「AirDrop」より便利だった「Drop」が終焉
ChromeでもFirefoxでもSafariでもなく、Microsoft Edgeをメインブラウザとして使い続けてきた理由は、ただひとつ。「Drop」があったからです。
「AirDrop」を使わない日はありますが、「Drop」を使わない日は無いくらい使っています。
その「Drop」が、まもなく廃止されます。
先行テスト版であるEdge Canaryではすでに廃止を告げるバナーが表示されており、2026年7月31日にリリースされたEdge 151のリリースノートでも「近い将来廃止」と明記されました 。

「Drop」のためにブラウザを選んでいた私にとって、これは単なる「便利な機能がひとつ消える」という話ではありません。メインブラウザを変える理由が生まれてしまったという、もっと根深い話です。
「Drop」とは何だったのか
Edgeの「Drop」は、Microsoft Edgeのサイドバーに組み込まれたファイル共有機能です。仕組みはシンプルで、サイドバーの「Drop」にファイル、画像、テキストなどをドロップすると、同じMicrosoftアカウントでサインインしているすべてのEdgeに、リアルタイムで同期してくれます。
その対応プラットフォームの広さが、他のどんな手段とも一線を画していました。

Mac、Windows、iPhone、iPad、Android——日常的に使うほぼすべてのデバイスに対応していました。必要な準備はたった2ステップ。各デバイスにEdgeをインストールし、同じMicrosoftアカウントでサインインする。それだけです。
なぜAirDropより愛用していたのか
Appleの「AirDrop」は確かに優秀です。しかし、AirDropはAppleデバイス同士でしか使えません。
私は、MacもWindowsも複数台使い、メインのスマホはiPhone、必要に応じてiPadもAndroidも触る。こうしたOS混在環境を解決してくれたのが、「Drop」でした。他の人には送信できませんが、自分の持っている様々なデバイスに送信できるのは便利で「AirDrop」より使う機会が多いです。
廃止の理由:Copilotのために切り捨てられた
なぜ、これほど便利な機能が廃止されるのか。
Microsoftは公式に理由を明言していませんが、「Copilot(AI)への集約」のため、という話です。
現在、EdgeはMicrosoftのAI部門の管轄下にあり、ブラウザ全体をCopilot中心に再構築する戦略が進んでいます。
「Drop」単独の廃止ではありません。Edge 149ではすでに「コレクション」と「サイドバーアプリ」が廃止されており、「Drop」もその流れです。
代替手段はある。でも、「公式の安心感」だけは替えが利かない
代替え手段はありますが、問題は機能ではありません。
「Windowsを作っているMicrosoftが、標準ブラウザーに組み込んで提供している」ことが、安心でした。 見知らぬ開発者のツールでは、安心感がまるで違います。
「Drop」を失ったEdgeを、使い続ける?
「Drop」がなくなると、私がEdgeを使い続ける理由がなくなります。
周囲でも「Drop」を知らない人が多く、もっと「Drop」を宣伝すれば、「Edge」の利用者も増えると考えていましたが、まさか廃止するとは・・・
残念です・・
