ゲーム感想|【ぽこ あ ポケモン】あの街をコツコツ復興させましょう
また会える、その日のために
(ネタバレあり)
『ぽこ あ ポケモン』は…何と、ポケモン関連のゲームで初となるサンドボックス系クラフトゲーム。プレイヤーが世界中に散らばる材料を集めて、木材や鉄板のブロック、家具をつくって、ブロック遊びやジオラマづくりのように自由に配置していくことができるゲームです。
サンドボックスのゲームジャンル自体は大人気ジャンルで、類似するタイトルはたくさんあるのですが、遊んでみるとそれぞれの個性が光っています。そして、そのジャンルのタイトルに連ねた『ぽこ あ ポケモン』…もちろん、ポケモンだからこその要素が盛りだくさん。
…非常にまずいですね。おぽのはもともとこのジャンルのゲームが好きだったのにみるみる時間を吸い取られていく。大人なのに一切自制心が働かない。
1|世界観:またまっさらから始めて
<なんてことだ…ここはカントーだったのか…>
主人公は「メタモン」。ちっちゃなおめめとしまりのない口、子どものラクガキのような見た目の薄ピンクのポケモン。
ピカチュウでもイーブイでもなく、フシギダネヒトカゲゼニガメでもなく、ポケモントレーナーでもない…なんにでもなれる「メタモン」が主役です。
このメタモンはちょっと特殊で、他のポケモンの姿にへんしんするのが苦手な代わりに、人のまねっ子が得意。自分のことをかわいがってくれていたトレーナーの姿になってこの世界を冒険します。

リアクションしてくれるのがかわいい
その舞台は…荒廃したある地方の街。メタモンが最初に出会う「モジャンボはかせ」によると、気がついた時にはたくさんいたはずのポケモンやニンゲンを一切見かけることができなくなってしまったそう。
モジャンボはかせと協力して、メタモンがこの世界にポケモンとニンゲンが帰ってくるように住める場所を作ってあげるのがゲームの目的です。
いや~遊んでみるとわかるんですけど、おぽのが子どもだったころから慣れ親しんだ街がいくつも出てくるのですが、軒並み破壊されています。
何があったのかうっすらわかります。地形だったり、残されたものから世界が危機的状態があったことを推測できます。
淡くてほんわか長閑な世界になっているのですが、裏には今ここにメタモンたちが戻ってきた理由となる壮絶な物語があったようです。

しかし不謹慎ながら、おぽのが操作するメタモンの「たもたも」は、ワクワクしっぱなしでした。
要するに「世界を」「自分の手で」「スキなように復興させていい」!
これが楽しくないわけがありません。破壊されてようが何だろうが、この世界に戻ってくるポケモンたちと協力すればきっとうまくいくでしょう。
2|ゲーム性:人類の残り火をまた追って
<欠けたものを補おう>
メタモンの力を使い、家具や草むら、樹木やブロックを組み合わせて、ポケモンの住処を作ると、しばらくの後その住処が気に入ったポケモンがやってきます。
やってきたポケモンの住処を整えたり、ポケモンたちと協力して新しい住処を作っていくことで、さらに街が発展し「環境レベル」という、その街の住心地の良さが上がっていきます。
この、「住処を作る」「ポケモンを呼ぶ」「住処を綺麗にする」の流れが本当に止まりません。
それはなぜか…
それは"人類の名残が少し残っているから"です。
どういうことかわかりにくいと思いますので、例えば次👇の画像

壁と柱と…窓と…屋根と…
このような建物の名残があるので、欠けた部分のイメージがしやすい。だから何を用意すればいいのかピンときやすい。
「建築作業」は苦手なんだよねーと、おぽのも二の足を踏んでしまうこともがありますが、これならメタモンのように誰かのマネをして家を直すだけでも相当な満足感を得られます。
泥の汚れや、壊れた街灯、道をふさぐブロックなどを取り除くだけでもすっきり。元の構造を生かすという遊び方でも存分に「これをしてみようかな」「あれをしてみようかな」とあれこれ想像する。これが止まらない。
もちろんそんなことを無視して自由に自分自身で実践するのもまた楽しい。

なんでしょうね…。ゲーム内でメタモンは色んなポケモンから"わざ"を教えてもらってできることが増えていきますが、プレイヤーも同じように遊びながら得た知識や技術をどこか別の場所で発揮できるのがうれしい。
そうやって遊んでいるだけで、あたりにだんだんとポケモンが帰ってきて、自分が好きな環境を作れるので…止め時が本当に見つからないのです。
3|キャラクター:また仲間を増やして
<推し変?いえ、箱推しですが…>
さて、最大にして唯一無二の特徴ですがこのゲームにはポケモンが出ます。
何を当たり前のことを…とお思いでしょう。ご安心を。おぽのも見切り発車で書いてます。
これまでのシリーズを遊んだ方やそうでない方でもポケモンというキャラクター達はみんな知っているわけで、特にシリーズを遊んだ方々は思い入れの強いポケモンたちが何匹も何匹もいると思っています。おぽのもその一人です。
そして、遊ぶ中でこんなことを思いました。
「あれ?●●も魅力的だぞ…?」と。

一匹一匹の好みもさることながら、もはや「ポケモン」というコンテンツ自体に魅力が備わっているといっても過言ではないと思っています。「スローライフを満喫するゲームは遊んでないけどポケモンならわかるからやってみようかな」というきっかけにもなり得るでしょう。

コミュニケーションをとれるポケモンたちのなんと愛おしいことか。意外なキャラ付けがされていたり、そういやそういう設定あったな…というような話をしてくれたり、知っていても知らなくてもほっこりするようなテキストがたくさん。

またゲームで遊んでいるとしばしばポケモンたちはメタモンに対して、ちょっとしたお願いや雑談レベルの話題を振ってきます。そんな時、おぽのは自分のやりたいことを止めてでも耳を傾けてします。
いやだって…「ねぇねぇ!」とか呼びかけられたら「はーい」って返事したくなるよそりゃ…。

そういえば余談ですが、おぽのはこのゲームのデータを一度消しています。初めの街から次の街へ進めるぐらいまで進んだ後に消してしまいました。
その時はこんなにポケモンたちとの交流が深く、愛着を持てると思ってなくてメタモンの名前を…その…「ロクブィ」ってしてたんですね。

「ふーん?メタモンのニックネームですか。そんなもの『6V』でしょう。」と即決。ですが、だんだんこの「ロクブィ」に対して罪悪感がわいてきます。
この世界は先ほどのキャラクターの項でも書いた通り、たくさんのポケモンからメタモンは引っ張りダコ。特に仲良くなったポケモンからは「メタモン」という種族名ではなく、プレイヤーのつけたニックネームで呼ばれます。
「ロクブィ」「ロクブィ」って——。
愛情のなさが浮き彫りになった瞬間。ごめん!メタモンごめん!って心の中で土下座しながら、もう一度「ちゃんと愛情をもったトレーナーのメタモンはどういうニックネームか」というロールプレイによって命名されなおされました。
「たもたも」
本当は「たも」がよかったのですが、時々他のポケモンから「たもさん」って呼ばれてしまうのが………よって音の響きの可愛さで「たもたも」になりました。
それでは、大型アップデートが来た時にまたお会いしましょう。

