『バイオ9』クリアトロコン済みネタバレレビュー。アウトブレイク民歓喜! シリーズファンへのサービス満点であのキャラが滅!
評価:90/100 プレイ状況:PS5版トロフィーコンプリート済み
全体感想(ネタバレ少なめ)
トロコンする為に4周は正直キツかった。無限弾の為に頑張るぞい。
金曜に発売してから、仕事と家のこと、あと『ドラえもん のび太と新・海底鬼岩城』を観に行ったことを除けば、ずーっと『バイオレクイエム』をプレイしていた。
まあまあ別のことしとるやんけ、というのはさておき、初見スタンダード(モダン)で10時間でクリア。もっとボリュームあるかと思ったが、これ以上だと周回がキツイからこのくらいで良かったかも。

二周目は、一周目に大して実績解除できず、CPもあまり無かったので、グレースの無限ナイフだけ取って、ファイルとラクーン君回収目的でスタンダード(クラシック)。あわよくば「スピードスター(4時間以内クリア)」取れたらいいかなと思ったが、普通にモタモタしてたら7時間かかった。しかもラクーン君を一体取り逃がすという大失態。

三周目は「スピードスター」と「ハーブ・回復アンプル未使用」、「採血キット未使用」の三大難関を一気に取るために難易度カジュアルでプレイ。回復無しが地味にキツイ。あと採血できないので最後の方のグレースで硫酸瓶が作れず、リッカーとハンドガンでガチバトルしてたら殴り殺されまくった。逃げればいいんだけど(どうせ採血もできんし)、ステルスするのが面倒くさくて結局殲滅した(めちゃんこタイムロスした)。でも3時間40分でスピードスターゲット! 他の実績も獲得して、CPが10万に。無限弾ひゃっほい!
歓喜の四周目は無限弾、無限ロケランをゲットして最高難易度にチャレンジ。グレースパートはレクイエムで無双。でも敵の噛みつき一回で体力8割持っていかれるので意外と油断できない。あとレクイエム返すと途端に貧弱感が出てくる。CPでハンドガン連射できるやつ買ってたので何とかなった。なんでレクイエム返しちゃうんや! レオンには無限ロケランあるからレクイエムなんて要らんのに。

レオンパートはロケランで無双。チェンソーマンだろうが大蜘蛛だろうが秒殺マジ楽しい。でも一番苦労したのは、ヘリが墜落した後の礼拝所前でグレースとエミリーを守るところ。無限ロケランしか使ってなかったので、いい感じの場所にロケラン打ち込んでゾンビ一掃しようと思ったら爆風でグレースが死んでゲームオーバーしまくり。なんか悔しくてなんとしてもロケランでクリアしようと思ったのが運の尽き。全然クリアできなくて、散々時間がかかった挙げ句、諦めてスナイパーライフル買ってやり直した。判断が遅い。

圧巻の完成度。怖くはないけど、ゲームとしては最高に面白かった。
いやー、満喫したね。最初はちょっとイマイチかも? と思ったのよ。『7』と『8』が良すぎてさ。あれの恐怖表現は素晴らしかったのに比べて、正直あんまり怖くないなと。
狙いは分かるのよ。グレースで恐怖体験をして、レオンで爽快感を得るような感じにしたいんだなって。

レオンはその通り楽しいんだけど、中盤から探索も多くなってきたから、戦闘だけというわけではなかったな。クラウド顔負けのバイクアクションは痺れた。どんなにピンチでも軽口叩くのレオンって感じでめっちゃ良かった。「泣けるぜ」はあんま無かった。

んでグレースは恐怖担当なのよ。確かに倒せない敵から逃げ回るのは緊迫感はあるんだけど、そこまでの恐怖感は無かった。最初の廃ホテルは良かったんだけど、ほぼチュートリアルで短かったのと、本格探索の始まる療養所からは綺麗すぎて廃墟感が薄かったのよね。やっぱり恐怖に大事なのはロケーションとシチュエーションなんやなって。あとはグレースはFBIのクセに弱々で、敵も硬いしパリィもできんしで、恐怖というよりちょっとイライラが勝った。警察学校で何やってたんや! 『教場』でキムタクに叩き直されてこいや! FBIに警察学校あるのかはしらんけど。
ただ、ゲームとしてはとても面白かった。グレースもステルス専門キャラかと思ってたんだけど、採血キット取ってからは戦略性が増して俄然楽しくなってくる。破血アンプルっていうアイテムが作れるんだけど、これをステルスキルで使うと敵が爆散するのよ。マジで映画『きさらぎ駅』かっつーくらい爆散する。これがめっちゃ楽しい。

採血してクラフトする素材は限りがあるんだけど、破血アンプルとハンドガンの弾は素材が同じくらいなのよ。なので、天秤にかけるんだけど、破血アンプル楽しすぎてアンプルばっかり作ってた。今回、ハンドガンとかで普通にゾンビ倒すと、ブリスターヘッドっていう超ツヨゾンビに変異するのよ。リメイク『1』に出てきたクリムゾンヘッドみたいな感じ。クリムゾンヘッドは死体を燃やすことで防げたけど、ブリスターヘッドは頭を吹っ飛ばさなきゃならない。その為には、銃でヘッドショットしてクリティカルでるのを祈るか、手榴弾等の爆発物で爆発させるしかないんだけど、もう一つ、破血アンプルで爆散させても防げる。なのでアンプルの方が効率が良かったりするのよね。これはうまく出来てるなと思った。
一方のレオンも、ただ重火器で無双するだけじゃない。敵を倒すとポイント(お金)が稼げて、それで武器やアイテムを買ったり、武器を強化したりできる。過去作もお金拾って~っていうのはあったけど、ちょっと雰囲気損なうなと思っていたのよ。だってあんな謎の村に商人いてお金で取引するのおかしくない? でも今作はポイント制。いやポイントってなんだよとお思いでしょうが、そこはBSAA脅威のメカニズムってことでひとつ。今回のMVPは先回りして物資やらロープやらを置いてくれたBSAAくんで間違いない。

まあでもBSAAくんがゾンビになった銃使いゾンビくんのエイム力が高すぎてブチギレそうになるけどね。くさったしたいがなんでこんな精度でエイムできるんだよ! って思ってたら、最後の方でBSAA生前バージョン特殊部隊と戦うんだけど、ゾンビの時より高精度で銃を乱射してきてワロタ。いやあそこめちゃくちゃリトライさせられたからワロエナイ⋯⋯。
周回プレイは楽しいんだけど、第三の主人公だけスキップしたかった。
ということで四周したんだけど、正直、幼女クロエ編だけは苦行だった。初周回はね、まあ映画『ミーガン』みたいな感じで恐怖演出としては楽しかったのよ。なかなか目的地まで移動しなくてイライラするのはあったけど。物陰に隠れた時に、マジでギリギリまできてフェイントかけて戻っていくのは確かにちょっと怖かった。でもあれを周回の度にプレイさせるのはしんどいで⋯⋯。ファイルも取れるから飛ばせないのも分かるんだけど、二周目以降はスキップするか聞いて欲しかったな!

【ネタバレ注意】ストーリー考察感想
アウトブレイク勢歓喜! まさかのアリッサ登場
『バイオ』シリーズはGBの『GAIDEN』含めてほぼ全部プレイしていると思う。『GAIDEN』はバリーはおろかレオンまでゾンビ化する超バッドエンドだよ! そんな筆者が一番好きなのは『アウトブレイク』なんよ。特に『1』の方ね。
『アウトブレイク』の一番最初の酒場のステージって、ゾンビ映画の導入みたいで大好きなのよ。そんで主人公たちも一般ピーポーだから超貧弱だしさ。それを協力し合って脱出するのとか今思い出しても最高の体験だったと思う。
なんだけど、『アウトブレイク』は『FILE2』が出てから音沙汰ない。オンラインゲームが普通になった今こそリメイクすべきでは? 移植でもいいから出してほしい! とずっと言い続けてきたんだけど、一向に公式に動きが無いので、アウトブレイク民は半ば諦めていたと思う。

ところがどっこい、正式ナンバリングタイトルでまさかの『アウトブレイク』のアリッサ・アッシュクロフト再登場! しかも主人公(グレース・アッシュクロフト)の母親。超重要キャラじゃん。まあ開始時点で故人だけどさ⋯⋯。ところがどっこい(二回目)、後半も映像で出てきて、なんとスペンサー卿の独占インタビューに成功しとる。つーかアリッサがジャーナリストだったのも忘れてたわ。

これはシリーズファンとして嬉しいし、『アウトブレイク』ファンとしても感無量。そう思ったら、グレース編の物資が足りなすぎるところとか、戦闘力低すぎ問題とかも『アウトブレイク』オマージュに感じてきた。最高やん! この勢いで『アウトブレイク』リメイクきておねがい!
レオンのエモエモ里帰り。目頭が熱くなってついつい目を休めちゃうわ。

新キャラグレースがまさかの『アウトブレイク』系譜だったもそうだけど、レオン編はそれ以上にシリーズファンサービス満点。序盤はすぐに出番が終わるから『MGS2』の雷電に対するスネークみたいな感じかと思ったけど、中盤から真の主人公感でてくる。

だって中盤以降は舞台がラクーンシティだからね! ラクーンシティ郊外からRPDにたどり着いた時はやっぱりグッときた。朽ち果てたタイプライターやレオンくん歓迎会の残滓がまだ残っていたりするんだけど、それに対してレオンが呟くのよ。マービンの席で「戻りました」みたいに言ったり、残っているポリスゾンビを倒した時に「もう休んでくれ」みたいなことを言ったりね。とにかくRPDはエモエモの宝庫だった。


というか、スーパータイラントくんも出てくるし、大蜘蛛やプラントも出てくるし、ラスボスもニセウェスカーかと思ったらまさかのネメシスだしで、とにかくレオン、そして『2』の要素が散りばめられて、こんなん落涙待ったナシでしょ。RPDだけじゃなくて、ケンドのガンショップとかも出てくるしね。

ハンク⋯⋯おおハンク⋯⋯
こういうシリーズものって、メインどころは基本死なないじゃん? だって派生作品とかで使えるかもだし、人気あるキャラ殺すとファンが怖いからね。
なので、いきなり死神さんが出てきた時は驚いた。だってBSAAの死神といったら、『2』のボーナスゲームで出てきてからずっと裏のヒーローとして確固たる地位を築いてきたわけじゃん。それがクリスと並ぶ表のヒーローであるレオンと対決するとか、胸熱ってレベルじゃない。

しかもビビったのが、対決だけして退散するパターンかと思ったら、そのままフィニッシュムーブして殺しちゃうんだよね。「え???」ってリアルに声出たわ。30周年記念作品ならではのなんちゃってサービス(?)だと思ったので、ちゃんと倒すところまで描いたのは勇気ある決断だったと思う。戦闘時、倒した後のやり取りもめっちゃ良かった。

まあでもバイオなので、クローンで再登場とかもあるだろうし、そもそもハンクだと明言はされていないしね! 自分的にはかなり盛り上がったし、大成功なサプライズだったと思うよ。

グレースって結局パンピーなの?
グレースは最初から「選ばれし者」として描かれていたけど、結局最後まで特殊な力は無かったよね。
『バイオ』の選ばれし系女子は大抵、超能力とか使うから、今回もどこかで覚醒してスーパー能力使うんだと思ってた。でも正直、あんまり『バイオ』の超能力は好きじゃないんだよね。『ストレンジャー・シングス』は好きだけど、ゾンビ物であるバイオでそれやっちゃうと、世界観が浮いちゃう気がしてさ。

だから今回のグレースも、それはさぞかし凄い能力を使うんだろうと思ってたんだけど、そんなことは無かった。劇中でスペンサー卿も「この子は普通の子」みたいに言っていたし、実際そうなんじゃないかなと思う。だってグレースを複製するための実験も、「再現することはできなかった」って言ってたし。結局、大事なパスワードを知っているだけの普通の女性だったのかなって。まあ最終的にグレースの実の両親は不明? だから実際は分からんけどね。

でもそうだとすると、昨今の『バイオ』のスーパー超能力バトルみたいなところが抑えられて、個人的にはとても良い設定だと思った。普通の女性が自らの意志で世界を救う選択をしたわけだからね。
総評:ボリュームは少なかったけど、満足度は高い。シリーズファンは絶対にプレイすべし。
やはり30周年の集大成として意識されて制作された大作だけあって、満足度は高かった。

ストーリーは短めで、マーセナリーズとか別モードも無かったので、物足りない気持ちもあるけど、まあ忙しい社会人にはちょうどよかった(4周しといてなんだけど)。

とにかく、シリーズファンがニヤニヤする要素に満ち溢れていて、そこはとても嬉しく感じた。だってジョセフ・ジョースター搭乗機並に墜落することで有名なカプコンヘリが、飛び立って秒で墜落するんだぜ。絶対狙ってやってるだろ。
強いていうなら、ボリューム足りなかった分、『アウトブレイク』リマスター付けて欲しかったな! というか別売りで良いので、ぜひお願いしますカプコンさん! 『レジスタンス』もめちゃくちゃ面白かったのに、サービス終了しちゃったもんなぁ⋯⋯。


