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住友不動産の再開発とは?SDGsにつながる防災・環境・まちづくりを解説

住友不動産は、複数の小さな土地をひとつにまとめる「土地を創る力」を強みに、東京都心部を中心に再開発を進めてきました。

再開発と聞くと、高層ビルや新しい商業施設を思い浮かべるかもしれません🏢
しかし、実際には道路の拡幅や防災広場の整備、緑化、地域との連携など、街全体の安全性や暮らしやすさにも関わっています。

今回は住友不動産グループの公開資料をもとに、西新宿五丁目北地区の事例も交えながら、再開発の特徴とSDGsとのつながりを調べてみました🔎


住友不動産の再開発とは?「土地を創る力」が大きな特徴

住友不動産の再開発とは

住友不動産の再開発で特徴的なのが、複数の小さな土地をまとめ、ひとつの大きな街区として活用する「土地を創る力」です🌳

土地が細かく分かれている地域では、それぞれの所有者が単独で大規模な建て替えを行うのは簡単ではありません。
そこで、行政や地権者と話し合いを重ねながら土地を一体化し、建物や道路、広場などをまとめて整備していきます。

住友不動産は、こうした都市再開発法に基づく法定再開発を、東京都心部を中心に数多く手がけてきました。
単に新しい建物を建てるだけでなく、防災性や利便性を高め、街全体を再編していく点が再開発の特徴です👆

法定再開発はどのように進められる?

  1. 法定再開発は、一般的な建て替えとは異なり、行政や地域の地権者と協議しながら進められます。

    土地ごとに所有者や利用状況が異なるため、計画を実現するには多くの関係者との合意形成が欠かせません。
    住友不動産グループは、こうした調整を行いながら、細かく分かれた土地をまとめることを強みのひとつとしています。

    土地を一体的に活用できれば、老朽化した木造建物の建て替えに加え、道路の拡幅や広場の整備も可能になります。
    つまり、再開発には建物を新しくするだけでなく、街の安全性や暮らしやすさを高める役割もあるということですね💡

都心部ではオフィス・住宅・店舗を一体的に整備

住友不動産は、東京都心部を中心に再開発の実績を積み重ねています。

代表的な事例のひとつが、西新宿八丁目成子地区です。
以前は木造建物が密集していましたが、再開発によって街区が整備され、現在は住友不動産新宿グランドタワーが建っています🏢

また、再開発ではオフィスだけでなく、住宅や店舗などを組み合わせた複合施設が整備されるケースも少なくありません。
働く場所と暮らす場所、買い物をする場所をひとつの街区に集めることで、人の流れが生まれ、街のにぎわいや利便性の向上にもつながります。

こうした複合的な街づくりも、住友不動産の再開発に見られる特徴です。

住友不動産の再開発は防災やインフラ整備にもつながっている

住友不動産再開発インフラ

再開発は、新しい建物を建てるだけの事業ではありません。
道路や広場、駅との動線などをまとめて見直し、街全体の安全性や利便性を高める役割もあります👆

住友不動産グループの資料では、主に次のような取り組みが紹介されています。

  • 狭い道路の拡幅と歩車分離

  • 災害時に使える防災広場の整備

  • 地下鉄駅との接続や駅前広場の整備

  • 木造建物の共同化による密集地域の解消

どれも災害への備えだけでなく、日常の移動や暮らしやすさにも関わる取り組みです📝

狭い道路を広げ、防災広場も整備

木造住宅などが密集する地域では、道路が狭く、地震や火災が起きた際に緊急車両が入りにくいことがあります。

住友不動産の再開発では、こうした狭い道路を広げ、歩行者と車が安全に通れるように整備する取り組みが行われています。
道路を新設したり、位置を変えたりすることで、地域の交通環境を改善するケースもあります。

また、建物の周囲に空地を設け、災害時には防災広場として使えるようにする点も特徴の一つ。
普段は人が集まる広場として利用できるため、防災と街のにぎわいの両方につながっています🏢

駅と一体化して移動しやすい街へ

駅周辺の再開発では、地下鉄駅と建物を直接つないだり、駅前広場を整備したりするケースも🚃
エスカレーターなどで高低差を解消すれば、年齢や身体状況にかかわらず移動しやすくなり、駅から周辺エリアまでのアクセスも便利になります。

また、公共交通を使いやすい環境が整うことで、車に頼らず移動できる街づくりにもつながります。
駅と街を一体的に整備することは、利便性の向上だけでなく、地域全体の活性化にも関係している、というわけですね👍

木造密集地域を災害に強い街区へ

老朽化した木造建物が密集する地域は、地震や火災が起きた際に延焼しやすいという課題があります🔥

そこで再開発を行い複数の建物を耐火性の高い共同建物にまとめることで、街区全体の防災性を高めることが可能になります。
建物だけでなく、道路や広場もあわせて整備できるため、避難や消火活動がしやすい環境づくりにもつながる、というわけですね✨

また、自治体と協定を結び、災害時に帰宅困難者を受け入れる施設として活用する事例も。
木造密集地域の解消は、普段の暮らしやすさと非常時の安全性を同時に高める取り組みといえるでしょう。

住友不動産の再開発は環境や地域とのつながりも大切にしている

住友不動産の再開発SDGs

住友不動産の再開発では、防災やインフラの整備だけでなく、緑化や自然環境の保全、地域との関係づくりにも取り組んでいます🌳

住友不動産グループの資料では、次のような活動が紹介されています。

  • 緑地の整備や既存樹木の保存

  • 植樹による街の緑化

  • 地域の祭事や清掃活動への協力

  • 警察・消防・地元町会との合同防災訓練

新しい建物をつくるだけでなく、もともと暮らしていた住民や周辺地域とのつながりを保ちながら、街を育てていく姿勢がうかがえますね✨

こうした住友不動産の取り組みは、SDGsが掲げる「住み続けられるまちづくり」や環境保護にもつながっています🌏

緑や既存の自然環境をできるだけ残す

住友不動産の再開発では、建物や道路を整備する一方で、緑地を設けたり、もともとある樹木を残したりする取り組みも行われています。

既存の木々をできる限り保存することは、街の景観を守るだけでなく、ひいては生態系への影響や伐採による環境負荷を抑えることにもつながります🌏

その一例が、北海道にあるラ・トゥール札幌伊藤ガーデン🏨
開発にあたっては、長年維持されてきた敷地内の自然環境をできるだけ残しながら整備が進められました。

また、工事の過程でアスベストやPCBなどの有害物質が見つかった場合には、適切に保管・処理する対応も行われています。

街の緑を増やすことだけでなく、開発に伴う環境への影響を抑えることも、持続可能な街づくりには欠かせない視点といえますね🌱

地域の行事や防災活動にも参加

再開発が終わった後も、住友不動産と地域との関わりは続いていきます。

住友不動産グループでは、地域の祭事に空地を提供したり、清掃活動に参加したりするなど、周辺住民との交流につながる活動を行ってるのだとか。
また、警察や消防、地元町会と合同で防災訓練を実施し、災害時に協力できる体制づくりにも取り組んでいるんだそうです✨

再開発によって新しい住民や就業者が増えると、街の人の流れやコミュニティーも変化します👫
だからこそ、以前から地域で暮らす人たちと、新しく街に加わる人たちをつなぐ取り組みが大切になるのでしょう。

店舗や作業場の区画を整備し、地域で事業を続けてきた商工業者の営業継続を支援するケースもあります。
既存のコミュニティーをできるだけ保ちながら街を再編する点も、注目したいポイントですね👍

再開発と関係が深い8つのSDGs目標

住友不動産グループは、事業活動を通じてSDGsの達成に貢献する方針を掲げています🌏

SDGsとは、持続可能な社会の実現に向けて国連が定めた国際目標のこと。17のゴールと169のターゲットで構成されており、再開発や街づくりにも深く関係しています。

住友不動産グループの資料では、再開発に関連する目標として、次の8つが挙げられています📝

  • 目標3:すべての人に健康と福祉を

  • 目標8:働きがいも経済成長も

  • 目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう

  • 目標11:住み続けられるまちづくりを

  • 目標12:つくる責任つかう責任

  • 目標13:気候変動に具体的な対策を

  • 目標15:陸の豊かさも守ろう

  • 目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

なかでも特に関係が深いのが目標11の「住み続けられるまちづくりを」です。

道路や防災広場の整備、木造密集地域の解消、緑化、地域との連携といった取り組みは、いずれも安全で暮らしやすい街をつくることにつながります。

こうしてみると、住友不動産の再開発は単に建物の建て替えだけでなく、防災・環境・地域コミュニティーを含めた街全体の課題に向き合う事業として位置づけられている、と言えますね👆

西新宿五丁目北地区に見る住友不動産の再開発

西新宿五丁目北地区住友不動産再開発

住友不動産の再開発が、実際の街づくりにどう反映されているのか。
その具体例として分かりやすいのが、西新宿五丁目北地区です🏢

この地区では、住友不動産が参加組合員として関わる「西新宿五丁目北地区防災街区整備事業」が進められました。
再開発前は木造建物が密集し、火災時の危険性が高い地域でしたが、建物の不燃化や街区の整備によって、防災性の向上が図られています。

整備されたのは、複合用途のA棟と住宅用途のB棟です。
どちらも地上35階・地下2階で、2023年3月に竣工しました。

  • A棟:住友不動産新宿ファーストタワー

  • B棟:シティタワー新宿

まちづくりのコンセプトには、「つどい にぎわう せせらぎのある街」が掲げられています。

木造密集地域を災害に強い街区へ

西新宿五丁目北地区では、老朽化した木造建物を共同建物に建て替えることで、街区全体の不燃化が進められました。

木造建物が密集する地域は、地震や火災が起きた際に延焼しやすく、消火活動や避難が難しくなるおそれがあります🔥
そこで、建物を耐火性の高い共同建築物にまとめ、道路や空地もあわせて整備することで、災害に強い街区へと再編されました。

住友不動産新宿ファーストタワーとシティタワー新宿の2棟が整備されたことで、住宅や業務機能を確保しながら、地域の防災性も高められたといえます👆

店舗や水と緑の空間で街ににぎわいを

西新宿五丁目北地区の再開発では、防災性だけでなく、街のにぎわいを生み出す工夫も取り入れられています。

たとえば、十二社通り沿いの低層部には店舗が連続して配置され、通りを歩く人が立ち寄りやすい空間がつくられました。
また、神田川や新宿中央公園とつながる、水と緑の回遊空間の形成も意識されています🌿

住む人だけでなく、働く人や訪れる人も自然に行き交える場所をつくることで、地域全体の活性化につなげている点が特徴。
防災性を高めながら、人が集まりやすい街をつくる。
西新宿五丁目北地区は、住友不動産の再開発が目指す街づくりを具体的に示す事例といえるでしょう🌸

まとめ|住友不動産の再開発は街全体の課題に向き合う取り組み

住友不動産の再開発まとめ

住友不動産の再開発は、複数の小さな土地をまとめる「土地を創る力」を生かしながら、東京都心部を中心に進められてきました🏢🌳
道路の拡幅や防災広場の整備、木造密集地域の解消といった取り組みは、災害に強い街をつくるだけでなく、日常の移動や暮らしやすさを高めることにもつながっています。

また、緑地や既存樹木の保存、地域行事への協力、合同防災訓練などを見ると、住友不動産は建物が完成した後も、地域との関係を大切にしていると言えるでしょう。

こうした住友不動産の街づくりは、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」をはじめ、環境保護や地域連携に関する複数の目標とも重なります。さらに西新宿五丁目北地区のように、防災性を高めながら街のにぎわいも生み出した事例を見ると、住友不動産の再開発は、単に建物を新しくするだけの事業ではないと断言できます。

ただし、再開発の進み方や地域への影響は事業ごとに異なります。
詳しく調べる際は、住友不動産の公式発表だけでなく、自治体が公開している都市計画や再開発事業の資料もあわせて確認するとよいでしょう👆

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