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Snapdragon X2搭載 新Surface登場——でも価格が…。

2024年6月18日の発売日にSurface Laptop 第7世代(13.8インチ)を購入し、約2年間使いました。そして2026年6月16日、後継となる新モデルが正式発表されました。

Surface Laptop 第8世代 の 新色 ジェイド

「前機種はどうだったの?」「新機種は買いなの?」という疑問に、Surface Laptop 第7世代もMacBookも使用しているユーザー目線でお答えします。


そもそもSurfaceって何?

Surface(サーフェス)は、Microsoftが作っているパソコン・タブレットのブランドです。WindowsパソコンといえばDellやLenovoなどいろんなメーカーがありますが、SurfaceはWindowsを作っているMicrosoft自身が手がけているモデルです。

今回発表された新モデルは3種類。

  • Surface Pro 13インチ(第12世代):タブレットにもなるノートPC。キーボードは別売り

  • Surface Laptop 13.8インチ(第8世代):普通のノートPCスタイル

  • Surface Laptop 15インチ(第8世代):大画面の普通のノートPCスタイル

いずれも2024年発売の前世代(Surface Pro 第11世代・Surface Laptop 第7世代)の後継で、約2年ぶりの更新です。

⚠️ ネーミングが紛らわしい!整理しておきます
Microsoftは2024年と2025年に、サイズを名前に入れた新しいラインを追加したため、名前が非常にわかりにくくなっています。

今回の新製品は2024年発売のSurface Pro 第11世代・Laptop 第7世代の後継

別の廉価ライン(前世代ではない)「12インチSurface Pro」「13インチSurface Laptop」は名前だけ見ると新しそうですが、今回発表されたSurface Pro 第12世代・Surface Laptop 第8世代とは別のラインです。
Surface Pro 第12世代は絶妙なサイズ感でおススメです。


前機種(Surface Laptop 第7世代)を2年使った感想

MacBook並みの省電力性能に驚いた

Surface Laptop 7はIntelやAMDの従来型チップ(x86系)ではなく、ARM系のSnapdragon Xを搭載しています。

使い始めてまず驚いたのが、MチップのMacBookに劣らない省電力性能です。本体が熱くなることもなく、頻繁に充電する必要もない。まさにMacBookと同じ感覚で使えます。「Windowsってすぐ熱くなるイメージ」という方には、良い意味で裏切られると思います。

Macユーザーにもなじみやすいキーボードとトラックパッド

スペースキーの左右に「英数」「かな」キーが配置されており、Macユーザーになじみのあるレイアウトです。本体と同系色のキーキャップもおしゃれで、デザインの統一感があります。

Macと同様にスペースキーの左右に"英数”・"かな"キーがあります

トラックパッドは少し小さいものの、操作感はMacBookと遜色ありません。そしてSurfaceにはタッチパネルもあるため、トータルの操作性ではむしろSurfaceの方が上と感じます。タッチパネルは指紋がつきにくいコーティングが施されており、MacBookのように触るとすぐ画面が汚れることもありません。

ディスプレイは3:2の縦長比率で見やすい

画面の縦横比は3:2で、縦に少し長くWebページや文書が読みやすいです。リフレッシュレートは120Hzで、MacBook Pro相当の滑らかさがあります。
パネルの質も含め、MacBook Airより良いです。

iPhoneとの連携・Appleサービスもつかえます

AirDropは使えませんが、Edgeブラウザの「Drop」機能でMac・Windows・iPhone・Android間のファイル送受信ができます。iCloud写真の閲覧やApple Musicも、Windows向けアプリで使えます。
最低限の連携はできます。

残念な点もある

スピーカーはMacBook Airと同程度。MacBook Proのスピーカーは段違いに良い音がするので、音質重視の方はMacBook Proに軍配が上がります。

また、ARM版のWindowsでは、AdobeのデスクトップアプリのARM対応が遅れている点は注意が必要です。Illustrator、Indesignなどをメインで使う方は、事前に動作確認をおすすめします。

モノとしての完成度は高く、MacBook Air・Proと十分に競合できる良機でした。


しかし……値上がりで競争力を失った前機種

Surface Laptop 第7世代は2024年6月の発売時、エントリーモデルが20万7,680円でした。ところが2026年現在、同じモデルが28万6,880円に値上がりしています。
+7万9,200円(+38%)という大幅な値上がりです。
原因はMicrosoftも公式に認めている世界的なメモリ(RAM)不足と部品コストの高騰、そして円安の影響です。

2026年4月の値上げ

発売当初は「対MacBookに迫る性能で完成度の高いハードウェア。この価格なら十分アリ」と思えましたが、28万円を超えると話が変わってきます。MacBook Airと比べて、わざわざSurfaceを選ぶ理由が薄れてしまいました


新機種(Surface Pro 第12世代 / Surface Laptop 第8世代)は何が変わった?

最大の進化:チップの世代交代

新モデルにはSnapdragon X2シリーズが搭載されました。前世代のSnapdragon Xと比べると、CPU性能はもちろん、GPU性能が最大+53〜58%向上、AI処理(NPU)も45 TOPSから80 TOPS(約1.8倍)に強化されています。

Surface Pro 第12世代の変更点

  • OLEDとLCDの両方が継続(前世代と同様)

  • バッテリーが14時間 → 最大15.5時間に延長

  • メモリに24GBの新構成が追加(16GB・32GB・64GBに加えて)

  • ⚠️ 人気色「サファイア」が廃止

Surface Laptop 第8世代の変更点

  • ストレージが最大2TBに拡大(前世代は最大1TB)

  • バッテリーは最大20時間をキープ(13.8インチ)

  • メモリに24GBの新構成が追加

  • ⚠️ 「サファイア」が廃止、新色「ジェイド(翡翠のような緑がかった色)」が登場

外見・サイズは前世代とまったく同じ

筐体のサイズ・重量・ポート配置は前世代と変わっていません。Surface Proでは前世代のキーボードがそのまま使えます


最上位チップ「X2 Elite Extreme」搭載モデルは出ない?

QualcommのX2世代には、今回のSurfaceに搭載されるX2 Eliteの上に、さらに強力なX2 Elite Extremeというチップも存在します。

Snapdragon X2ファミリー

X2 Elite ExtremeはすでにASUS Zenbook SORA 16などのPCに搭載されており、ベンチマークでもX2 Eliteを大きく上回る性能が確認されていますが、今回のSurfaceには採用されていません。
X2 Elite Extreme搭載の「ASUS Zenbook SORA 16」は抜群のコスパでオススメします。


「プライバシーフィルター」は法人向けだけ

少し前に発表された法人向けモデルには、画面に内蔵されたプライバシーフィルターがあります。ボタン1つで横から画面が見えにくくなる機能ですが、今回の一般向けモデルには搭載されていません。


そして価格……新機種はさらに高い

新モデルの日本価格は以下の通りです。

さらに高くなった・・

前機種の発売時価格(20万7,680円〜)と比べると、約8万円以上高いスタートです。

前機種でさえ値上がり後は競争力が薄れたと感じていたのに、新機種はさらに上の価格帯からのスタートです。モノが良いとはいえ、MacBook Air(M4)が18万4,800円〜であることを考えると、価格面での優位性はほぼありません。

モノとしての完成度は間違いなく上がっています。でも、この価格では「Mac並みに使える」という最大の魅力が消えてしまいます。

日本ではOffice(Microsoft 365)が同梱されているため、すでにMicrosoft 365を契約しているユーザーは使わないソフトにも料金を払わされる点も変わっていません。


まとめ

前機種のSurface Laptop 第7世代は、発売当初の価格であれば「MacBook使いにもおすすめできる良機」でした。しかし値上がり後はその魅力が薄れ、新機種はさらに高い価格からのスタートです。

性能・完成度は本物。でも価格が追いついていない——それが正直な感想です。


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