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おばさんって言ってごめん【シチュボ】

これは、よくある話。
けれども、謝りたくても謝れない話。
おばさんて、言ってごめん。

僕には、10歳年上の親戚のお姉さんがいる。
小さい頃から親戚の集まりのために面倒を見てもらって、僕からはすごく年上の大人なお姉さんとして見えていた。
僕は、親戚の集まりのために子供だけでいる時間に、親戚のお姉さんが面倒を見てくれたというか、一緒に遊んでいてくれたんだ。
お姉さんはいつも優しくて、僕を甘やかしてくれて、時折からかいに行ったり、時折抱きつきに行ったり、とにかく僕はそのお姉さんが大好きで、会えるのがすごく嬉しかった。
僕はその時、5歳から8歳ぐらいの間、お姉さんはその時、15歳から18歳の間、お盆とお正月の親戚の集まりのたびに会って話して、一緒に遊んで、とっても幸せだった。
けれど、親戚のおばさんが赤ちゃんを産んで、僕は親戚の中でもお兄ちゃんという扱いになった。
子どもたちで遊んでなさいと、お父さんお母さんおじさんおばさんに言われて遊んでいたんだが、その時お姉さんは僕に構ってくれなかった。
小さな親戚の子にばかり構うので、つらかった。
ついには

「悠人くんは、お兄ちゃんでしょ。ちょっと我慢しててね」

と言われてしまい、 僕は癇癪を起こして、お姉さんに、

「おばさん! 」

と怒ってしまったのだ。

僕は、その親戚の集まりが終わった後、怒りから覚めると、 お姉さんに申し訳なくて、次会った時謝ろうと強く思った。

けどお姉さんは、それから親戚の集まりに顔を出さなくなった。

受験や就活やらが始まったとかで、それからずっと顔を見せずだった。

僕は、15歳、16歳、17歳、18歳になって思う。

僕は、あの時のお姉さんほど、できた人物じゃない。
あの時のお姉さんがどれだけしっかりとした大人だったかわかる。
けど、そんなにちゃんとした大人でもない。
やっぱりこの年代はまだ子供だ。
なのに、大好きなお姉さんに、「おばさん! 」なんて言ってしまった自分が、後悔しかない。

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