見出し画像

【科研費】経験ゼロからの申請書 ~研究活動スタート支援~


1.「研究活動スタート支援」の時期が近づいてきました!

間もなく新年度。科研費種目「研究活動スタート支援」の申請時期が近づいてきました。
例年、5月の連休明けに申請締め切りとなるこの科研費種目ですが(※学内締め切りは4月中に設定されていることが多いのでご確認ください)、初めて科研費を申請する人や、出産・育児等のブランクにより前年秋に科研費申請資格がなかった人のための種目です。
筆者自身も大学に着任して間もなく、あわてて申請書を書き始め、学内の科研費担当の方に無理を言ってギリギリまで待っていただき(すみませんでした)、ゴールデンウイーク前半までブラッシュアップ漬けの日々だったことが思い出されます。

2.「研スタ」の概要

日本学術振興会のホームページでは、「研究活動スタート支援」(以下、研スタ)について、以下のように記載されています。

研究機関に採用されたばかりの研究者や育児休業等の取得又は未就学児の養育から復帰する研究者等が一人で行う研究
1~2年間  300万円以下(研究期間が1年の場合は150万円以下)

昨年度は、3月1日に「令和7(2025)年度科学研究費助成事業(研究活動スタート支援)の公募について」というページが公開されていますので、本年度も同時期に情報が更新されるものと考えられます。
※それまでは、参考情報として前年度のページが閲覧できます。

また、前年度の公募期間は、
令和7 (2025) 年3月1日(土)~5月8日(木)午後4時30分(厳守)

とあり、ゴールデンウイーク明けが日本学術振興会への申請締め切りとなっています。先述の通り、学内締め切りは早め(4月中など)に設定されており、科研費担当者によるチェックが入るケースが多いと思います。

3.「研スタ」の実情?

研スタの採択率は、約40%と言われており、科研費全体の採択率(約30%)よりも高い傾向にあります。
先述の通り、そもそもこの種目に申請できる人が限られている上に、平均よりも高い採択率とあって、該当する人にとっては非常に大きなチャンスであると言えるでしょう。
また、これはURAの方や共同研究者から聞いた話となりますが、「研究活動スタート支援」という名の通り、新たに研究を立ち上げる研究者を軌道に乗せるための支援制度という位置付けであることから、

  • 過去の業績はそこまで問われない

  • 完成されたテーマでなくてよい

  • 将来的な伸びしろを評価してくれる

といった要素が強いようです。

そこで、「研究活動スタート支援」採択の道へと、一歩でも近づくための筆者なりのノウハウをお伝えできればと思い、以下に記述させていただきたいと思います。
なお、本内容は、これまでお世話になったURAの方や、共同研究者の方からご指導いただいた内容も含まれています。
分野やテーマの事情により、必ずしも当てはまらない部分もあるかと思いますが、少しでもお役に立てればと思っています。

4.研究計画調書の1ページ目は超重要

では、実際の研究計画調書の様式にもとづいて、書くべき内容を検討していきましょう。
ここでは前年度の様式を使用していますので、実際に執筆する際には最新の様式をご確認ください

ここから先は

2,075字 / 2画像

¥ 300

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?