第239話 横行結腸の受難Ⅱ
あ、あんた地獄のオンナ医者じゃないか。
お久しぶりーじゃないよ。
一年前はよくもやってくれたな。この××
穴開けて雲子出るようにしやがって。
ああ痛くはなかったよ。
え、何、人工肛門閉鎖術?
元に戻してくれるって?
ほんと‼️バンザーイ。
おキレイな先生さま、女神さま、
なんと気高く美しい御姿でございましょうか。
よろしくおねがいします。
後光が差してます。
無影灯?
今日はメス持たない?指導?
危なくなったら出てくる?
なんか不安だなぁ。
なんでもいいや はやいとこやって。
穴あいてるとこチクチク縫うだけなんでしょ?
なんですと
梅ボシの周辺ちょん切ってもう一度繋ぎ直す?
そんなことしたら短足になっちゃう。
いやいやいや
たった5センチ?そういう問題じゃないよ。
それにうまく繋がらなかったらどうすんのさ。
そのワタシ失敗しません、ってこの間も聞いたし。
Sの字は黙って斬られた?
他人は関係ないよ〜
心にもないおベンチャラ言って損した。
この××××× ひぃー
ダメダメダメ、ダメだってば〜
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「ガンバ、ガンバ、 ふぅう。だいぶ水分が抜けたわ。みんな、頂上に着いたわよ。
もう少し先で尻グリセードで一気に人工肛門通って外だからねー」
「センパ〜イ なんか変なんです。地図と違うんです。
右にストマのエスケープルートがあるはずなんですけど分岐が無くって、前に直線が続いてまーす。」
「あらん、おかしいわねー。山と高原地図、ちゃんと最新版に更新した?
載ってないわねえ。 Geographicaの方はどう?
旧道が復旧したのかしらね。
じゃあ直進するわよー。
昔のままなら、あと半日くらいでS字結腸に着くから今日はそこの避難小屋「S」で一泊。
管理人はスケベなジジイだってから気を引き締めて行くよー。
明日の朝一番のお通じで、憧れの果てしない世界に出られるわ。」
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いらっしゃいませ。避難小屋Sにようこそ。
一年ぶりのお客様です。
リニューアルして少々狭くなりましたが、どうぞごゆっくりお過ごしくださいませ。
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