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オレ達の「UMAバトル再戦」語り 【判定は本当に公平だったのか】

「オレ達のモノ語り」は、まことオーマが映画・趣味・気になるモノを肩の力を抜いて語り合うポッドキャストです。
このnoteでは、収録の中から「これは面白い」と感じた論点や作品・アイテム、そのテーマへのハマり方などを編集・再構成してお届けしています。
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前回のUMAバトルは、東軍の全勝で幕を閉じた。だが、本当にあの判定は正しかったのか。負け惜しみではない。ルールそのものに穴があったのではないか——その疑問に決着をつけるため、新評価基準「ロマン値」が導入され、因縁の再戦が実現した。ところが、ルールを変えたはずの第1戦・第2戦で起きたのは、前回とまったく同じ展開だった。


なぜUMAバトルは再戦になったのか

事の発端は、前回大会の結果にある。

ポッドキャスト「俺たちのモノ語り」で行われた第1回UMA団体戦は、パーソナリティのまことオーマがそれぞれ5体のUMAを選出し、AI審判に勝敗を判定させるという企画だった。結果は、まこが選んだ東軍の5連勝。西軍は1勝もできなかった。

普通なら「負けた側が悔しがって終わり」で済む話だ。だが、オーマが引っかかったのは勝敗そのものではなく、判定の構造だった。戦闘能力が高く、実在感のあるUMAがすべて勝つ。目撃情報が少なく、知名度の低いUMAはどれだけ面白い存在でも勝てない。それは「バトル」というより「情報量の多い方が自動的に勝つ出来レース」ではないのか。

この疑問が、ただの負け惜しみではなく「ルールの検証」として再戦の要求につながった。

新評価基準「ロマン値」とは何か

再戦にあたり、まこが設計した新しい評価基準は7項目に及ぶ。

まず従来通りの「戦闘能力」「バルク(体格・重量)」「機動力」「知名度」。ここまでは前回と大きく変わらない。問題は、ここに何を足すかだった。

追加されたのが「存在可能性」と「科学的根拠」、そしてこの2つを掛け合わせた「ロマン値」という指標だ。

存在可能性は、目撃証言、写真、映像、足跡、DNA情報など「本当にいてもおかしくない材料」がどれだけあるかを査定する。科学的根拠は、もしそのUMAが実在した場合、現代科学の常識をどれだけ揺るがすかを測る。この2つの積が高いUMAほど「ロマン値」が高くなり、格上相手にジャイアントキリングを起こしやすくなる——という設計だ。

さらに、捏造写真や商業目的の情報操作が疑われるUMAには「監査デバフ」が入る。つまり、嘘っぽいUMAは補正で弱くなる。

整理すると、ロマン値とは「いそうな気配があって、しかもいたら世界がひっくり返るUMA」を正当に評価するための仕組みだ。前回のように「でかくて有名なやつが全部勝つ」を防ぐために設計された、いわばハンデキャップ制度である。

理屈は通っている。少なくとも、設計段階では。

第1戦:ジェボーダンの獣 vs フライングヒューマノイド

再戦の幕が上がった。カードは前回とまったく同じだ。

東軍先鋒・ジェボーダンの獣。18世紀フランスで実際に人を襲った記録が残る、実在事件ベースのUMA。対する西軍先鋒・フライングヒューマノイド。各地で目撃される空飛ぶ人影だが、映像証拠は少ない。

結果は、前回と同じ東軍の勝利。それだけなら仕方ないとも言える。だが問題は、展開まで同じだったことだ。フライングヒューマノイドが上空に逃げ、着地の瞬間をジェボーダンの獣に捕まえられて終わる。ルールを変えたはずなのに、AI審判が描いた試合の筋書きは前回のコピーだった。

第2戦:シャドウピープル vs ノーム

第2戦も東軍の勝利。シャドウピープルがノームの背後を取り、霊気の一撃で仕留めるという展開は、やはり前回とほぼ同じだった。

ノーム側の弱さは正直、選出段階から見えていた。「庭の小人」というイメージの軽さに加え、有名な映像が「反復横跳びしているだけ」では、どう評価しても戦闘力は上がらない。

ただ、ここまでの2戦はある意味で想定内でもある。カードの相性を考えれば、東軍が勝つのは妥当だ。問題はここからだった。

2戦終えて見えた、嫌な予感

ルールは変えた。存在可能性も科学的根拠もロマン値も導入した。監査デバフも設計した。

なのに、試合展開が前回と変わらない。勝者も同じ。AI審判の語り口まで同じ。新しいルールは、判定文の装飾を増やしただけで、勝敗の構造には何も影響していないのではないか。

その不穏さが、第2戦を終えた時点ではっきり形になり始めていた。

ただ、まだ決定的とは言えない。第1戦も第2戦も、カードの地力差を考えれば東軍が勝つのは自然だからだ。本当の試金石は次の第3戦だった。

なぜなら、第3戦に控えていたのはミニョコン。20メートルから50メートル級ともされる巨大UMAだ。バルク重視の新ルールなら、勝ち筋があるはずだった。ここでミニョコンが勝てば、ロマン値は機能していることになる。負ければ——ルールを変えた意味そのものが問われることになる。

その結果がどうなったのかは、次の記事で書く。先に一つだけ言っておくと、AI審判はミニョコンを「小柄」と呼んだ。


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