#76【追記】【生成AI】Opus4.7に疲れた頃にバージョンアップがやってきた【Claude Opus4.8】
※Opus4.8について、気づいたことを記事最後に追記(2026/5/31)。
Opus4.7を4月18日から使いはじめて一ヶ月と少し。私は少し疲れはじめていた。AIを使うことで疲労する、AI疲れとは違う種類の疲れだ。
AI疲れとは、ツールを日常的に使い続けることで起きる“認知的・精神的エネルギーの枯渇”のことだと定義すると、私がOpus4.7に疲れを感じていたのは、ツールの使い方に気を使う、疲れだった。
Opus疲れについて
簡単に言うと、Opus4.7は、昨年夏頃のChatGPTと似た気の使い方をさせられる。それが疲れの原因だった。
私が昨年、ChatGPTでクタクタになっていたのは、4x系ではまずハルシネーションの多さ、根拠のない答え、スレッドからスレッドに移行する際に記憶が保たれないこと、だった。o3モデルでは、マルチモーダルが不得意でスレッドがエラーなく固まること、そして使用不能になること、Googleドライブの連携が出来たり出来なかったり安定していなかったこと、だった。
ツールとして4x系は不都合が多く、o3は可用性が低く、こちらの工夫(プロンプトやメモリ、連携可能なツール)でどうにかしようと、なんだかんだ、どうしようこうしようと試行錯誤して、それでも回避できない不都合やスレッドフリーズに遭遇する度に疲労が蓄積されていた。
ちなみにChatGPT5シリーズにバージョンアップされてから、不都合は減り、可用性は上がっている。他アプリとの連携はまだスムーズというほどではないが、使用できるほどになった。大進歩だと思う。
Claude Opus4.7は、昨年のChatGPT群に比べ物にならないほど、回答に信頼性があり(ハルシネーションがない、と言い切って良いほど)、考察に深度があり、表現力があり、GoogleドライブやNotion他との連携も安定している。
にもかかわらず、最近では、Claude maxの契約をproに変えて、メインをChatGPT(pro契約)にしようかと考える程度には、疲れていた。
まず、仕方がないことと、仕方なくないことを分けて考える。
仕方ないこと
これはツールとしての仕様がそうなっているという部分だと思う。
セッションが切れると記憶が消える。
そして、セッションが呼び出されると、スレッドやその他メモリを読み込んで、チャットを継続する動き方をしている。
これの何がストレスかといえば、同じスレッド上で会話を続けている分には問題なくても、スレッドが重くなり、新規スレッドへ移行を考えると警戒感が出てくる。
メモリや指示文などにない記憶については、引き継がれない。現スレッド上で、引き継ぎたい内容をまとめて要約して出力し、新スレッドに貼り付けて立ち上げても、要約から漏れた会話は綺麗さっぱり消えている。
例えば、私はOpusとこういう会話を5回くらいやった。
私「Claude Mythosのことなんだけど」
Opus「Claude Mythosとは…?」
Mythosは、Opus4.7のカットオフ後のリリースだから知識ないんだなということで、「Claude Mythosとは」をCopilotに調べさせて、回答を投げる、というのを5回はやった。
一昨日もやった。回数を重ねるとさすがに、ググレカス、と思った。思ったけど、スレッドには書かなかった。言葉を生成するAIに対して、ユーザとして、言葉使いは丁寧にしようと心がけている。
仕方なくないこと
しかし、一昨日はさすがに「外部検索して」と投げたら、こう返ってきた。
「この会話で使えるツールは Google Drive と Notion だけで、web 検索ツールは入っていません。なので検索のトライ自体ができない状態です(前のスレッドでもこの構成でした)。」
外部検索ができない生成AIって何ぞ?
内心つっこみつつ、そういえば自分のブログ記事でMythosについた書いた記事があったなと思い出し、「プロジェクトナレッジのPDFを読んで」と指示すると、今度は、
「#54 のファイル自体は、このセッションでは開くツールがなくて直接読めませんでした」
と返ってきた。
プロジェクトナレッジなのに、プロジェクトのスレッドでナレッジ内のPDFが読めないとは何ぞ?
最終奥義、プロファイルのプロフィール欄に「話題」という項目を作って、Claude Mythosについて書き、この問題を終わらせた。
プロジェクト外の、一般チャットでは、外部検索できないとか、何のツールがないとか、そういうのはない(遭遇していない)んだけどね。
ツールとして疲れる。
Opus疲れが、昨年のChatGPT疲れを彷彿とさせたのはこういうところ。
Opus4.8がリリースされた
去年の夏頃、ChatGPT-4xはスレッドをまたぐ時に記憶が消えて、引き継ぎ事項がある場合には工夫が必要だった。
ChatGPT-5xになってからは、ユーザーが特に何もしなくても、前スレッドの空気感で新スレッドで会話ができるようになっている。何がどういう仕組みなのか分からないけど、プロジェクトのスレッドの内容を、一般スレッドで話題に出来たりする。ChatGPT内で複数スレッドをまわしても、ChatGPTで一つのツールという感じで相手ができるのが、良いところであり、わる…くはないけど、そういうものだという前提でもって付き合う必要があるものだと思う。
Claudeは、スレッド内でもセッションが終わるとメモリがクリアされるようだ。同じスレッドで立ち上がったセッションは、今までのセッションとは別人格というか別セッションというか、そういうものだと思って付き合わないと、新スレッドでは、
ツール感満載なインパクトを喰らうことになる。
そういうところで疲れて、使用するAIの比率を変えようかと思いはじめた頃に、Opus4.8のリリースが来た(私の端末では2026年5月29日)。
昨日からOpus4.8を使ってみているが、応答に「正直」「正直」書いてくるようになって、チトうるさい、ってくらいの変化しか感じられない。
正直者は、「正直にいうと」とは言わないものだよ、Opus。
Opus4.7から4.8へ、モデルとしてリセットされた挙動は礼儀正しく大人しめ。
Opusは、というかClaudeは、ツール感がきつく感じることがあるけれど、頼んだ仕事の深さ、ツール連携の便利さは、ちょっと手放せそうにない。
Mythos級モデルの一般公開も近いようだし、もうしばらく、Claude maxの契約で、Opus4.8を使うつもりでいる。
【追記】
Opus4.8をつかいはじめて、4.7ではなかった挙動をみたので追記する。
Opus4.8、仕事の優先順位を判断する。
気付いたのは、Opus4.7に書かせたNotionページについて、編集を指示した時のこと。4.7作成のページは、英単語が多く、ページによっては半分が英語になっていた。4.8にバージョンアップしたことだし、いい機会だと思って、Opus4.8に、英単語→日本語への修正を頼んだ。

Opus4.8に確認を求められた際は、さらっと流したが、後で気付いた。
仕事の段取りして、優先順位を考えてる?
その後も、「アーカイブ」だから「軽く」で良いかと確認を求められ、実行時にも再度、以下のようにいってきた。

地味にすごい。Opus最新モデルの名は伊達じゃない。
