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「お母さんの笑顔が子どもの幸せ」何でもかんでも背負わせないでほしい

私の母はいつも忙しそうでした。

長男の嫁として義理の両親と敷地内同居しながら、3人の子育てをして、更に家業の手伝いをしていましたので。

PTAや子ども会、地域の仕事など、私が知らないことも色々していたように思います。

私だったらと思うと動悸がしてきます。
特に「義理の両親と敷地内同居」の部分!笑

厳しい人ではありませんでしたが、私の中の母はいつも不機嫌そうです。

夕飯を手伝うと「こんなに汚して。余計に仕事が増える」と言われました。
友だちとケンカしたと言えば「どうせsioちゃんが意地悪言ったんでしょ。だから嫌われるのよ」と言われました。
私が怒ったり泣いたりすると「sioちゃんはいつもワガママばっかり」と言われました。

今なら分かります。
母には助けが必要でした。



私は10年以上勤めた病院を数年前に辞めました(療育の業界に行く前のことです)。

職場の人間関係と、子育ての両立と、コロナ禍が重なり、身体が重く、呼吸がうまくできなくなりました。
目が覚めた瞬間から涙が止まらなくなり、出勤できなくなりました。

心療内科に通っても治らず、カウンセリングを受けました。

私はずっと自分に対して「泣いてはいけない」「怒ることは悪いことだ」と感情を抑えていました。
「もっと頑張らないといけない」「私は全然できていない」と努力していました。
「周りの人に迷惑をかけたらいけない」「いい人間でいないと嫌われる」と他人を優先してきました。

何度か通ううちに、カウンセリングの先生に「sioさんが1番sioさんを否定してしまっていますね。sioさんがちょっとかわいそうです」
と言われたんです。

びっくりしました。
私はそれらを「自分の良いところだ」と認識していたんですから。

でも私がしていたことは、自分の感情の否定であり、ありのままの自分の否定であり、そして自分の存在そのものの否定だったことに気づいたんです。



それから数年経ち、今の私はだいぶ楽に生きられています。

自分の気持ちによく耳を傾けて、
周りのことは気にせずに、
自分を認めたり優しく励ますことができるようになってきました。

まずは自分に優しく。
その上で家族に優しく。
もし余裕があれば友人や職場の人に優しく。
できることなら会った人に優しく。

その順番を、間違えないように気をつけています。

自分に優しくすることができるようになると、不思議なことに子育てで悩むことが減ってきました。

「わが子の感情を尊重する」「わが子のありのままを受け止める」ことを、
頭ではなく、自分の体験を通して理解できたのかもしれません。

「優しくしなきゃ」と思っている時より、ずっと楽にそれができているから不思議です。
(優しくできないときもあります!そんな時は「優しさの順番」が間違っていないか見直します)


「お母さんの笑顔が子どもの幸せ」
よく聞く言葉ですね。

本当にそうだと思います。

でも表面的な話ではなくて、実情はもっとシビアだと感じています。
親の心の状態によって、子どもにかける言葉が変わってしまいます。

親だって完璧な人間ではありません。
人間誰しもいろんな偏りを持っています。
親の考えの偏りは、良いものも悪いものも子どもに大きな影響を与えてしまうと思います。

子どもに「私ってイロイロあるけど結構好き」「人生ってなんだかんだで面白い」そんな風に思ってもらうためには、そう思っている大人との関わりが必要だと思うんです。

「なんだか荷が重い」
本当にそうですよね。

両親、まして母親だけでその荷を持つのは無理だと思います。
子育て、家事、仕事、更に笑顔まで強制されるなんて、たまったもんじゃありません。

だから子どもに関わる大人、地域の大人、みんながご機嫌である必要があると思うんです。

関わる大人が3人しかいない中で1人が不機嫌なのと、
10人のうち1人が不機嫌なのとでは、子どもたちが受ける印象はずいぶん違うはずです。




荷物が増えるのではなく、タスクが増えるのではなく、ルールが増えるのではなく、これ以上縛られるのではなく。

心軽やかに居て初めて「私は私が好きだ」「人生は面白い」と思えるものだと思います。

社会がもっとご機嫌なものになるといいなぁと思っています。


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