目の前の目玉焼き
うちにはビーグルの犬がいる。
5年前に保護施設から保護したツンデレな子。
散歩は一日朝と夕方の2回。
最近、日中暑くなってきたこと
私も仕事をしていることもあり、
朝の散歩は5時に起きて行っている。
私は早起きが苦じゃない。
それに、朝の散歩は人通りもあまりなくとても気持ちがいい。
ただ、帰ってきた後の
バタバタとする朝ごはんの準備からの家事の時間があまり好きではない。
この週末、
私は祖父の法事があり、一泊二日で家を空けた。
出張の多い夫と違って私は常に家にいる存在。
そんな次の日の朝だった。
散歩から帰ってくると、なんだかいい匂いがしている。
夫が目玉焼きを焼いている。
思わず二度見。
「え!ご飯作ってくれてるの?
ありがとう!助かる!」
言った後で気付いた。
昔はこんな風に言えなかったなと。
忙しい夫。
毎日遅くまで働いていて疲れている夫。
そんな中
たまにやってくれることはあったのに、
それを素直に喜べていなかった。
いつもやらないのに。
たまにやるならもっとやってほしい。
私はありがとうなんて言われたことない。
そんな風に思ってしまって
素直に受け取ることができていなかった。
今日は目の前の目玉焼きを見て
素直に喜んでいる自分がいた。
モヤモヤした気持ちを抱かなかった自分の心に一番びっくりした。
この一泊二日
夫の中の何かが変わったのか、
私が変わったのか。
たぶんどちらも少しずつ変わったのだと思う。
焼いてくれた目玉焼き。
いつもの目玉焼きよりうんと美味しく感じた。
そして、
目の前の「してくれたこと」を
そのまま受け取れた、自分の変化も嬉しかった。
