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【宝物3割・黒歴史7割】③:読めるのに話せない!「要約」で脳がショートした朝

日曜日のお供に、ちょっと特別な企画をご用意しました! 普段は日々のレッスンでの失敗談をお届けしていますが、6月は【日曜限定】で私の「過去ノート」を大公開する全4回の連載をお届けしています。



第1回は事実しか言えない「ロボット時代」、第2回は表現欲求が爆発してB5ノートから「はみ出した付箋」をご紹介しました。

少しずつ会話の楽しさに目覚め始めた私でしたが、2024年の2月、オンライン英会話における「高すぎる壁」に激突することになります。それが「デイリーニュースの要約」です。

実はこの「要約」、お馴染みのケビン先生とのレッスンでしか行われない、いわば特別メニューでした。しかも、最初の頃はそんなメニューは存在しなかったのです。

ある日のレッスン中、いきなりケビン先生がこう言いました。 「Masa、この記事何が書いてあった?教えて」

突然のフリに私は大パニック。「えっとね、えっと。あー難しいなあ」としか言えませんでした。すると先生はこう続けたのです。 「Masaはしっかり自分でわからない単語を調べたり、音読の練習もしているから、わざわざレッスン時間にしなくてもいいよ。だから次のレッスンからは、記事に何が書かれているのか、自分の言葉で説明して」

先生からの信頼が嬉しくて、「わかったよ。やってみる!」と軽く引き受けてしまった私。しかし、翌朝から地獄のようなどん底の日々が始まります。

予習時間が、全く足りないのです。 英文を読んで、内容は理解できる。でも、それを「自分の言葉で説明する」ということが全くできない。

当時の私の苦悩が、そのまま文字になったかのようなノートがこちらです。

2024年2月某日の予習ノート

ご覧の通り、左ページに日本語がびっしりと書き込まれています。 ケビン先生に要約を伝えるため、わからない単語を必死に調べながら、なんとか英文を日本語に翻訳した跡です。

でも、これは「要約」ではありません。ただの「全文和訳」です。 全部を日本語に訳してしまうことによって、記事が結局何を言いたいのか、どこにフォーカスしているのか、さっぱりわからなくなってしまっているのです。

一応、自分なりに「ここが重要そうだぞ」と思った箇所を赤いボールペンでぐるっと囲んではいます。しかし、いざレッスンが始まると、この赤い丸で囲った部分を英語で説明することが全くできませんでした。

「要約して」と言われるたびに脳がショートし、言葉に詰まる。毎朝、このデイリーニュースの予習作業に恐怖すら感じていました。

思い返せば、この時代が一番大変で、一番辛かったかもしれません。なんなら、全く英語が喋れなくてひどく凹んだ「人生1回目のレッスン」の時よりも凹んでいました。

今の私なら、当時の自分にこう言ってあげたいです。 「全てを日本語に翻訳するという、無駄なことに時間を費やすのはやめなさい!」と。

この一番辛かった迷走期を通して、私は「文章を読み解く」ということの本質を知りました。 それは、すべての英文を他言語へ正しく翻訳する訓練ではありません。記事を読んで、「私という人間が何を感じ取ったのか」を言語化すること。それこそが、ケビン先生が私に求めていた本当の「要約」だったのです。

思い返せば、私がどれだけ的外れで迷走した要約を読み上げても、ケビン先生は一度も「それは違う」とか「もっとこうしなきゃダメだ」と否定したことはありませんでした。ただじっと、私の言葉に耳を傾けてくれていたのです。
不器用な私が「自分の言葉」を見つけ出すまで、先生はずっと根気よく待ってくれていたのだと思います。

さて、この「要約恐怖症」で毎朝半泣きになりながら迷走していた私ですが、実はこのノートの別のページに、「現在の私」へと繋がる小さな、けれど確かな『予兆』がひっそりと残されていました。

【次回予告】
次回はいよいよ最終回(第4回)! 全文和訳で脳をショートさせていた私のノートの隅に書かれていた「謎の赤ペンメモ」。それが、今の私の「完璧を目指さない英会話スタイル」を切り拓く鍵でした。


2024年2月某日の予習ノート


「台本」から「対話」へ。 私の『失敗図鑑』の原点とも言えるエピソードをお届けします。来週の日曜日も、どうぞお楽しみに!


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ながっち | 英語の「失敗図鑑」更新中 読んでいただきありがとうございます。英語学習の励みになりますので、もしよろしければ応援していただけると嬉しいです。