「忙しさ」に飲まれそうな時は~○○○してみる~
実家の片隅には
もう何十年も放置されたままの、兄の古い学習机があります。
まるで、時間そのものが化石化したかのような空間に、
その机はぽつんと鎮座していました。
その中を整理しはじめたとき、
出てきたのは、兄が幼稚園生の時の名札から始まり
いくつもの――ゴキブリの卵(^_^;
…一瞬、頭が真っ白になりました。
「これはさすがに捨てよう」と決めたものの…
問題は、その「捨てる」に至るまでのプロセス。
机は古くて重く、しかも部屋はたったの3畳。
ドアは90cm幅、廊下にはコロナ禍前まで父の趣味だった
大きなマウンテンバイクが横たわっている。
これは、ちょっとした“大仕事”です。
昔の私だったら、
「どうせ私が全部やるしかない」と思い込み、
背負いこみ、疲れ果てていたかもしれません。
でも今回は違いました。
“全部自分でやらなくていい”と気づけたこと
夫に相談しながら、「机廃棄ミッション」を
10個の小さなステップにタスクを細分化しました。
① 机のサイズを測る
② マウンテンバイクを庭に出す
③ 机の上の荷物を片づける
…と続けていくうちに、
「今日はサイズを測るだけ」と決めただけで、
不思議と、心の重荷が半分ほど軽くなったのです。
「細分化」は心を「今、ここ」に戻す行為
私たちが抱える“忙しさ”や“問題”の多くは、
本当は「それ、そのもの」ではなく、
「それにどう向き合うか」によって生まれる感情です。
つまり、「問題だ」と感じたその瞬間、
私たちはすでに、その問題を実際よりも
肥大化させてしまうのです。
けれど細かく分けて、小さな行動に落とし込むことで、
心はもう一度「今ここ」に戻ってきます。
小さな一歩が、“今ここ”に私を連れ戻す
今回、私は「①サイズを測る」だけのタスクをこなした日、
不思議な安心感に包まれました。
“すべてを完璧に終わらせる”のではなく、
“小さな前進を実感する”ことが、こんなにも自分を
焦りから解放してくれる。
“誰かに任せる”という愛のかたち
実は、夫は加齢と持病の影響で、若い頃より判断力や体力が
落ちてきています。
でも、かつて技術職だった彼の中には、
「どうやって解体し、どの順番で進めるか」を考える力が、
まだ残っています。
彼に「出来ること」は、昔に比べるとずっと減って
しまったけれど、あるがままの夫をジャッジなしに
観察していると、ちゃんと「活躍」の場を作ることが
出来るんです。
人生の問題も、“細分化”できる
忙しい、疲れている、どうにもならない…。
そんな時こそ、問いかけてみてください。
「それ、本当に“全部”、一人でやらなきゃいけないの?」
「“今日やる一歩”だけに、絞ってみたらどうだろう?」
そして、誰かに一部を任せてみることはできないか。
“任せる”という行為もまた、信頼であり、愛の表現なんですね。
おわりに
このnoteを読んでくださっているあなたへ。
もしかすると、毎日がタスクと責任で埋め尽くされ、
「本当の自分」が息をする間もないかもしれません。
でも、机ひとつの片づけにも、
人生の本質が宿っていることがあります。
どうか、“スキマ”をつくってください。
心と時間の中に、呼吸できる空白を。
あなたの本質が再び目覚めるために。
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