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【来週のFX相場予想】ドル円は160円突破なるか?FOMC議事要旨と日米物価指標に注目

来週8月17日~21日のFX市場では、ドル円が160円台へ再び上昇できるのか、それとも159円を割り込んで調整するのかに注目したいところです。

今週のドル円は、米7月CPI、米7月PPI、米7月小売売上高と重要な経済指標を相次いで通過しました。

米国のインフレ指標は市場予想を下回る場面があり、さらに8月14日に発表された米7月小売売上高も予想外の減少となりました。これを受けてFRBによる9月の利上げ観測は後退し、ドルには下落圧力がかかりました。

それでもドル円は大きく崩れず、週末時点でも159円台を維持しています。

来週は、日本の4~6月期GDP、米FOMC議事要旨、日本の7月全国CPIなど、日米の金融政策を考えるうえで重要な材料が控えています。

今回は、来週一週間のドル円相場について、注目材料と上昇・下落の両シナリオを整理していきます。

今週のドル円は159円台を維持

まず、来週の相場を考える前に今週のドル円を振り返っておきましょう。

今週のドル円は、8月12日に発表された米7月CPIをきっかけに一時的に下落する場面がありました。

しかし、その後は下値を切り上げる動きとなり、米PPIが市場予想を下回っても159円台へ戻しています。

さらに8月14日の米7月小売売上高は予想に反して減少。米国の個人消費の弱さが意識され、FRBの9月利上げ観測が後退しました。

それでもドル円は158円60銭付近まで下落した後、159円40銭付近まで買い戻されて引けています。

つまり、今週のドル円では「ドル売り材料が出ても下値では買いが入る」という特徴が見られました。

160円を前にして上値も重い

一方で、ドル円が簡単に160円を突破できる状況とも言い切れません。

160円付近では為替介入への警戒感が強まりやすく、さらに日本の追加利上げ観測も円買い材料になります。

実際、来週のドル円についても、158~161円程度のレンジを想定し、159円台を中心にやや下方向を意識する見方があります。

そのため、来週は「160円を突破するか」だけではなく、「160円に近づいたときに上値を維持できるか」が重要になりそうです。

来週の最大の注目材料はFOMC議事要旨

来週のドル円で最も注目したいイベントの一つが、8月20日午前3時に予定されているFOMC議事要旨です。

FOMC議事要旨では、前回の会合で各メンバーが金融政策についてどのような意見を持っていたのかを確認できます。次回の金融政策を考えるうえでも重要な材料です。

現在の市場では、米国のインフレが鈍化する一方、雇用や消費など景気面の強さについても慎重に見極める必要があります。

今回の議事要旨から、

「インフレへの警戒が強い」

という姿勢が確認されれば、FRBが利上げを急いでいるとの見方が強まり、ドル買いにつながる可能性があります。

反対に、景気減速への警戒や金融緩和を支持する意見が目立てば、ドル売りが強まりやすくなるでしょう。

8月17日は日本のGDPに注目

週明けの8月17日には、日本の2026年4~6月期GDP速報値が発表されます。

内閣府によると、発表は8月17日午前8時50分の予定です。市場予想では前期比0.5%、年率1.8%などが示されています。

日本の景気が想定以上に強い結果となれば、日銀による追加利上げ観測が強まる可能性があります。

そうなれば円買いが入り、ドル円には下落圧力がかかる可能性があります。

一方、GDPが弱ければ、

「日銀は追加利上げを急がないのではないか」

という見方につながり、円売り材料になる可能性があります。

来週は米国側だけを見るのではなく、日本の経済指標にも注目しておきたいところです。

8月21日の日本CPIも重要

来週後半の8月21日には、日本の7月全国消費者物価指数(CPI)が発表されます。

総務省の公表予定では、8月21日午前8時30分となっています。

日本の物価上昇率が強い結果となれば、日銀の追加利上げ観測がさらに強まる可能性があります。

現在の市場では、日銀が今後どのようなペースで利上げを進めるのかが円相場を左右する重要なテーマとなっています。

特に日本のCPIが予想以上に強ければ、

物価上昇

日銀の利上げ観測

日本の金利上昇

円買い

という流れが意識されやすくなります。

逆にCPIが弱ければ、日銀の利上げ観測が後退し、円売りにつながる可能性があります。

来週のドル円は159円が分岐点

来週のドル円については、まず159円を重要な分岐点として見ておきたいと思います。

現在の水準から上昇して159円後半を維持できれば、再び160円を試す展開が考えられます。

一方、159円を明確に割り込んだ場合は、158円台への調整が進む可能性があります。

外為どっとコムの来週予想でも、ドル円のレンジは158.00~161.00円とされ、159.60~160.00円付近が上値を判断するポイントとして意識されています。

この水準を考えると、来週はかなり重要な局面に入ってきそうです。

上昇シナリオ

ドル円が上昇する場合は、

159円台を維持

159円後半へ上昇

160円突破を試す

160円台前半へ

という展開を想定しています。

FOMC議事要旨でFRBの金融引き締め姿勢が意識されたり、米金利が上昇したりすれば、このシナリオが強まりそうです。

ただし、160円付近では為替介入への警戒感が強まりやすいため、突破した後も注意が必要です。

下落シナリオなら158円台へ

反対にドル円が下落する場合は、159円を明確に割り込むことが最初のポイントです。

159円割れ

158円台へ

158円を割り込む

157円台を意識

という流れに注意したいところです。

FOMC議事要旨がハト派的な内容となり、さらに日本のGDPやCPIが強い結果となれば、日米の金融政策の方向性の違いから円買いが強まる可能性があります。

特に158円を割り込んだ場合は、今週まで続いていたドル円の底堅さが崩れる可能性もあるため、慎重に見ていきたいところです。

来週は「160円突破」に飛びつかない

来週の相場で意識したいのは、160円を突破したからといって、必ずしもそのまま上昇が続くわけではないということです。

現在のドル円は、米国の金融政策だけではなく、日本の追加利上げ観測や為替介入への警戒感など、複数の材料が絡んでいます。

そのため、160円を突破したとしても、

「突破したから買い」

と単純に判断するのではなく、160円台を維持できるかを確認したいところです。

逆に159円を割れた場合も、すぐに大きな円高トレンドと決めつけるのではなく、158円台で下げ止まるのかを確認することが重要です。

FXでは、価格が重要な節目を突破した「後」の動きを見ることも大切です。

来週一週間の注目ポイント

来週のドル円をまとめると、次のような流れを意識しておきたいところです。

8月17日(月)

日本の4~6月期GDP速報値。

日本経済が強ければ円買い、弱ければ円売りにつながる可能性があります。

8月18日(火)

大きなドル円材料は比較的少ないものの、前日のGDPを受けた円相場の流れに注目。

8月19日(水)

FOMC議事要旨を控え、様子見ムードが強まりやすい可能性があります。

8月20日(木)

日本時間午前3時にFOMC議事要旨。

さらに米新規失業保険申請件数やフィラデルフィア連銀製造業指数なども予定されています。

8月21日(金)

日本の7月全国CPIが発表予定。

週末ということもあり、ポジション調整を含めて値動きが荒くなる可能性にも注意したいところです。

来週のドル円予想レンジ

現時点では、来週のドル円は158円~161円程度を想定しておきたいと思います。

中心となるのは159円台。

上方向では160円、さらに160円台前半。

下方向では158円、さらに157円台が意識される展開です。

個人的には、来週は「やや上値が重いものの、ドル円の底堅さも残る」という見方をしています。

米国の利上げ観測が後退している点はドル円にとってマイナス材料ですが、それでも159円台を維持していることを考えると、すぐに大きな円高トレンドへ転換すると判断するのは早いでしょう。

むしろ、159円を中心に上下を繰り返しながら、FOMC議事要旨や日本CPIをきっかけに次の方向を探る展開を想定しています。

まとめ

来週8月17日~21日のFX市場では、ドル円が160円を突破できるのか、それとも159円を割り込んで158円台へ調整するのかが最大のポイントになりそうです。

今週は米CPI、PPI、小売売上高とドル売りにつながりやすい材料が続きましたが、ドル円は159円台を維持しました。特に米小売売上高の弱い結果を受けても、ドル円は一時158円60銭付近まで下落した後、159円40銭付近まで買い戻されています。

来週は8月17日の日本GDP、8月20日のFOMC議事要旨、8月21日の日本CPIが重要なポイントです。

米国側では金融政策への思惑、日本側では日銀の追加利上げ観測がそれぞれドル円を動かす材料となるでしょう。

基本シナリオとしては、159円を維持できれば160円突破を試す展開、159円を明確に割り込めば158円台への調整を想定しています。

ただし、160円付近では為替介入への警戒感が強まりやすく、上昇局面でも油断はできません。

来週も「上がるか、下がるか」を無理に決めつけるのではなく、重要な価格帯を確認しながら、実際の値動きについていくことを意識したいと思います。

FXでは、すべての値動きを取る必要はありません。

自分が狙える場面だけをじっくり待ち、無理なトレードをしないことも大切な戦略です。

来週も焦らず、淡々と。

160円突破を狙う動きになるのか、それとも円高方向へ流れが変わるのか。

日米の材料を一つずつ確認しながら、自分のルールを守ったトレードを心がけていきたいと思います。

※本記事は2026年8月15日時点の公開情報をもとにした相場見通しです。将来の為替変動や利益を保証するものではありません。FXには元本割れや証拠金以上の損失が発生するリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

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