浮世絵鑑賞ができる亀戸のお蕎麦屋さんに行ってきました
癒しのお蕎麦屋 前野屋さん
浮世絵鑑賞をしながらお蕎麦とお酒が楽しめる神スポット、亀戸3丁目普門院裏の「旬香庵 前野屋」(亀戸3-23-10)に行ってきました。

ここに来たらじっくり浮世絵を味わいたいので、
昼ですが飲みます笑


もりそばを大盛りにして、冷酒のお供に大好きないか天をオーダー。いか天は塩で食べます。
店内には浮世絵がずらり
お蕎麦を待っている間に席の浮世絵をチェックします。

え、ちょっと待って。
四代目市川小団次さんじゃあないですか!
「亀戸町のお為さん」を読んでくださった方ならおわかりかと思いますが、小団次さんは七代目市川団十郎(五代目市川海老蔵)が子役時代の米蔵の時から米と呼んで可愛がっていた市川家の大事な門人です。
さらに九代目市川団十郎が初代河原崎権十郎だった頃の指南役に任命され、権十郎に成田屋の芸を仕込んだ人でもあります。
しかも絵師は、亀戸の三代豊国でした。

この席に座ったのも何かの縁かもしれません。前野屋さんは定期的にテーマを変えて展示されていますが、今回のテーマは蕎麦屋でした。

歌舞伎の演目にはそば屋が登場する場面が多々あります。その様子を描いた浮世絵を展示しています。
盛り上がっているところにお蕎麦到着。空きっ腹に冷酒で酔いそうなのですぐに食べます。

八代目市川団十郎の浮世絵みっけ
なんと、正面にイケメン八代目市川団十郎が見えます。イケメンなのですぐにわかります。
※ぼやけていてすみません。気になる方はぜひ展示テーマが変わる前に前野屋さんへ行かれてください(いつ変わるかはわかりません)。

よく見たら私の席の近くの柱にも八代目団十郎さまがいらっしゃいました。

嘉永6年に中村座で演じた、そば屋南与兵衛役の団十郎です。
役者絵は美人画と違い、人が特定できるのが面白いところです(絵師が違っても、この役者はこう描くというルールがあります)。誰だかわかれば、当時の状況がわかる歌舞伎関連の文献はたくさんあるので、当時の背景を知った上で楽しむ事ができます。
例えば嘉永6年の八代目団十郎は、上方の先輩役者との軋轢や座長としての重圧、実力不足のまま人気だけが上がっていく焦り、膨れ上がる借金対応など、あまり楽しいとは言えない状況でした。そんな中演じた南与兵衛です。その時の彼の気持ちに寄り添いながら、しみじみお蕎麦を味わいます。
大変だったね...。
余談ですが、この八代目団十郎を見ているとなぜか坂口健太郎くんを思い出します。
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