第226話 露腸亭日乗 AS3日目
ASは尻の穴ではなく、アフターストマの意味である。
誤解なきよう。
それから、このシリーズは必ず排泄物がデフォルトで出てくるはずなのでご注意願いたい。
手術後3日目である。1日目を10としたら、辛さは5くらいであろうか。
昨日は気分良くなくて午後長い時間寝てしまったので、寝つきも悪く眠れたのは日付けが変わる頃だと思う。さらに3時に目が覚めてしまう。
しばらくベッドの中でゴソゴソして5時に起き出して外を見る。
霧が濃い。如何にも梅雨時の朝だ。
とりあえず病棟を一周。
5:45にウンコ。極々少量。
さらに6:45にも。これはガスかなぁーと思ったが念のため便器に跨ったら、ガスの後に小指の先程くらいの量がでた。
着衣のままオナラだけしようとしたら「小惨事」になっていただろう。
これは今後、要警戒である。
と思ったら
8時、ガス漏れ事故発生。
意味はお分かりだろう。
ガスを出そうとしたら違う物が漏れてしまった、ということである。
下着とパジャマはレンタルなので使い放題なのだが、ウンチのシミが付いたパンツが山積みになったらさすがに恥ずかしいので、下着にナプキンタイプの尿漏れパットを装着。
仮に事故があってもパットだけ外して捨てれば良い。
残り数個なので病院のコンビニにあれば買い足す必要がある。無ければ家人に頼んで買って来てもらわななければならない。
オムツは数枚あるのだが、最終兵器として温存しておきたい。暑いしね。
もちろん、オナラしたくなったらパンツ下ろしてトイレにしゃがめば何の心配もないのだが、それでは「社会復帰」の訓練にならない。
オナラする都度トイレに行くのでは、「生活に相当な制限」を受けてしまう。
点滴の交換時にナースにパットを見せて売店に売っているか尋ねる。
すると病棟で使っている有料の大きいものしかない、と言う。そこで自分のパットと生理ナプキンの大きさを聞いてみるとほぼ同じか小さいらしい。そしたらそれでもいいか。
昼飯は4日ぶりに「食事」と言える物。
ここまで飲み物に寄り添っているといっそ清々しい

左のフォークの上は食塩
腹は減っているはずなのに完食したら、かなりの満腹感。人間の身体の不思議である。
食後、売店利用可能時間になり行ってみる。
やはり尿漏れパットは大きいものしかない。近くにナプキンが見当たらないので女性の店員さんに聞いてしまう。
別に恥ずかしくもなんともないぞ。
店員さんはきっと、
「このおじいちゃん、おしっこが漏れちゃうのね」
と思ったのだろうが、
真相は「大」の方なのである。
18枚入り 1150円 ついでにヤクルト1000があったので買って帰る。
晩ご飯も重湯

どちらかというと味噌汁の方が
排便回数は21時時点で5回。
ガスは数えるのやめた。1時間に一回以上出ている気がする。
ガス漏れ事故は一件。
早くも肛門が痛くなってきた。1年以上使ってないし、肛門の粘膜に付いていた常在菌もいなくなっていることだろう。
シャワートイレを使い、ペーパーで擦らずに押し当てるように水分を吸収しているのだが、ガーゼに変えることも検討。
何日か様子を見るか?早めに保護剤を貰った方が良いのか、明日聞いてみよう。
腸が動かなくてイレウスになることを考えたら瑣末な問題かもしれない。
