現時点で TV 録画サーバーを構築する意義はどこに存在するのか? (6)
TV アニメ『とんがり帽子のアトリエ』 は何で観る?
TV アニメ『とんがり帽子のアトリエ』第1話 は素晴らしい完成度でした。脚本・構成・演出・作画・劇伴のいずれも「これは…」と期待感を抱かせる丁寧な仕上がりです。TV アニメのフォーマットで制作されているとは信じ難いクオリティで、久々に妥協を許さない職人技を観せて頂きました。
TV アニメ『とんがり帽子のアトリエ』は TOKYO MX、BS11(日本 BS 放送)、KBS 京都、サンテレビ、テレビ愛知、テレビ西日本、北海道テレビ、ミヤギテレビ、AT-X で放送されており、Netflix(ネットフリックス)、ABEMA(アベマ)でも配信されています。
新作のアニメ作品を丁寧に拾ってくれる放送局としては、BS11(日本 BS 放送)、TOKYO MX が代表的ですが、ABEMA(アベマ)の動画配信もカバー率は高く、主要な作品のほとんどが視聴できる番組編成になっています。
筆者の録画編成は BS11(日本 BS 放送)を主軸として、BS12 トゥエルビ、TOKYO MX、BS 日テレ、BS 朝日、BS テレ東、テレビ朝日、WOWOW、BS-TBS、TBS、フジテレビ、テレ東 などの放送枠を組み合わせています。これらに加えて ABEMA(アベマ)の動画配信も確認します。TVer(ティーバー)や TBS Free の動画配信もチェックしますが、こちらは最終的な保険で理想的な選択肢ではありません。
TV アニメを録画するとしたら、どの放送局の放送枠を選択するべきでしょうか。(1)全国ネット、(2)ローカル(地域限定)、(3)独立放送局(TOKYO MX など)の他に ABEMA(アベマ)などの動画配信サービスも選択肢に入りますが、ハードディスク(HDD)の価格高騰を鑑みて、ストレージ運用の効率化とデータサイズの最適化を図るには、品質(画質・音質)とデータサイズのバランスを重視した放送枠を選択するのが合理的です。その場合、ABEMA(アベマ)、TOKYO MX などが有力な選択肢となり、品質(画質・音質)を最優先すれば、BS11(日本 BS 放送)、WOWOW、BS テレ東、BS フジ、BS 朝日、BS-TBS、TOKYO MX などが有力です(BS 日テレ は「特別な事情」を抱えているため、例外とします)。
2026 年 5月時点でメモリおよびハードディスク(HDD)の市場価格は、AI 需要の爆発的な増加による深刻な供給不足の影響を受けて高騰しており、非常に高い水準で高止まりしています。新品で 2 TB のハードディスク(HDD)が 12,000 円(6 年落ちのジャンクで 4,000 円)もする異常事態に困惑を隠せませんが、これは 8 TB(HDD)の 3 年前(2023 年)の市場価格です。
2026 年はメモリ、ハードディスク(HDD)ともに「市場在庫がない」状況が続き、価格が安定するのは 2028 年以降になると予測されています。秋葉原の PC パーツ専門店などで現状を伺うと、やはり DDR5 / DDR4 メモリや SSD の仕入れ価格(仕入値)が高騰しており、PC(パソコン)を自作するユーザーも激減しているそうです。AI データセンター向けの供給が優先されるため、購入制限を設けているショップもあります。
画質については、視聴者の主観評価(Subjective Quality Assessment)で許容できる範囲内であれば問題ないとしても、音声トラックは放送局や番組内容によりコーディングの特性が異なり、独自の帯域制限が施されている場合もあります。
2018 年12月の 新 4K・8K 衛星放送開始に伴う BS 放送の帯域再編(2K 放送の画質低下)において、従来のフルハイビジョン画質(2K ハイビジョン:1920 × 1080)を維持した独立系放送局は、BS11(日本 BS 放送:ビックカメラグループの独立系衛星放送事業者)と BS12 トゥエルビ(ワールド・ハイビジョン・チャンネル:三井物産系列の衛星基幹放送事業者)の BS 2 局です。
2018 年 1月に他の民放 BS 局(BS 日テレ、BS 朝日、BS-TBS、BS フジ、BS テレ東)が、4K 放送へのリソース割り当てを目的とする伝送帯域幅の削減(24 スロット => 16 スロット)と解像度の実質的なダウングレード(1920 × 1080i => 1440 × 1080i)を実施して、水平解像度(横方向の画素数)を約 75 % まで削減したのに対して、BS11(日本 BS 放送)は 18 スロット(1920 × 1080i FHD)の伝送帯域幅を確保して、マルチ編成を行わず、単独チャンネルで高画質の放送を実施しています。高ビットレート(最大約 19.8 Mbps)を維持して、アニメや報道番組など、高品質な素材をそのままの精細感で伝える独自路線(最高画質を優先するアプローチ)を堅持しているのです。音声トラックのカットオフ周波数も 20.25 kHz に設定しており、人間の可聴周波数帯域(20 Hz 〜 20 kHz)を完全にカバーしています。
※ 1 スロットあたりの伝送帯域幅(情報伝送容量):約 1.08 Mbps ~
1.2 Mbps
BS12 トゥエルビ は 14 スロットの伝送帯域を確保して、フルハイビジョン放送(1920 × 1080i FHD)を実施しています。この独自路線は画質競争において強みとなり、映像の鮮明さや情報量を重視する視聴者層にとって非常に重要な要素となっています。
WOWOW は 2K ハイビジョン放送の衛星基幹放送事業者の中では、最大のスロット数となる、3 つのチャンネル(プライム、ライブ、シネマ)で各 24 スロット(計 72 スロット)の伝送帯域が割り当てられており、フルハイビジョン放送(1920 × 1080i FHD)を実施しています。WOWOW プライム では、毎週水曜日 深夜 0 時頃から『アニメプライム』枠で新作アニメ作品を無料で放送しています。
※ Transponder(トランスポンダ):BS 衛星の通信機器(中継器)。1つ
のトランスポンダに複数の BS チャンネル(番組)が収容されている。
1 つのトランスポンダ(帯域)は分割されて、48 スロットで構成され
ており、HD 番組で 2〜3 チャンネル分の放送ができる
現在では 地上デジタル放送(ISDB-T)と BS デジタル放送(ISDB-S)のどちらもハーフ HD(1440 × 1080i)の解像度で放送されており、画素数自体は同じですが、映像ビットレート(1 秒あたりのデータ量)や帯域幅に違いがあります。そのため映像の品質(情報量・圧縮率)に格差が生じます。
一般に BS デジタル放送(ISDB-S)の映像データ転送レートは 約 24 Mbps 程度あり、地上デジタル放送(ISDB-T)の 約 17 Mbps 程度(実質的な映像データレートは 約 13 Mbps ~ 16 Mbps 程度)よりも多くの情報を送ることができます。これにより、動きの激しい映像でもブロックノイズが発生しにくく、綺麗な画質が保たれます。
また、BS デジタル放送(ISDB-S)は 34.5 MHz の広い帯域幅を使用しており、大容量のデータを安定して伝送できます。これに対して、地上デジタル放送(ISDB-T)は 1 チャンネルあたり 6 MHz の物理チャンネル(周波数帯域)を使用して、最大で 約 20 Mbps(実質的な映像データレートは 約 13 Mbps~16 Mbps 程度、総伝送容量 約 17 Mbps ~ 20 Mbps 以上)のデータ伝送が可能です。
しかし、地上デジタル放送(ISDB-T)では 1 つの物理チャンネル(周波数帯域)で固定受信(テレビ:フルセグ)用と移動受信(ワンセグ)用を同時に伝送する階層化(BST-OFDM 方式)が行われています。6 MHz の帯域を 13 個のセグメント(12 セグメントはハイビジョン放送用、1 セグメントはワンセグ放送用、約 5.6 MHz ~ 5.75 MHz の有効帯域)に分割して、高品質なハイビジョン映像・音声を伝送しており、全体の帯域のうち、残りの帯域は隣接するチャンネルとの混信(干渉)を防ぐガードバンド(保護帯)として機能しています(この規格は ARIB STD-B31 として策定されています)。
※ 428.57 kHz(約 428 kHz):1 セグメントあたりの帯域幅
※ 5.572 MHz(約 5.6 MHz):13 セグメントを合計した、実際にデータ
が送信されている「有効帯域幅」
※ 5.75 MHz:隣接チャンネルとの干渉を防ぐガードバンド(空き地)を
除き、信号が占有を許容されている「占有周波数帯域幅」
の許容値
BS デジタル放送(ISDB-S)は、高い転送レートにより、画質を犠牲にすることなく、高精細なフルハイビジョン(1080i)放送を提供しており、さらにデータ放送用の帯域も確保されています。また、放送衛星から直接電波を送信するため、地形や建造物による電波障害の影響を受けにくく、安定してノイズの少ないクリアな映像・音声を視聴できます。
地上デジタル放送(ISDB-T)は限られた電波枠(主に UHF 帯 470 〜 710 MHz の 40 チャンネル[13ch 〜 52ch]を利用。総帯域幅は 240 MHz)の中で放送されており、画質、多チャンネル化、ワンセグ放送を両立させるために、デジタル技術の限界まで効率化が図られています。そのため、映像データを細かく圧縮しなければならず、圧縮ノイズが乗りやすいため、画質も粗くなりがちです。
激しい動きや細かい模様がある映像(スポーツ、ライブ、映画など)では、地上デジタル放送(ISDB-T)はブロックノイズ(モザイク状のザラザラしたノイズ)が出やすくなります。これに対して、BS デジタル放送(ISDB-S)はデータ転送レートが高く、帯域幅も広いため、ノイズが少ないのです。
地上デジタル放送(ISDB-T)は、当初からハーフ HD(1440 × 1080i)の解像度(一部は 1920 × 1080i)で放送することを前提にシステムが最適化されているの対して、BS デジタル放送(ISDB-S)は 1920 × 1080i の高精細なフルハイビジョンで放送することを前提にシステムが構築されています。かつては 1920 × 1080i が標準でしたが、新 4K / 8K 放送(2018 年12月1日に放送開始)の帯域確保のために、多くの BS チャンネルが 1440 × 1080i に解像度を下げた経緯があります。
そのため 地上デジタル放送(1440 × 1080 約 148 万画素[横引き伸ばし])よりも BS デジタル放送(1440 × 1080 約 155 万画素[横引き伸ばし])の方が精細で綺麗な映像になります。BS デジタル放送(ISDB-S)は解像度を下げても、高いビットレートを維持しているため、地上デジタル放送(ISDB-T)よりもノイズが少なく、安定した高画質で視聴できるのです。
※ ISDB-T(Integrated Services Digital Broadcasting - Terrestrial):地上
デジタルテレビ放送の伝送規格。映像、音声、データ放送を柔軟に組み
合わせる「階層伝送」が可能で、安定した受信能力を持つ点に特徴があ
る。映像の解像度は 1440 × 1080 ピクセル、フレームレートは 29.97
fps が基本。車載用、ポータブル機器向けの「ワンセグ USB チュー
ナー」なども販売されており、Android(アンドロイド)端末などで視
聴できる。ブラジルや南米各国など、2023 年 3 月時点で合計 20 か国
以上が採用しており、国際的には「ISDB-T International」やブラジル向
けにカスタマイズされた「ISDB-Tb(ISDB-TB)」として知られている
※ ISDB-S(Integrated Services Digital Broadcasting - Satellite):日本放
送協会(NHK)が中心となり開発されたデジタル衛星放送規格。主に
BS デジタル放送(右旋・左旋)および 110 度 CS デジタル放送で使用
されており、高精細なハイビジョン映像(HDTV)、高品質な音声、双
方向通信を実現するため規格化された。限られた周波数帯域で効率よく
大容量のデータを伝送できるトレリス符号化 8 相位相変調(TC8PSK)
や 4 相位相変調(QPSK)などの変調方式を採用しており、耐干渉性に
優れている
※ BST-OFDM(Band Segmented-Orthogonal Frequency Division
Multiplexing):日本の地上デジタル放送(ISDB-T)で採用されてい
る、放送帯域を複数のセグメントに分割して柔軟に伝送する変調方式。
OFDM(直交周波数分割多重)の隣り合う周波数のサブキャリア(搬送
波)同士が重なり合っても干渉しない「直交性」を利用し、複数のサブ
キャリア(搬送波)をスペクトルが重なるほど密に配置(直交化)する
ため、同じ帯域幅でより多くのデータを伝送できる。建物などによる
ゴースト妨害(反射波)の影響を受けにくく、SP(分散パイロット信
号)などの制御情報を用いることで、移動受信時の複雑な電波変動
(フェージング)を補正して、安定した通信を実現する。固定受信用の
モード 3(約 5600 本のキャリア)、移動体用のモード 1 / 2 などを受信
状況に応じて使い分け、高画質のテレビ放送から移動体向け(1 セグメ
ント放送)まで、1 つの周波数帯域内で同時に効率よく通信できる
※ OFDM(直交周波数分割多重):多数の狭帯域サブキャリア(搬送波)
を互いに直交させて並列伝送する高速デジタル変調方式。Wi-Fi、LTE /
5G、地上デジタル放送などで採用され、周波数利用効率が高く、反射
波(マルチパス)や干渉に非常に強い安定した通信を実現する
ところで、テレビ放送番組の録画というのは困ったことに、地震や台風、津波などの災害に弱いという難点があります。アンテナで放送波(搬送波)を捉えて給電する場合、特に BS / CS 放送のような高い周波数帯(マイクロ波)を用いるシステムは、降雨による影響も強く受けます。12 GHz 前後の周波数を使用するため、大雨時に影響が出やすいのです。
この現象は「降雨減衰」と呼ばれ、雨粒が電波の波長に近い大きさ(数 cm 以下)になると、電波が雨粒に吸収・散乱され、受信アンテナに届くまでにエネルギーが減少(減衰)します。雷雨や集中豪雨の際は、電波が大幅に弱まり、ブロックノイズが発生したり、映像が映らなくなったりする「受信不良」が起こります。また、アンテナに付着した雪も受信感度を低下させる原因となります。
光回線(フレッツ・テレビ、各ケーブルテレビ事業者の光サービスなど)を利用して放送波を受信する場合、従来のアンテナ受信に比べて天候(雨・雪・雷)の影響を受けることは滅多にありませんが、気象情報・緊急情報のテロップが画面に挿入されることだけは避けられません。
テレビの緊急情報(緊急警報放送や緊急地震速報)は、通常、メインの番組内容とは別の「付帯情報」として、映像や音声にスーパー(文字)や信号を乗せて送出される仕組みになっています。津波情報や地震情報などの文字・図形情報は、視聴中の番組映像に直接スーパーインポーズ(重ねて表示)されるのです。
TV アニメ『とんがり帽子のアトリエ』(BS11)第3話でも番組の冒頭から「津波注意報」の文字と図形情報(地図)が画面の右側に表示されており、番組の終了時まで表示されていました。
日本のテレビ受信機(デジタル放送受信機)では、特定の条件下で放送事業者が送信する緊急信号により、地震速報(緊急地震速報)、津波警報、その他の特別警報が発令された際、自動的に視聴中の番組に重ねて表示(スーパーインポーズ)されます。受信機側で、これらの緊急情報を完全に分離・非表示にしたり、強制的に遮断する機能は制限されています。したがって、一般的なテレビ受信機(地上波、BS、CS)で緊急情報画面の情報を消すことはできず、自動的(強制的)に表示されるのが標準仕様になっています。
また、BS デジタル放送(ISDB-S)の TV アニメ番組で共通して見られる現象として、L 字型画面(データ放送や番組宣伝のテロップ)の表示や、「提供ベースの画面縮小」があります。
無料の BS デジタル放送(ISDB-S)では、データ放送の活用や番組宣伝スペースを確保するために、以下のような画面レイアウトになることがよくあります。
(1)L 字型画面の表示:画面の左側と下部(L 字領域)に、ニュース、
天気予報、他の番組の告知といったテロップや画像が常時表示さ
れ、本編のアニメ映像は画面の右上(映像領域)に縮小表示される
(2)画面の縮小(額縁放送):画面下部に「提供スポンサー」のテロッ
プを表示するスペース(サイドパネル)を確保するため、アニメ本
編の映像が縮小され、上下左右に黒帯(または背景画像)が入る
(3)文字多重放送(字幕):視覚障害者向けなどの字幕データが標準で
ON(オン)になっており、映像の下部に黒い背景の文字スーパー
が表示される
こういう時に ABEMA(アベマ)や YouTube(ユーチューブ)の動画配信は心強い存在です。ですから、放送終了後にこれらの配信もチェックします。もちろん、デジタル放送録画対応の HDD レコーダーには、緊急警報放送やデータ放送(付帯データ)を録画時に分離・除外して、番組本編のみを保存できる機能が搭載されています。多くの機種で、番組録画設定の「データ放送・緊急警報放送」項目を「録画しない」または「分離」に設定することで、字幕、音声、データ放送情報を除外(番組本編の映像・音声のみ)して保存できます。
TV 録画と比較して ABEMA(アベマ)の品質(画質・音質)はどうなのか気になりますが、広告用ガイドラインは、映像ビットレート(ターゲット・平均 20 Mbps)、VBR(可変ビットレート)上限 30 Mbps に設定されています。
▢ ABEMA 広告入稿用 映像技術規定
最高画質:1080p(Full HD)
広告規定:動画広告は 2 Pass VBR(可変ビットレート)、約 20 Mbps
リニア配信(Linear Streaming)/ VOD(Video on Demand):
配信や端末によりビットレートは変動する
画質調整:通信環境に応じて自動的にビットレートが調整される
音声ビットレート:192 kbps または 320 kbps(推奨)
音声形式(コーデック):AAC-LC
サンプリング周波数:48 kHz(推奨)または 44.1 kHz
音声チャンネル:2 ch(ステレオ)
ビット深度:16 bit
平均ラウドネス値:- 24.0 LKFS(±1dB〜±2dB)※ テレビ放送基準に準拠
※ ラウドネス基準:人間の聴感に近い音の大きさ(LUFS / LKFS)を基
に設定された音量規格。放送は -24 LKFS(±1dB)が厳格な基準値。
日本のテレビ制作(ARIB TR-B32 準拠)では -24 LKFS が必須条件だ
が、ストリーミング配信では -14 LUFS 〜 -16 LUFS、True Peak
(トゥルーピーク)は -1dBTP(または -2 dBTP)が納品規定
※ LUFS / LKFS(Loudness, K-weighted, relative to Full Scale):LKFS
は主に ITU(国際電気通信連合)の規格、LUFS は EBU(ヨーロッパ
放送連合)の規格。歴史的経緯により呼び名は異なるが、人間の聴覚
に基づいた音の大きさ(ラウドネス)を測る単位で同一規格である
(1 LKFS = 1 LUFS = 1 dB)
※ EBU メーター:放送や音楽制作の分野において、人間が実際に耳で
感じる音の大きさ(ラウドネス)を測定するための基準(EBU
R128)に準拠したラウドネスメーター。音量の絶対値の単位は
LUFS (Loudness Unit Full Scale)、基準値からの相対的な差は LU
で表す

(1)日本のテレビ放送(TR-B32)
ラウドネス基準(目標値):-24.0 LKFS / LUFS
トゥルーピーク規定(最大値):-1 dBTP
※ 民放連・NHK 共通の標準規格(厳格な基準)
(2)YouTube(ユーチューブ)
ラウドネス基準(目標値):-14.0 LUFS
トゥルーピーク規定(最大値):-1 dBTP
※ 超過すると強制的に音量が下げられる
(3)Spotify(スポティファイ)
ラウドネス基準(目標値):-14.0 LUFS
トゥルーピーク規定(最大値):-1 dBTP(-2 dBTP)
※ 高音圧な音源(-11 LUFS 以上)は -2 dBTP が推奨値
※ 高音圧な音源:聴感上の音量が大きく、迫力やインパク
トが強い楽曲。EDM やロック / ポップスで好まれる、
コンプレッサーやリミッターでダイナミックレンジを圧
縮して、平均音量を最大化した音源
(4)Apple Music(アップル ミュージック)
ラウドネス基準(目標値):-16.0 LUFS
トゥルーピーク規定(最大値):-1 dBTP
※ Dolby Atmos(ドルビー・アトモス)等にも厳格に適用
ABEMA(アベマ)では(1)ID:5300(TBR:5,300 kbps、1920 × 1080p、mp4)、(2)ID:2400(TBR:2,400 kbps、1280 × 720p、mp4)のどちらかが、最高画質として配信されますが、画質は 5 種類( 4 段階 + 通信節約モード)あります。
(1)最高画質:1080p(Full HD) 約 4~6 Mbps
(2)高画質:720p(HD) 約 2 Mbps
(3)中画質:480p(SD) 約 1 Mbps
(4)低画質:360p 約 600 kbps
(5)通信節約モード:120p 約 100 kbps
ID:2400(1280 × 720p)の動画を大画面で綺麗に表示するためには、少なくとも 4〜6 Mbps のビットレートが必要です。しかし、4K テレビで 9 倍(3 × 3)に引き伸ばすアップスケーリングで補間すれば、画面がぼやけたり、塗り絵のようにのっぺりした映像になります。4K テレビのアップスケーリング(超解像技術)は非常に優秀ですが、元の映像に含まれない情報(細部の質感、髪の毛の線など)まで創り出すことはできないからです。
また、ID:2400(1280 × 720p)の動画の場合、音声ビットレートは最大で 192 kbps 〜 320 kbps とされていますが、実測値は 160 kbps 程度(AAC-LC:非可逆圧縮)です。160 kbps はステレオ放送や標準的な音楽配信で良く用いられるバランス重視のビットレートですが、コンパクトディスク(CD)の品質(1,411 kbps)と比べると、約 9 分の 1 程度のデータ量に圧縮されています。高音域のデータが間引かれ、高周波成分がカットされるため、シンバルやボーカルの「サ行」がシャリシャリした金属的なノイズとして強調されたり、音がこもったり、高音の伸びが足りないと感じることもあります。
アニメはデータ圧縮に強い特性がありますが、ID:2400(1280 × 720p)の動画は限界品質(最低限許容される品質水準)を追求した HD 画質(視覚的な破綻は防ぎつつ、データ量を極限まで削った圧縮設定)、もしくはモバイル環境を想定したコストバリューの最適点であると思います。
TV アニメ番組は、絵柄がシンプルで静止画に近い(動画枚数が少ない)構成ですから、実写映像と比較してデータ圧縮(MPEG など)に強い(= 低ビットレートで高画質を維持できる)傾向があります。実写より色情報が少ない、平坦な色面(ベタ塗り)で構成されるため、圧縮時に「絵のブロック」として認識されるほか、グラデーションも単調で複雑なノイズが少ないため、データを間引いても画質の劣化が目立ちにくいのです。静止画やループが多用されるため、時間軸方向の圧縮も効きます。
アニメのフレームレート(fps)は、毎秒 24 フレーム(24 fps)です。つまり、1 秒間に 24 枚の静止画(コマ)が必要になりますが、全ての静止画(コマ)を描く「フルアニメーション」は莫大な費用と時間がかかります。そのため、通常は 1 秒間の動きを 12 枚で表現する(2 コマ打ち)、8 枚で表現する(3 コマ打ち)などの「リミテッド・アニメーション」で制作されています。背景をスライドさせる、口だけ動かす、キャラクターだけを移動させるなど、動かす必要がない部分は止めて、静止画(コマ)の枚数を削減するのです。
キャラクターを描く線をシンプルにする方法も効果的ですが、この手法には、アニメーターの負担を減らし、作画崩れを防止する目的もあります。「リミテッド・アニメーション」は、少ない枚数で効率的かつ魅力的に演出するため、絵の枚数を意図的に減らし、動かす部分と止め絵(静止画)を効果的に組み合わせることで、制作コストを抑えながら、抽象的な表現やメリハリ(キレ)のある躍動感を生み出す技法であり、日本独自のアニメーション文化として発展してきました。
▢◯▷ フルアニメーションの例 ◁◯▢
TV アニメ『かぐや様は告らせたい』第 3 話 ED「チカっとチカ千花っ♡」
2019 年01月26日 公開
※ 通常、30 分のアニメ 1 話分で使用される原画が 300 カット前後、動
画が 3,000 〜 4,000 枚程度の「リミテッド・アニメーション」である
のに対して、特殊エンディングテーマ「チカっとチカ千花っ♡」
(キャラクターソング)では、藤原千花(CV:小原好美) のソロダ
ンス(1 分 20 秒)に原画 845 枚(中割参考含む)、動画 1,124 枚
(総計約 2,000 枚)を費やした。緻密なロトスコープ技法を用いた
全 24 フレーム(24 fps)の手書きアニメと 3DCG を合成した作品。
京都アニメーション 出身のアニメーター 中山直哉 氏が、ほぼ1人で
原画 845 枚(中割参考含む)を仕上げて大きな話題となった。実写
のように滑らかで繊細な所作の表現は中毒性が高く、国内外のファン
から絶賛された
※ 中割り(なかわり):動きの起点となる「原画」と終点となる「原
画」の間を埋める 動画(中割り)を描く作業、および 動画(中割
り)自体のこと。アニメーションの滑らかな動きを生み出す重要な工
程。動きのスピードやキャラクターの感情に合わせて、何枚の中割り
を入れるか調整する。1 秒間に 24 枚の静止画(コマ)で構成する場
合、1 枚の静止画(コマ)を 3 フレーム表示させると 1 秒間に 8 枚
の静止画(原画 + 動画 = 中割り)が必要になる(= 3 コマ打ち)
※ Rotoscoping(ロトスコープ):実際に撮影した実写映像を 1 コマず
つトレースしてアニメーションを制作する技法。人間の歩行やダン
ス、格闘シーンなど、手描きでは表現が難しい細かな動きを忠実に再
現できる。撮影した映像を 1 コマずつの静止画(フレーム)に分割
し、アニメーション制作ソフト(Adobe Premiere Pro、Adobe After
Effects、CLIP STUDIO PAINT など)を使い、1 コマずつ上からな
ぞって作画する。色を塗り、背景と合わせたら動画(ビデオ)として
書き出す。(1)デッサン割(デッサン割り)、(2)タップ割
(タップ割り)が主要なテクニック
※ デッサン割(デッサン割り):原画の立体感や奥行き、関節の動き
を 3 次元的に把握し、計算や推測によって中間の絵(中割り)を描き
出すアニメーションの作画手法。単純な中間の線引き(線割り)では
対応できない、回転や複雑な曲面の動きで用いられる。(1)タイム
ライン上で基準となる 2 枚の「原画(A と B)」を配置して表示間隔
を調整する。(2)前後の原画を半透明で重ねて表示し、中間の位置
を把握する(オニオンスキン機能の活用)。(3)頭部や体幹を立体
(球体や円柱)として捉え、奥行きや回転を意識して、原画 A から
B へ向かう軌道(カーブ)に中間の補助線(アタリ)を引く。(3)
中間位置の補助線(アタリ)を基準として、前後の絵との整合性を確
認しながら、自然な動きになるように清書する。前の静止画(コマ)
に寄せる(先ヅメ)、後の静止画(コマ)に寄せる(後ヅメ)を効果
的に用い、動きに緩急(スピード感)を付ける
※ タップ割(タップ割り):前後の原画(A と B)が大きく離れている
場合、原画(A と B)を重ね合わせて、中間の絵(中割り)を描きや
すくするアニメーション技法。目や手の形など、形状の変化が少ない
場合に用いられる。(1)タップ(穴)に合わせて、動きの前後とな
る 2 枚の原画を重ねて置く。(2)原画 2 枚の上に動画用紙(また
は中割り用のレイヤー)を重ねる。(3)原画(A と B)の位置が離
れている場合、上の原画を指で動かしたり(紙の場合)、ライトテー
ブル機能で移動させて、中割りしたいパーツ(顔や手など)の位置を
一時的に重ね合わせる。(4)重なり合った原画を透かしながら、重
なった線と線の真ん中に新しい線を引き、中間の絵(中割り)を描
く。(5)描き終わったら動画用紙(または中割り用のレイヤー)を
タップ(穴)の位置に戻し、全体の軌道やタイミングに狂いがないか
確認する
キャラクターが動かず、寄る(ズームイン)、引く(ズームアウト)、パン(左右の首振り)といったカメラワークだけで表現された演出(「寄る」「引く」は被写体の大きさや心理的距離を変化させ、「パン」は広大な風景や動く被写体を水平方向に捉える効果がある)が多用されると、紙芝居のように見える「紙芝居現象」が生じて、作画が良くないと感じられることもあります。
そのため、高品質な 3DCG 背景に作画をなじませる手法(劇場版『鬼滅の刃』など)や、キャラクターの描写に 3D を活用することで、立体感のあるダイナミックな動きを表現する作品が増えています。また、光の表現や画面全体の質感を高める「撮影」技術の進化により、静止画のシーンでも映画のような美しさを表現する作品(TV アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』など)が増えています。
※ 『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』本予告
※ 劇場版『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、第 24 回 文化庁メ
ディア芸術祭 アニメーション部門 優秀賞を受賞している
※ 第 24 回 文化庁メディア芸術祭受賞作品集
TVer(ティーバー)の映像・音声も地上デジタル放送(ISDB-T)や有料動画配信サービス(Netflix、Amazon Prime Video など)と比較すれば低品質です。一部のコンテンツで最大 1080p の画質に対応していますが、データ量が圧縮されているため、動きの速いシーン(スポーツやライブ映像)でブロックノイズが出やすい弱点があります。
バラエティ番組や料理番組などでも、カメラをパン(横に振る)した瞬間にブロックノイズ(モザイク状の荒れ)が出る現象が見られます。スポーツやアクションシーンなど、画面全体が激しく動くと、前後のフレームとの差分(変化)が非常に大きくなり、圧縮すべき情報量が急増します。しかし、映像信号を処理するエンコーダー(圧縮装置)が膨大な情報を制限時間内(リアルタイム)に圧縮・処理すると非常に高い負荷がかかります。割り当てられたデータ量(ビットレート)が物理的に不足する場合、映像の細かい部分(高周波成分)を間引く、あるいは圧縮率を高めることで、データを収める必要がありますが、このプロセスで映像の細部が損なわれたり、ブロックノイズが発生したりします。
飛ばし見(倍速・スキップ)で内容が把握できれば十分という、効率重視の視聴スタイルでは支障ありませんが、そもそも、TVer(ティーバー)はテレビ録画の代替になりません。新作 TV アニメ番組のカバー率が低く、配信されない作品も多いからです。音声ビットレートは AAC-LC 123 kbps 〜 129 kbps 程度(実測値、推奨値 192 kbps)で実用レベルです。
AAC-LC 123 kbps 〜 129 kbps は、一般的なリスニング用としては十分な品質(標準品質)です。約 128 kbps の AAC は旧来の MP3 160 kbps 相当の音質を持つため、スマートフォンや Bluetooth イヤホンでの普段聴きであれば音源との違いを感じにくく、ファイルサイズと音質のバランスが優れています。
TBS Free は TVer(ティーバー)で配信される TBS 番組と内容は同じですが、TVer(ティーバー)と同様に CM(広告)を配信することで無料視聴を可能にしています。映像ビットレート(1,342 kbps 〜 6,632 kbps:実測値)、音声ビットレート(121 kbps 〜 131 kbps:実測値)のフル HD(1920 × 1080p)動画で、一般的な無料配信サービスとしては高画質です。
TV アニメ『メダリスト』第2期(放送期間:2026 年 1月25日 〜 3月22日)は TVer(ティーバー)ではなく TVアニメ『メダリスト』公式チャンネル で配信されましたが、こちらも音声ビットレートは 105 kbps 〜 137 kbps 程度(実測値)で音声コーデックは Opus(オーパス)です。
Opus(オーパス)は 64 kbps 〜 96 kbps で音声通話やラジオ放送レベルで十分な品質を保ちます。105 kbps 〜 127 kbps で一般的な音楽配信サービスの標準的な高音質設定(YouTube Music など)となり、128 kbps 〜 137 kbps で圧縮ノイズがほぼ完全に消えて、高音の抜けや低音の深みが非常にクリアに再現される領域に入ります。Opus(オーパス)は圧縮効率が高く、データサイズ(ファイル容量)が同じであれば、MP3 や AAC よりも優れた音質を維持できます。
品質レベル:Opus(128 kbps)= AAC(160 kbps)= MP3(192 kbps)
Opus(オーパス)は、人間の耳が感知できないほど微小な音(データ)や、周波数ごとの可聴限界以下の音を間引いており、高音質の音楽配信(256 kbps 〜 320 kbps)やコンパクトディスク(CD)の品質(1,411 kbps)と比べると、圧倒的に情報量が少ないのは事実ですが、105 kbps 〜 137 kbps は、圧縮効率が極めて高く、高音質とデータサイズの最小化を両立するバランスの取れた品質であり、人間の耳では元の非圧縮音源(FLAC や CD 音源)と区別がつきにくい Transparent(トランスペアレント:透明性)の音質を実現できます。音楽鑑賞用としては非常に高音質でストリーミングやスマートフォンでの楽曲保存など、普段使いに適しています。
THE FIRST TAKE(ファーストテイク)『Ado - うっせぇわ』の音声トラックは、Opus(ID:251)1 kbps 〜 141 kbps(実測値)でエンコードされています。原則「顔出し NG」でビジュアルの露出は「シルエットのみ」という歌姫ですから、データ圧縮に強く、ファイルサイズも 10.4 MiB(ID:399)と最小化されています。
以下に示す MV(Music Video)の再生時間は約 3 分 〜 6 分とまちまちですが、
実写(ソロアーティスト) 10.4 MiB (平均 368 kbps)
アニメ(4 ピースバンド) 21.0 MiB (平均 942 kbps)
実写(3 ピースバンド) 30.1 MiB (平均 754 kbps)
3DCG(実写合成:ソロアーティスト) 35.3 MiB (平均 811 kbps)
実写(ボーカル + バンド + ダンサーズ) 37.4 MiB (平均 1,235 kbps)
の順番でファイルサイズが大きくなります。
▢ THE FIRST TAKE 『Ado - うっせぇわ』
再生時間:3 分 57 秒(237 秒)
・ファイルサイズ:10.4 MiB
解像度:1920 × 1080(フル HD / 1080p)
映像形式:AV1
・平均ビットレート:約 368 kbps
音声形式:Opus(ID:251)
・音声ビットレート:11 kbps 〜 141 kbps(実測値)
音声周波数:サンプリング 48 kHz / カットオフ 約 20 kHz(実測値)
▢ アニプレックス チャンネル
『【LIVE映像】結束バンド「星座になれたら」LIVE at 秀華祭』
再生時間:3 分 07 秒(187 秒)
・ファイルサイズ:21.0 MiB
解像度:1920 × 1080(フル HD / 1080p)
映像形式:AV1
・平均ビットレート:約 942 kbps
音声形式:Opus(ID:251)
・音声ビットレート:116 kbps 〜 155 kbps(実測値)
音声周波数:サンプリング 48 kHz / カットオフ 約 20 kHz(実測値)
▢ THE FIRST TAKE 『羊文学 - more than words』
再生時間:5 分 35 秒(335 秒)
・ファイルサイズ:30.1 MiB
解像度:1920 × 1080(フル HD / 1080p)
映像形式:AV1
・平均ビットレート:約 754 kbps
音声形式:Opus(ID:251)
・音声ビットレート:1 kbps 〜 157 kbps(実測値)
音声周波数:サンプリング 48 kHz / カットオフ 約 20 kHz(実測値)
▢ THE FIRST TAKE 『星街すいせい - Stellar Stellar』
再生時間:6 分 05 秒(365 秒)
・ファイルサイズ:35.3 MiB
解像度:1920 × 1080(フル HD / 1080p)
映像形式:AV1
・平均ビットレート:約 811 kbps
音声形式:Opus(ID:251)
・音声ビットレート:1 kbps 〜 173 kbps(実測値)
音声周波数:サンプリング 48 kHz / カットオフ 約 20 kHz(実測値)
▢ THE FIRST TAKE 『アイナ・ジ・エンド - 革命道中 - On The Way』
再生時間:4 分 14 秒(254 秒)
・ファイルサイズ:37.4 MiB
解像度:1920 × 1080(フル HD / 1080p)
映像形式:AV1
・平均ビットレート:約 1,235 kbps
音声形式:Opus(ID:251)
・音声ビットレート:1 kbps 〜 157 kbps(実測値)
音声周波数:サンプリング 48 kHz / カットオフ 約 20 kHz(実測値)
※ FLAC(Free Lossless Audio Codec):音質を一切劣化させずに音声
データのファイルサイズを半分程度まで圧縮できる、可逆性圧縮(ロス
レス圧縮)の音声ファイルフォーマット。ハイレゾ音源の標準形式
※ 可逆性圧縮(ロスレス圧縮):圧縮データを展開した時に、元のデータ
を完全な状態に復元できるデータ圧縮方式。データの欠落や劣化が発生
しないため、プログラムや文字データ、画像データ、音声データの保存
に適している

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Studio STELLAR
