262 どんぐりにむちゅう
2021.11.06.photo byるる
2000年9月
日高東部の ちいさなマチで
はたらいていたときのことです
大きな窓の外は 澄んだ空気
雲ひとつない秋空に
日高山脈 アポイ岳が 今日もきれいです
同僚と会話しながら
仕事準備をしていたときでした
「ドッ」
…と まるでドッヂボールを
ガラスに当てたかのような 鈍いおと!
「???」
びっくりして 顔を見合わせました
「な なんだろ いまのおと?!」
ここは三階建の2階です
恐る恐る …まどの外をうかがいます
すると…

「バードストライクだ!」
窓の下 駐車場に横たわるのは
サイズ感も そこそこある 野鳥です
間違いない あの色 あの模様は
【ミヤマカケス】!
仕事は中断 同僚と一緒に
急ぎ 現場へ向かいます
(このとき 撮影したはずの画像は
今やどこにいったか 見つかりません…)
残念ながら 絶命していた 美しいからだ
そのまま そっと実験室へ運びました
次の時間 予定を変更し
ミヤマカケスを みんなで取り囲んで
即席の 観察授業!
大きいのに "軽い" からだのつくり
なぜ バードストライクは起きたのか
不幸な出来事を防ぐための アイデア 等々…
風切羽と 尾羽を ていねいに抜きとり
順番どおり ボードに並べていきます
あとは 木工用ボンドで貼り付けて…
ミヤマカケス "羽根標本" の完成です
(現物は 既に手元になく… ザムネン!)
ときはながれ 2021年11月
晩秋の南空知 休日出勤を終えて 駐車場へ
…ナニヤラ騒がしい いきものたちがいました

足もとには たくさんの コナラどんぐり
冬を前に さまざまな野鳥が やってきています

ようすをうかがう "ヤマゲラ" のメス
日本では北海道にしかいない
抹茶いろの 綺麗なキツツキ "ヤマゲラ"
あたまが赤くないので メスですね
交互に降りてきては どんぐりを拾います


見ているこちらが 落ち着かない笑



え?! まるのみするの!?
何個か拾っては 飲み込むようすを
びっくりしながら見ていると…
「!??」

「オフエ!?」
シビレを切らせた ヤマゲラが
ミヤマカケスに 猛然と アタック!
逃げながらも どんぐりは離さない カケス笑


ナカヨクヤロウゼ!」
と言わんばかりの "コゲラ" が近くに笑
冬に備えた 貯食行動のようでした
みんな 無事に 冬を乗り越えられたかな…
※今回の内容は
以前 つぶやいた内容の 詳細でした
