第2回【名は体を表す】折り紙CUBEの教科書:技術の土台となる必須用語のすべて
こんにちは。折り紙CUBERです。
適応障害による休職中、過去を悔み、将来を悲観し、苦しんでいた私を救ってくれた折り紙CUBE。
折り紙でキューブをつくる、
作ったキューブを1つ1つ組み立てる、
それらの時間の1つ1つが、私の気持ちの中の重い塊を、少しずつ少しずつ軽くしていってくれたように思います。
折り紙CUBEは、私の今を取り戻してくれました。
そして、私は前を向くことができました。
私を救ってくれた折り紙CUBEのことを、もっとたくさんの人たちに知ってもらいたい。
そして、同じように苦しんでいる人達が今を取り戻すきっかけになってほしい。
もしも、折り紙CUBEに興味を持って頂いたなら、その作り方を伝えたい。
そう思い、折り紙CUBEでの作品つくりに欠かせないキレイなキューブの仕上げ方、キューブの接続方法のノウハウなどを「折り紙CUBEの教科書」として作りたいと思いました。
折り紙やハンドメイドが好きな方はもちろん、折り紙をしたことが無い方でも、きっと楽しめると思います。
「今」を取り戻すために、ぜひ、一度、やってみてほしいです。
本記事では、ノウハウ、技術の説明に欠かせないパーツと部位の名称、そしてその役割を紹介していきます。
このシリーズは有料記事として挑戦しますが、今回は、技術的なノウハウではないため無料での紹介としたいと思います。
1. はじめに:「名は体を表す」— 愛着と理解を深める言葉の力
「名は体を表す」
今回紹介するは名前は、今後のノウハウや技術を理解するために必要なものでありますが、それだけでなく、折り紙CUBEで作品を作っていく中で、私が愛着を持ち、その役割を深く考えて名付けた、命そのものです。
単なる用語集ではなく、名前に込められた想いも紹介できればと思います。
2. これだけは覚えたい!折り紙CUBEの必須用語集
これから名前を紹介する要素は以下の7つです。
ピース(ベースピース、キーピース、ユニットピース)
ピースセット
キューブ
ジョイント
サーフェイス(SF)
ジョイントスロット(JS)
ブロック
■ ピース
要素の説明: 1枚の折り紙を、立方体のユニットであるキューブを作成するために短冊状に切り出し、最終的に組み込める形に折り上げた最小単位のパーツ全般を指す総称です。例えるなら、家を建てる際の「木材(加工前も加工後も含む)一本」のようなものです。
ピースには、制作の進行に応じて3つの状態があり、それぞれ以下の名称になります。
ベースピース:制作のスタート地点となる、折り紙から切り出した短冊状の素材です。
キーピース:ベースピースに折り目を付け、折りたたんだ状態です。ピースセットの対を決定する鍵(Key)となる重要な状態であり、キューブの骨格を成形する直前の準備段階です。
ユニットピース:キーピースを立体的に折り上げた状態で、キューブの骨格となります。名前に込めた想い(由来やエピソード): 「パズルのピース」。折り紙CUBEにおける、最も欠かせない部品という意味を込めています。

■ ピースセット
要素の説明: 1つのキューブを完成させるために必要となるピースのセットです。このセットが揃わないとキューブは完成しません。また、ここでのピースの選び方が、キューブの形などのできばえの良し悪しを決定します。
名前に込めた想い(由来やエピソード):「品質を決定する選び方」。単なる部品の集合ではなく、ここでどんなピースを選ぶかが、キューブのできばえを決定づけます。「セット」という名前には、単体では機能しないピースが対になることで一つの立体を生み出すという、不可欠な組合せという意味が込められています。

■ キューブ
要素の説明: ピースセットを組み合わせて完成させる立方体ユニットです。折り紙CUBEのすべての作品は、このキューブが細胞のように集まってできています。キューブの構造を理解することが、折り紙CUBEの立体作品を作り上げる鍵となります。
名前に込めた想い(由来やエピソード): 「システムを象徴する基本形」。「折り紙CUBE」という名前の通り、このパーツは核となる要素です。核として、シンプルで機能的な名前を付けました。

■ ジョイント
要素の説明: 複数のキューブを接続するために、折り紙から切り出され、折り目や加工が施された接続用のパーツです。接続方法に応じて様々な形状が存在し、ノリを使わずにキューブを結合させるための仲介役を担います。ノリを使わず立体を支える、折り紙CUBEにおける生命線です。様々なジョイントの種類を使いこなすことで、複雑な作品を作成することができます。
名前に込めた想い(由来やエピソード): 「組立におけるつなぎ役」。人間で言えば関節(ジョイント)のように、複雑な接続を可能にします。ノリの代わりとなる最も重要な接続用のパーツという意味を込めています。

■ サーフェイス(SF)
要素の説明: キューブを構成する外側の6つの面のことです。作品の外観を決める「表面(顔)」であると同時に、接続の仕組み(ジョイント)を隠して美しさを保つ役割も担います。
名前に込めた想い(由来やエピソード): 「作品の表面(顔)」。英語の「Surface(表面)」をそのまま採用したのは、作品の外側に現れる唯一の要素であり、機能的にも装飾的にも最も視覚的な部分だからです。

■ ジョイントスロット(JS)
要素の説明: 2つのサーフェイスの境界に開いている隙間のことです。ジョイントを差し込む部分で、合計13個存在し、キューブに無限の拡張性をもたらします。魅力的な作品を作る上で、どのジョイントスロット(JS)に接続するかは最も重要なポイントです。
名前に込めた想い(由来やエピソード): 「未来への接続ポイント」。ジョイントを挿入するための細長いスロット(隙間)であり、この隙間があるからこそ、キューブを様々な形状に組み立てることができる「拡張性の窓口」という意味を込めています。

■ ブロック
要素の説明: キューブのジョイントスロットにジョイントを挿入し、そのジョイントに複数のキューブが接続された2個以上のキューブの集合体です。これは作品を構成する、ある程度の大きさを持った「かたまり」です。大きな作品を作る際は、このブロック単位で分割して作り、後で結合することで効率が格段に上がります。
名前に込めた想い(由来やエピソード): 「大きなかたまり」。複数のキューブが集まり、1つの意味を持つ大きな単位となった状態を指します。


3. 接続ノウハウを支える!サーフェイス(SF)、ジョイントスロット(JS)の固有名称
ここからは、複雑な立体作品を確実に完成させ、接続ノウハウや技術を正確に説明するために欠かせない固有名称をご紹介します。
1つのキューブには、6個のサーフェイス(SF)と13個のジョイントスロット(JS)が存在します。
これらの面やスロットは、接続の強度や方向性など、それぞれが持つ特性を考慮して使い分ける必要があります。
ここで紹介する固有名称は、「どの面に、どのジョイントを、どの向きで接続するか」を正確に説明する、理解するために不可欠です。
3.1. サーフェイス(SF)の命名ルール
サーフェイス(SF)の6面には、それぞれ一意の番号が割り振られます。これは、組み立ての最初の基準となるピースセット(PS)の組み合わせ方向でSF1の面を特定することから始まります。
命名ルール
SF1の決定: ピースセットの組み合わせにおいて、挿入される側の端面をSF1と定義します。
SF2・SF3の決定: SF1に隣接する面の中から、挿入されるピースの開口部を覆い隠す挿入を受け入れるピースの面をSF2とします。さらに、SF1を基準にしてSF2から見て反時計回りの方向の面をSF3とします。なお、これは一般的なサイコロの配置のルールに倣います。
対面和「7」の法則: 残るSF4、SF5、SF6は、必ず対面との数字の和が「7」になるように配置します。
SF1の対面がSF6
SF2の対面がSF5
SF3の対面がSF4



3.2. ジョイントスロット(JS)の命名ルール
ジョイントスロット(JS)の命名は、「どのサーフェイスの境目にあるか」と「ジョイントの挿入方向」を示すために、3桁または2桁の数字を使います。
命名ルールの基本
ジョイントスロット(JS)の名前は、以下のルールで構成されます。
最初の2桁: そのスロットが接している2つのサーフェイスの番号を小さい順に並べます(例: SF1とSF3の境目なら「13」)。
3桁目(挿入方向): ジョイントの挿入に方向性がある場合、ジョイントを差し込む側のサーフェイスの番号が入ります(例: ジョイントをSF1側に挿入するなら「1」)。
全13個のジョイントスロットの名称
この命名ルールに基づき、キューブに存在する合計13個のジョイントスロットは以下のように名前が付けられます。
JS12: SF1とSF2の境目にあるスロット、隙間の方向は無し。
JS131: SF1とSF3の境目にあるスロット、SF1方向に空いた隙間。
JS133: SF1とSF3の境目にあるスロット、SF3方向に空いた隙間。
JS141: SF1とSF4の境目にあるスロット、SF1方向に空いた隙間。
JS144: SF1とSF4の境目にあるスロット、SF4方向に空いた隙間。
JS155: SF1とSF5の境目にあるスロット、SF5方向に空いた隙間。

JS232: SF2とSF3の境目にあるスロット、SF2方向に空いた隙間。
JS242: SF2とSF4の境目にあるスロット、SF2方向に空いた隙間。

JS363: SF3とSF6の境目にあるスロット、SF3方向に空いた隙間。
JS366: SF3とSF6の境目にあるスロット、SF6方向に空いた隙間。

JS464: SF4とSF6の境目にあるスロット、SF4方向に空いた隙間。
JS466: SF4とSF6の境目にあるスロット、SF6方向に空いた隙間。

JS565: SF5とSF6の境目にあるスロット、SF5方向に空いた隙間。

このように名前を付けることで、実現したい形や機能に応じて必要なジョイントスロットの位置を一意に指定することができます。

4. まとめ:「折り紙CUBEの教科書」の準備完了!次回から実践ノウハウを紹介します
今回、一つ一つの名前に込めた由来や想い、そして作品作りに不可欠な固有名称を知っていただいたことで、折り紙CUBEに対してより深い愛着と理解を持っていただけたのではないでしょうか。
いよいよ有料記事シリーズが本格スタートします!
次回からは有料記事として、ノウハウを紹介していきたいと思います。
最も重要な基本パーツであるピースを正確に作るためのノウハウを紹介します。
ご期待ください!
この記事を読んで、「面白い!」「すごい!」と感じていただけたら、スキやコメントをいただけると大変励みになります。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
YouTube
これまでの作品を紹介するYouTubeも見ていただけると嬉しいです。
いいなと思ったら応援しよう!
noteを読んでくださり、 ありがとうございました!
応援していただける方がいらっしゃいましたらよろしくお願いします!
折り紙の購入費用に使わせていただきます!