間に合った冷やし中華
かつては石橋を叩き割って川に落ちるのではないかと心配するほど慎重に慎重を重ねたのは一体誰だったのか。忘れ物や失念の類はまるでなかったのに。
そして時は流れ、脳が萎縮を始め、短期記憶は音速で飛んで行き、開き直りが特技となった今日は雨でやや肌寒いです。
夏の忘れ物を突如思い出しました。冷やし中華を。

(mizkanサイトからお借りしました)
冷やし中華は不思議な食べ物で、どこが中華なんだと思ってしまう。“中華麺、ごま油、ごま”からしか連想しないけれど、そこが日本人のお家芸“翻訳力”であり、日本発祥の創作中華料理につながる。
なだらかな中華麺の斜面に、細切りの具材を彩りよく等分に盛りつけるなど、このわたしに100mを9秒台で走れというに等しい。最初からあきらめとる。

市販の袋入り冷やし中華を買ってきた。麺をゆでて薄焼き卵を焼き、具材を切っただけ。あとはすべてプロにお任せしました。楽ー。

(中華麺、卵、ハム、カニカマ、水菜、白ごま、添付たれ)
きゅうりも買っていたのに切るのをやめました。きゅうり自体は大好きですが、冷やし中華のさまざまな具の食感と比較してあまりなじみがよくないので今回は不参加。
在庫の水菜をたっぷりばらまいてみると、かなりよかった。他の具と一緒に噛んでも歯触りが邪魔せず快適で彩りもさわやか。水菜よき。

家族がとてもよろこんで食べてくれたので何より。あんなに暑かった夏の午後にツルツルと啜らせてあげればよかった。冷やし中華がまったくひらめかなかった。
来年まで元気に過ごしてもらって、「冷やし中華はじめました」と夏の初めから食べさせてあげたい。
