「海と夕焼けの詩(うた)」
三島由紀夫の「海と夕焼け」は、私にとって大きな贈り物でした。
文章の美しさや、安里の真摯な姿勢、そして自然描写に圧倒されました。
こんな美しい文章に巡り会うのは、運がよかったと思います。
「そうだ、感想文をAIに読み込ませ、詞を書いてもらおう」と考えました。
四苦八苦しながら、なんとか形になりました。
鎌倉の山あいに 夕陽が朱を落とす
時の流れは等しく 冷徹で静謐だ
老いた安里の瞳に映るのは
日本の夕焼けか 地中海の沈黙か
かつて少年たちは 純粋な祈りを抱き
「海が割れる」奇跡を信じて集った
だが 押し黙る波と残酷な現実に
その夢は打ち砕かれ 遠い異郷へ流された
なぜ 海は割れなかったのか
神は奇跡を下さず ただ青く揺れていた
自然を恐れ 目に見えぬものに頭を垂れた時代
人は答えを急がず 問いを抱えて歩んでいた
神が黙し 海が割れなくとも
自らの問いを捨てずに生き抜くこと
それこそが 最も高貴な尊厳ではないか
美しさは 人を救いなどしない
それはただ 圧倒的な孤高としてそこに佇む
届かぬものへの 熱病のような憧れ
絶望という名の誠実さを 抱きしめて生きる
安易な救いにすがる時代の中で
海が割れなかったという不条理だけが
生涯 彼の胸を去ることはなかった
破滅の淵に立ちながら 凛と咲く気高さ
叶わないからこそ 美しく
届かないからこそ 生は完結へと昇華する
空が沈みゆく 紫の闇へと
答えのない問いだけが 残光のように胸を焦がす
海は割れなかった
けれど 私は問い続ける
沈黙する世界を信じ 自分を信じ
最後の夕陽が 落ち切るその瞬間まで
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