メソポタミアの神々と空想動物 (MUSAEA JAPONICA)
メソポタミアの神々と空想動物 (MUSAEA JAPONICA)
メソポタミア文明の名は、ほとんどの日本人が、知っているでしょう。世界史の教科書に、必ず出てきますからね。
とはいえ、教科書には、とおりいっぺんのことしか、載っていません。メソポタミア神話の内容や、民間伝承に登場する空想動物については、詳しい人など、非常に少ないでしょう。
本書には、メソポタミアの神話、宗教的なシンボル、空想動物、宗教的儀礼などが、紹介されています。
図版が多いので、わかりやすいです(^^)
メソポタミアの神話については、日本語で、いくつもの解説書が出ています。
けれども、メソポタミアのシンボルや、空想動物についてまで、まとめて紹介している本は、とても少ないです。本書は、貴重な資料です(^^)
メソポタミアのシンボルや、空想動物なんて、日本には関係ないと思いますか?
じつは、そうでもありません。
例えば、日本でお寺の記号として知られる卍【まんじ】は、古代メソポタミアに起源があります。また、ファンタジーによく登場するグリフィンも、メソポタミアに起源を持つ空想動物です。
シルクロードを通じて、メソポタミアと日本とは、つながっているんですね。
以下に、本書の目次を書いておきますね。
はじめに
古代メソポタミアの遺跡と年表
第1章 メソポタミアの神々
・メソポタミアの神々
世界の始まり
[創造の神々]
ナンム/アブズ(アプスー)/アン(アヌ)/エンキ(エア)/イシムド(ウスム)/
アサルルヒ/エンリル/ニンリルまたはスドゥ(ムリッス)/ヌスク/ニヌルタ/
など
[天体の神々]
ナンナ スエン(シン)/ニンガル/イナンナ(イシュタル)/ウトゥ(シャマシュ)/
シェリダ(アヤ)
[農耕狩猟の神々]
ダガン/シャラ/ニサバ/シャッカン
母神と人間の創造
[母神]
ニンマフ/ニンフルサグ(ニントゥル、ダムガルヌンナ、ニンシキラ)/ニンスン
[英雄たち]
ルガルバンダ/ギルガメシュ/シドゥリ/エタナ/アダパ
死後の世界
[地下世界の神々]
エレシュキガル/グガルアンナ/ヌンガル/ナムタル/ネルガル/ニンアズ/
ニンギシュジダ/ドゥムジ/ゲシュティンアンナ
個人神・守護神
[個人神・守護神]
ガトゥムドゥグ/イラバ(イルアバ)/アンヌニートゥ/グラ/ニンイシンナ/
ダム/ルラルとラ・タラーク/ラフム/ラマ(ラマッス)/イシュム/ニンシュブル
[神々の生活]
聖なる丘(ドゥク)/神々の会議/神々への手紙/神々の印章/
神々の飲食物/神々の随獣/神々の旅と行幸/神々の戦車/神々の船
第2章 シンボル
・シンボル
三日月/太陽円盤/七つの点/星/稲妻/虹/卍(スワスティカ)/十字形/
手/「イシュタルの手」/有翼円盤/ニンガルの眼/裸形の女性/鳥/
など
第3章 精霊・悪霊・空想動物
・精霊・悪霊・空想動物
七悪霊(セベットゥ)/七精霊(アプカル)/七神/ガラ(ガルー)/ラハマ/精霊/
イムドゥグド(アンズー)/アサグ(アサック)/ギディム/ティアマトの怪物/
など
第4章 宗教儀礼
・宗教儀礼
神殿と供物
メソポタミアにおける神殿/ジッグラト/バベルの塔/祭壇/神像/小像/
神官/神への供物/奉献/動物の供犠
祭儀と呪術
豊穣儀礼/新年祭/聖婚/人間の供犠(殉葬)/建築儀礼/呪術/祈祷文/
潅奠【かんてん】/浄化/球果と手桶/香/油を注ぐ儀式/病気と医療/
など
美術館・博物館紹介
コラム
運命の粘土板「メ」
ディルムン
洪水伝説
王の神格化
バビロン
眼と眼の偶像
数字
クドゥル
テル・ブラク遺跡
善と悪
ドラゴン 東西で異なる性格
酒
神・精霊なのか、扮装した人間なのか
右と左
