じぃじ、AIで曲を作る。孫に褒められて、ちょっと調子に乗った話
MTRから始まってDTMにDAW。
この並びでピンと来る人は、たぶん同世代だと思う。カセットに録って、何十時間もかけて一曲を仕上げていたあの頃。
それが今や、AIで音楽ができる時代だ。
「数分で曲ができる」なんて聞いても、最初は半信半疑だった。
でも実際に触ってみると、驚いた。あれだけ時間をかけていた作業が、本当に一瞬で形になる。
どうせやるなら、目的はひとつ。孫に「じぃじ すごい!」と言わせたい。
そんなわけで、AI音楽生成を使って一曲作ってみた。
タイトルは「じぃじは最強」。
サビの歌詞だけを自分で考える。曲の雰囲気などをチャットGPTに投げかけてプロンプトを生成してもらう。それをSunoに貼り付けて楽曲を生成するのだ。納得がいくまでプロンプトを書き換えて曲が完成。
いいじゃん!
さっそく孫に聴かせてみる。
すると返ってきた言葉は、「じぃじ おもしろい!」
オレが作りたい曲とは少し違うけど、悪くない。
孫は気に入ったらしく、しばらくすると口ずさみ始めた。
自分の作った曲を、誰かが歌ってくれる。
素敵なことじゃないか。
・・・ただ、現実はそんなに甘くない。
普段のじぃじはというと、ゲームではボコボコにされる側だ。
スマブラでは完膚なきまでにやられ、マイクラでは完全に子分扱い。
そんなじぃじに対して、容赦のないリクエストが飛んできた。
「じぃじは最弱の曲も作って」
来たか・・・
というわけで、次は「じぃじは最弱」。
どうせなら、オレが本当に作りたい80年代のパンク風に挑戦してみる。
ところがこれがなかなか難しい。どうしても歌謡曲っぽくなってしまう。プロンプトをいじって、試して、またやり直して。昔みたいに何十時間とはいかないけど、ちゃんと試行錯誤はある。
そうして、ようやくイメージに近い一曲ができた。
これ、イカしてる!ギターのリフがカッコよくないか!
再び孫に聴かせると、またしっかりウケた。
「じぃじ めちゃおもしろい!」
思えば、使う道具はずいぶん変わった
でも、やってることはそんなに変わっていない気がする。誰かに聴かせたくて、ちょっと驚かせたくて、できれば感動してほしくて。
そのために、あれこれ試してみる。
ただひとつ変わったのは、時間の使い方かもしれない。昔は曲を作るのに時間をかけていた。今は、誰かと楽しむために時間を使える。
AIで曲を作れるじぃじ。
それが「すごいかどうか」は分からないけど、少なくとも、孫と一緒に笑える回数は、ちょっと増えた気がする。
t.k
