6/8はX68000の日!【その1】思い出の品を整理してみた
今年もまた、あの特別な日が近づいてきました。そう、6月8日は「X68000の日」です。
シャープが生んだパーソナルワークステーション「X68000」に思いを馳せるこの時期、ふと思い立って手元にある関連グッズを整理してみました。
X68000との出会い——憧れのマシン
1987年、初代X68000が発売されたとき、私は中学生でした。
あのツインタワーの筐体、アーケードゲームを完全移植したという衝撃の映像。雑誌のページをめくるたびに「これが欲しい!」という気持ちは膨らむばかりでしたが、当時の価格は369,000円。それにモニタを加えると50万円コースでした。モニタは水平周波数 15KHz、24KHz、31KHzに対応する必要があり、SHARP純正モニタかNEC PC-TV45xシリーズが対応していましたが、手持ちのPC-88用のモニタは対応していませんでした。中学生の私にはどうにもなりません。ただ指をくわえて眺めるしかない、憧れのマシンでした。
ついに手に入れた——X68000 EXPERT II
それから3年後、ようやくX68000が我が家にやってきました。親に買ってもらったX68000 EXPERT II(CZ-603C)です。
初代から数えて4代目にあたるモデルですが、初代から基本性能は変わっていません。とはいえ、当時あこがれだったX68000を手に入れたのはうれしかったです。あの日から、私のX68000ライフが始まりました。
その後の遍歴——コンパクト、そして初代へ
EXPERT IIを使い込んだ後、安売りされていたX68000 Compact XVIを入手しました。5インチFDDから3.5インチFDDになり、その名の通りコンパクトにまとめられた筐体は、それはそれで気に入っていました。
そして最後に、中古でついに初代X68000を手に入れました。1987年発売のあの機体を、発売から何年も経ってようやく手にしたわけです。憧れ続けた初代を手にしたときの感慨は、ひとしおでした。
全体像:色褪せないX68000の記憶
そんな長い付き合いの中で手元に残っているグッズたちです。
というか、ほとんど残っていません・・・

キーボードカバー、EXE会員証電卓、そしてシステムディスクのケース。本体は手放してしまいましたが、これらの品々がX68000との記憶を今に伝えてくれています。
輝くゴールドのロゴ:キーボードカバー

上品な質感のキーボードカバー。右下には、燦然と輝くゴールドの「X68000」ロゴがあしらわれています。このロゴを見るだけで、あのツインタワーの筐体が目に浮かびますね。大切なキーボードをホコリから守るための、ユーザー愛にあふれたアイテムでした。
今は、X68000Zのキーボードカバーとして活躍しています。
レアアイテム:exe会員の会員証電卓

こちらは、当時の会員組織「EXE クラブ」の会員証を兼ねたカード型電卓です。表面には「X68000」と赤い「SHARP パーソナルワークステーション」の赤い印字。


裏面には”黄金のグラフィックスを持ったX68000”の象徴”ツタンカーメン”と、「MEMBER'S No.」が記載されています。会員番号は今さら個人情報にも紐付いていないだろうから晒してしまいますが、"048180"。
原点にして頂点:初代X68000のシステムディスクケース

最後は、FDDのケース。これは初代X68000のシステムディスク(5インチFDD)が収められていたものです。
黒と赤の鮮やかなラベルには、以下のように書かれています。
•システムディスク
•グラディウス
•日本語ワードプロセッサ
•辞書ディスク
X68000といえば、やはりアーケード完全移植と謳われた『グラディウス』が同梱されていた衝撃が忘れられません。『グラディウス』が同梱されていたのは、初代X68000だけです。
右下に小さく記された「MADE IN JAPAN」の文字もいいですね。
後悔と感謝
正直に言えば、本体を全て手放してしまったことを今でも後悔しています。EXPERT II も、compact XVIも、初代も——それぞれに思い出があり、手放すべきではなかったと感じています。
それでも、こうしたグッズが手元に残っていることで、当時の記憶が蘇ります。
X68000は、SHARPのポケットコンピュータ(ポケコン)とともに、プログラミングを学ぶのに非常に良いマシンでした。ポケコンでBASICの基礎を覚え、X68000でより本格的なプログラミングへと踏み込んでいく——そういった道筋を歩んだ人も多かったのではないでしょうか。単なるゲームマシンにとどまらず、ユーザーを「作る側」へと引き込む力が、このマシンにはありました。
6月8日の「X68000の日」まであと少し。引き続き【その2】以降でも、X68000にまつわる記憶をたどっていきたいと思います。
