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僕のステップアップ計画☆Part 21(これは正夢?)

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これは正夢?


八幡様:「さて今回からは、『制作物に波動を封じ込める方法』をお伝えしていきますが、その前に、先日アニキが見たリアルな夢の話をしてください」

僕:「あ、はい。ではここでそのままお伝えすればいいんですね?」

八幡様:「はい。しかし少々気をつけていただきたいのは、アニキ、いや一般的に、夢の話は往々にしてつまらないものです」

僕:「ちょっと、いいですよ言い直さなくて。僕だって自信ないんですから」

八幡様:「とにかく、皆様が興味を持って読んでいただけるような構成でお願いします」

僕:「いや、そういうことは難しいので絶対的に無理です」

八幡様:「では、はじめてください」

僕:「うぐ・・・できるかぎり頑張ります。えーと、まずですね。本当に、この夢は、リアルだったんです。あまりにもリアルだったもので、これは”正夢”が確定するのではないかと僕的には思っております。夢の中でそう思ったくらい、めちゃくちゃ鮮明だったんです」

八幡様:「予知夢とは違うのですか?」

僕:「うーん、予知夢って、恐ろしい虫の知らせとか、胸騒ぎの予感とか、ただならぬことが起きるかもしれない未来を示唆する内容のことでしょう? そういう類のものではありませんでした」

八幡様:「なるほど、アニキの解釈はそうなのですね?」

僕:「あ、違うんですね?」

八幡様:「正しいですよ。実際の意味を言いますと、予知夢とは、後々現実のものとして起きる夢のことで、その現実が起きてから予知夢と呼ぶものです。今回の場合は、まだ起きていないことを夢で見ただけであるので、鮮明で、リアルな夢。という位置付けですね」

僕:「・・・あ、もしかしてあれ、凶夢だったりとか?」

八幡様:「いいえ。よほどくっきり見えたということですね。それはいつも現実世界でアニキが見ているような、右目は暗く、左目は上半分がグレーに欠けている状態で見えたのですか?」

僕:「いいえ。昔しっかり両目が見えていた時みたいに、全部バランスよく、スッキリと見えました。夢ってそう考えるとヘルシーでいいもんですね」

八幡様:「それは嬉しいですね。続けてください」

僕:「はい。あまりにもくっきり見えるもんだから、余計に細部までしっかり観察しました。僕がそこにいる時間帯はわかりませんでしたが、天気は曇り空。一人で歩いています」

八幡様:「場所もわかっていましたね?」

僕:「はい。福井県の勝山市です。僕には、目的地があるんです。その向かっている場所は、青いギャンブレル屋根の小さいのと大きいのがくっついている、中世の教会のようないでたちの家です」

八幡様:「ギャンブレル屋根とは?」

僕:「あ、それは、僕の憧れの屋根の形でして、こんな形状です」

wikiより引用

八幡様:「ジブリ映画にもよく出てくる感じですね」

僕:「はい! 『耳をすませば』の地球屋、ですね。僕、いつかまたログハウスを建てる時は、この屋根にしようと思っていて、まさにそんな家が夢の中で聳え立っていたので、迷わずそこに向かったんです」

八幡様:「わかりました。続けてください」

僕:「その屋根の色は青。曇り空にカッキリ映えていて、清々しくて気持ちいい感じでした。もう、なんというか、そこに向かっていくことがすごく当たり前のような、確かな足取りの僕でした」

八幡様:「家の様子はどうでしたか?」

僕:「扉は大きな木でできた、まるで美術館のような雰囲気でした。外には駐車場もあって、たくさんの車が停まっていました。扉を開いた途端、金木犀のような甘い香りがただよってきて、一瞬目が眩みます。外の曇りの雰囲気から、明るい照明にてらし出された感覚になります。一瞬、天国か? と思ったほどです」

八幡様:「天国?」

僕:「はい。そう思った理由のひとつに、目の前に1人、おじいさんが座っていまして、長い白いヒゲを蓄えた、背中を少し丸め、杖を両手で持ち、丸眼鏡で蝶ネクタイでベレー帽という、まるで絵描きさんの風貌。その人と目が合った時、おかしな感覚になったのです」

八幡様:「戸惑ったのですね?」

僕:「はい、あれ? ここ、どこだ? と。そうしたら、おじいさんがよく来たなと言わんばかりの笑顔で、二度三度うなずいて、座ったまま、右手を杖から離し、ぐるりと回してみせました。この会場を全部見ていきなさいと言わんばかりに。見上げるとそこにはまるで、アニメの『フランダースの犬』の最終回のように、荘厳な色合いの絵がずらりと飾ってあったのです。これも天国かと思った理由のひとつですね」

八幡様:「会場には何が飾ってあったのですか?」

僕:「全て、絵画でした。特に驚いたのは、その老人の遠く後ろの、右の壁伝いにあるゆるりとカーブを描いた階段を登った先にある2階の奥。そこは玄関からも見えるように設計されているのですが、それを見た途端、色々わかりました。そこには、八幡様の姿があったのです」

八幡様:「ほう。私の絵が」

僕:「はい。優しくも、強い意思を示された八幡様。僕に毎日、基本の印の結び方や特殊な契り手や祝詞の特訓をしてくださっていた、あの優しかった日の八幡様のお姿でした」

八幡様:「ハハ」

僕:「夢の中でしたが、そこで全てがわかりまして、おじいさんを再び念入りに観察します。ベレー帽と蝶ネクタイ。丸いメガネ。で、笑顔の目は三日月。この人って、未来の僕じゃん!!!」

八幡様:「面白くなってきました」

僕:「そこからです。夢であることがわかっていながら、夢から醒めないようにと、できるだけ冷静に観察を始めます。2階の部屋からは女性の声が聞こえてきて、どうも僕が描いた絵の説明をしてくれている様子です。一階を見渡すと、様々なシーンの僕が好きそうな絵の作品が、パッと見えるだけでも30点位はあったでしょうか。特に、馬の作品が多かったと思います」

八幡様:「絵の大きさはどんな感じでしたか?」

僕:「大きな作品では100号のものもあり、相当時間をかけて描いたことがわかります。左手の奥に背の高い清楚な黒い服を着た女性がいたので、近寄って今は何年なのかを聞いてみました。すると、いぶかしげな顔をして、

『今は2044年ですけど?』

と教えてくれたのです。これは夢だけど、夢じゃない。絶対未来に来ているんだと確信していました。今から20年後の未来です。僕は74歳になっています。あ、生きてるやん! 長生きやん!」

八幡様:「なるほど。先ほどからほっとした顔をしていた理由がそこですか」

僕:「当然です。ほっとしますよ。で、未来と確信した僕は、さっきの白ひげのおじいさんをもう一度しっかり確かめようと思い、振り向いたら、いないんですね。ずっと玄関前に座っていたのに、消えている。キョロキョロと探していると、2階から笑い声が響いてきました。

未来の僕:「どうぞ、この絵に触れてみてください(笑)」

お客様:「ええ? いいんですか?(笑)」

未来の僕:「大丈夫です。これは売り物ではありませんので」

僕は近くで見ようと、急いで2階に上がりました。声は僕の声と同じです。いや、少しかすれた感じかしら・・・。

未来の僕:「これは今から20年前に描いたものですが、その時の波動は今でもここから出ています」

お客様:「波動ですか?」

未来の僕:「はい。絵や音楽には、作った時の振動を記憶させることができますので」

八幡様:「ここですね。はい一時停止」

僕:「ちょっと! いいところで止めないでください」

八幡様:「いいところなのはわかっていますが、喉ケアをしましょう」

僕:「まず、最後まで書いてしまいましょうよ! 波動をどうやって封じ込めるか!」

八幡様:「アニキ。聞きなさい。順序よく、丁寧に、我を忘れず、健やかな状態を維持した上で、続きを書くのです。呼吸が浅く、脳に酸素が行き渡らない状態で書くものは、何かが欠けます。やっつけ仕事になりがちです。はやる気持ちはわかりますが、今あえて落ち着くことで、次はさらに詳しいお話を書ける力が湧いてきて、読者の皆様に喜んでいただけるとしたら、どちらを選びますか?」

僕:「・・・皆様に喜んでいただく方です」

ということで、今からネブライザーを開始して、しばしの休息をいただきます。

鮮明な夢でしたので、記憶は薄れません。どうか、次回をお待ちください。

今日も明日も明後日も、あなたに幸あれ!

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