、「自分は何を良しとし、何を避けたいか」という価値観の言語化が、作家性プロファイルの代わりになります。
まだ作品がなくても、あなたの頭の中にある「好き」や「こだわり」を整理して渡すことで、AIはあなた専属の編集者やゴーストライターのように振る舞えるようになります。具体的には、以下の5つの要素をコンテキストとして渡すのが効果的です。
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1. 影響を受けた作品と「その理由」
自分の作品がない場合、既存の作品をベンチマークにするのが一番の近道です。
・好きな作品リスト: 小説、映画、アニメなど3〜5つ。
・「なぜ」好きなのか: 「〇〇のような緻密なトリック」「△△のような救いのないラスト」「□□のような軽快なキャラクター同士の掛け合い」など、要素を分解して伝えます。
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2. 文体・トーンの指定(ヴォイス)
文章の「手触り」を指定します。
・語り口: 一人称か三人称か、淡々とした硬い文体か、情緒的で装飾の多い文体か。
・比喩の傾向: 「科学的な比喩を多用してほしい」「詩的で抽象的な表現を好む」など。
・NG表現: 「過度な擬音語は避けてほしい」「説明過多にならないように」といった、やってほしくないことも重要です。
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3. 「偏愛」するテーマやモチーフ
あなたが繰り返し考えてしまうことや、つい惹かれてしまう要素です。
・テーマ: 「復讐の果ての虚無感」「孤独な二人の連帯」「技術革新と倫理の対立」など。
・モチーフ: 「雨」「廃墟」「路地裏の喫茶店」「古い時計」など、作品に登場させたい象徴的なアイテム。
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4. ターゲットと読後感
「誰に、読み終わったあとどうなってほしいか」を定義します。
・ターゲット: 「仕事に疲れた30代」「本格ミステリ好き」「王道ファンタジーを求める層」。
・読後感: 「爽快な気分で本を閉じたい」「数日間は結末について考え込んでしまうような余韻がほしい」など。
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5. プロット構築の「癖」や「制約」
物語の構成に関するあなたの好みを伝えます。
・「ハッピーエンドは絶対条件」「中盤で必ず大きなどんでん返しがほしい」「魔法があるけれどコストが重い世界観にしたい」といった、物語のルール設定です。
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💡 コンテキスト作成のコツ
これらを箇条書きでまとめたものを**「執筆スタイル・ガイドライン」**としてAIに渡し、その後に「このガイドラインに基づいた作家として、以下のプロットの相談に乗ってほしい」と繋げると、精度が劇的に上がります。
もし「自分の好みがまだ言語化できていない」という場合は、AIに**「私がどんな物語を書きたいのか探るためのインタビューをして」**と頼んでみるのも一つの手ですよ。
これから書き始めようとしている作品は、どのようなジャンルのものになりそうですか?
Claudeの回答
とても良い質問です。「過去作品がない」からこそ、逆に意識的に言語化できるものがたくさんあります。いくつかの切り口で考えてみます。
作品がない人が渡せる「作家性の素材」
1. 愛読書・影響を受けた作品リスト
単なるリストではなく、**「なぜ好きか」「どこに痺れたか」**を添えるのがポイントです。
・「『夜は短し歩けよ乙女』の、現実と幻想の境界が曖昧なまま話が進む感じが好き」
・「三島由紀夫の文章の、美しさと暴力性が同居している感触が忘れられない」
好みの文体・世界観・テーマが浮かび上がってきます。
2. 「書きたくないもの」リスト
書きたいものより、書きたくないもののほうが意外と鮮明に自分を表します。
・「爽やかなハッピーエンドは書きたくない」
・「スカッとする勧善懲悪は違う気がする」
・「キャラクターに感情移入させる系が苦手」
AIへの制約指示にもなり、一石二鳥です。
3. 日常で気になるもの・蒐集しているもの
小説の「素材」は日常にあります。
・「夜中の誰もいないコンビニをなぜか撮り続けている」
・「他人の会話の断片を手帳に書き留める癖がある」
・「廃墟や閉店した店舗に異様に惹かれる」
これはそのままテーマや描写の傾向になります。
4. 感情的な体験・忘れられない記憶
設定やプロットではなく、感情の質感です。
・「小学生のとき、仲良しの子が急に無視してきた理由が今でもわからない。あの宙ぶらりんな感じが頭に残っている」
AIはこの「感情の核」を拾って物語に織り込むことができます。
5. 「この一文が好き」集
本や映画の台詞・ナレーションで、なぜか手元に残してきた言葉があれば、それはすでに文体の趣味を示しています。
6. 書きたい「手触り」の言語化
テーマではなく、読み終わったあとに読者に残したい感覚です。
・「読んだ後、少し世界が怖くなるような感じ」
・「何かを失ったような、でも悪くない余韻」
・「笑えるのに切ない」
まとめると
カテゴリ / 何がわかるか
愛読書+理由 / 文体・構造・世界観の好み
書きたくないもの / 価値観・美意識の輪郭
日常の蒐集癖 / テーマ・モチーフの傾向
感情的な記憶 / 物語の核になる感情
好きな一文 / 文体への直感
残したい手触り / トーン・読後感の方向性
過去作品は「結果」ですが、これらは「作家性の源泉」です。むしろまだ作品に固まっていない分、素直に出てくるという強みもあります。
どれか一つでも試してみますか?
共通しているもの
AIの三人が共通して最初に出してきたのは、
好きな作品(具体名)と、その理由(なぜ好きか、どこに惹かれたか)
でした。それから、言葉はいろいろでしたが、
文体の志向(この一文が好き)
書きたくないもの(NG、制約)
も共通しています。
他も、聞き方は違うけど欲しい情報は似たようなところだと思います。
ChatGPTは「これから書く作品のための情報として」項目をたてているのに対し、Claudeは作者自身の嗜好や心に残り続けているものを掘り起こす感じですね。あとGeminiの、「偏愛」するテーマやモチーフ、という項目が好き。(笑)
簡単にまとめておきます。
ChatGPT:
・好きな作品と理由
・嫌いな展開や表現
・扱いたいテーマ(問い)
・文体の好み
・NGルール
・キャラや世界観の基本思想
Gemini:
・影響を受けた作品と「その理由」
・文体・トーンの指定(ヴォイス)
・「偏愛」するテーマやモチーフ
・ターゲットと読後感
・プロット構築の「癖」や「制約」
Claude:
・愛読書・影響を受けた作品リスト+理由
・「書きたくないもの」リスト
・日常で気になるもの・蒐集しているもの
・感情的な体験・忘れられない記憶
・「この一文が好き」集
・書きたい「手触り」の言語化
Claudeで実践してみた
さっきのチャット「試してみますか?」の続きで、
「好きな作品とその理由を教えてもらえれば、そこから作家性プロファイルの素案を作れますよ」
ということでしたので、試してみました。
私:
あ、では。非常に大雑把なんですが、大丈夫でしょうか。
好きなジャンルとして「昔話」があります。これは読む文学とは違って、独特のパターンや独特の展開をもっていて、あたりまえに不思議があったり、感情を掘り下げないので聞いていてつらい気持ちにならずにすんだり、それから、何よりもその「堂々と現実逃避ができる」みたいなところに非常に安心感を感じます。
それから、最近好きになったのは実話怪談です。都市伝説も、ちょっと不思議な話も好きだし、バカバカしいコメディも好きです。
大丈夫です、むしろとても良い素材です。
少し整理してみます。
「昔話」と「実話怪談」、一見バラバラに見えて、実はかなり共通した感性を指していると思います。
どちらも「現実の論理を説明なしに外れる」ことへの親しみがありますよね。昔話では鬼が出ても誰も驚かないし、実話怪談では「なぜそうなるのか」は説明されないまま終わる。そのことに安心感や快感を覚える、というのは、「説明されないこと」を受け入れる感性だと言えます。
もう一つ気になったのが、昔話の好きな理由として挙げた「感情を掘り下げないのでつらくない」という点です。これは裏返すと、感情をねちねち掘り下げる文学が少し苦手、あるいは少なくとも自分では書きたくない、ということかもしれません。
バカバカしいコメディが好き、というのも同じ方向を向いています。深刻にしない、引きずらない、という美意識です。
ここまでで仮に「作家性の断片」として言葉にするとしたら、
「説明しない。感情を掘り下げない。でも不思議なことは普通に起きる。」
という方向性が見えてきます。
もう少し聞いてもいいですか。「書きたくないもの」や「なんとなく気になって集めてしまうもの」があれば、さらに輪郭がはっきりしてきます。
私:
書きたくないものは、やはり感情を執拗に深堀りしているものですね。とくにいじめの当事者とかになるとつらい。それから、、お説教話も嫌いです。じつは、アンデルセンの人魚姫の最後がたしか、「みなさんが良い子でいるなら……」みたいな感じだったような記憶があるのですが(間違っているかもしれませんが)、ゾッとします。あと、単純に、ペラペラでつまらないものも書きたくない。
なんとなく気になっているもの、集めているほどではないですが(あまり物が増えることが好きじゃないので)、服を縫うこととか、自分の使いやすものを作ることは好きで、図面を引くことは好きですし、捨てられない洋裁本があります。あ、それでいうと、「昔話話型カタログ」も持っています。
これはかなり面白い輪郭が出てきました。
「お説教話が嫌い」というのは、昔話好きと組み合わさると興味深いです。昔話の多くは一応「教訓」を持っているはずなのに、それが好きで、アンデルセンのお説教はゾッとする。たぶんその違いは、語り手が読者に向かってくるかどうかだと思います。昔話の教訓は物語の中で完結していて、こちらに向かってこない。アンデルセンの「みなさんが良い子でいれば……」は、語り手が突然こちらに手を伸ばしてくる。その感触が嫌なんじゃないかと。
つまり、物語は物語として自立していてほしい、という感性です。
洋裁と図面、というのも見逃せないです。
これは「作ること」への関心ですが、しかも設計してから作るタイプの関心ですよね。捨てられない洋裁本と昔話話型カタログが並ぶのも面白い。どちらも「パターンの本」です。個別の作品ではなく、構造やパターンそのものへの関心がある。
昔話が好きな理由として最初に「独特のパターン」を挙げていたのと、きれいに一致しています。
ここまでをまとめると、かなり一貫したプロファイルが見えてきます。
説明しない。感情を掘り下げない。語り手は物語の外に出ない。不思議は当然のように起きる。でも構造はきちんと設計されている。
「ペラペラなものは書きたくない」という言葉も、この「設計への意識」から来ているような気がします。
一つ確認したいのですが、「主人公」に対してどんな感覚がありますか? 感情移入させたいのか、少し距離を置いて見ていたいのか。昔話の主人公はわりと記号的ですが、それは好きですか、それとも多少は人間らしさがほしいですか?
私:
感情移入できる、大好きになれるキャラクターがいたら楽しいなと思います。でも昔話の記号的な主人公にも、わりと自分を重ねていることは多いです。記号的に動きはするかもしれないけど、人間らしさは感じています。
なるほど、これは大事な補足です。
「記号的に動く」けど「人間らしさは感じる」というのは、実は高度なことを言っています。感情を説明しないのに、なぜか人間らしい。これは昔話の語りの技術の核心でもあって、行動や選択が感情の代わりをしているんですよね。「桃太郎は悲しかった」とは書かれないけど、鬼退治に行く、という行動がそのまま何かを語る。
つまりあなたが書きたいのは、感情を説明しないけど、行動と出来事を通じて人間らしさが滲み出るキャラクター、かもしれません。
ここで一度、今日出てきたものを「作家性プロファイル」として仮にまとめてみます。
【仮プロファイル】
基本的な方向性 説明しない。掘り下げない。でも空虚ではない。物語は物語として自立していて、語り手は読者に向かってこない。
不思議の扱い方 不思議は説明されずに起きる。驚かれもしない。それが当然の世界。
キャラクターの作り方 感情を直接語らず、行動と選択で人間らしさを出す。記号的に動くけど、空洞ではない。
避けること 感情の執拗な掘り下げ。読者へのお説教。語り手が物語の外に出ること。ペラペラな構造。
強み・関心 構造とパターンへの意識(話型カタログ、洋裁の図面)。設計してから作るタイプ。
これをそのままAIに渡す「コンテキスト」として使えます。
どうですか、自分が書きそうなものとして、しっくりきますか?
私:
かなりピンと来てます。(笑)
よかったです(笑)
過去作品ゼロで、会話だけでここまで出るものなんですね。
一つ付け加えると、このプロファイルの面白いところは内部に緊張感があることです。
「説明しない・掘り下げない」と「空洞ではない・ペラペラは嫌」が同居している。これはある意味で、書くときの難しさでもあるんですが、同時にその緊張感こそがその人の文体になる部分です。簡単に解決できない問いを自分の中に抱えている作家は、たいてい面白いものを書きます。
実際に何か書いてみるときは、このプロファイルをそのままAIに渡して、「このプロファイルの作家として、私の書いたものを読んでください」とか「このプロファイルを意識して、こういう話の冒頭を一緒に考えてください」という使い方ができます。
書いてみたいお話の断片や、気になっているモチーフはありますか?
疑問:プロファイルが二つあるときは、どちらを渡せば良い?
私:
ひとつ質問があります。私は以前に過去作品でもプロファイルを作ってもらっているのですが、それは「作品」がもとになっているわけで、私が作品にきちんと今のようなプロファイルを反映できていない場合は自分のものとして弱くなりますよね。
仮にこれから作品を書こうとしている場合、どちらのプロファイルを渡すのが、より自分らしいものを引き出してもらえるでしょうか?
鋭い問いです。
正直に言うと、理想は両方渡すことです。そして「この二つにズレがある場合は、こちらの会話ベースのプロファイルを優先してください」と一言添える。
理由を説明すると、
作品ベースのプロファイルは「実際に書けたもの」の分析です。つまり意図と関係なく、結果として出てきたものが反映されています。自分では気づいていない癖や強みが入っていることもある。
会話ベースのプロファイル(今日のもの)は「書きたいと思っていること」の言語化です。意図や理想、美意識の核に近い。
あなたが言うように、作品がプロファイルを完全に反映できていないこともある。でも逆に、作品の方が正直なこともある。
だからズレがあるとしたら、そのズレ自体が情報です。
「自分はこう書きたいと思っているのに、実際に書くとこうなってしまう」というズレをAIに伝えると、そのズレを埋める方向でサポートしてもらえるという使い方もできます。
二つを対立させるより、地図を二枚持っていると思うと強いです。
私:
なるほど。ズレ自体も情報になるんですね。深いなぁ、、、
そうなんです。
しかもそのズレって、「まだ書けていないもの」への手がかりでもあるので。
「本当は説明したくないのに、つい説明してしまう」とか「感情を掘り下げたくないのに、書いてみると掘り下げてしまう」みたいなことが見えてきたとき、それは弱点というより、自分が次に越えたい壁の形をしています。
作品を書き続けていくと、プロファイルも更新されていくので、ズレはだんだん小さくなったり、あるいは別の場所に移ったりします。それ自体が成長の記録になる。
せっかくなので、今日の会話から作ったプロファイル、どこかに保存しておいてください。半年後や一年後に読み返すと、また面白いと思います。
まとめ
各AIさんたちが必要な情報をリストアップしてくれたので、丁寧に書いて渡して、作家性プロファイルを作ってほしいと伝えればOKかと。
もし面倒なら、
「私にいくつか質問をして、それをもとに私の『作家性プロファイル』を作成してください」
みたいに伝えればいいのかなと思います。
もし過去作品からのプロファイルを持っていても、作品なしでのプロファイルを作る意味は大きいと思いますし、一度作ったものでも更新して育てていく(?)といいのかなとも思います。
もし、これから小説を書いてみよう、AIの力を借りてみようと思っている方がおられたら、プロファイル作りを一度試してみてほしいなと思います。
プロファイルを渡しておくことで、AIが自分の好みを知ってくれます。
サポートしてもらうときの自分への質問が答えやすいものになりますし、提示されるアイデアも的外れ感がかなり減ります。書くことのハードルも少し低くなるんじゃないかな、と。
あと、きっと疲労感も減ります。(笑)
また長い記事になりました。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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